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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2025年4月号 No.237 ━━━
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~ 目次 ~
1) 行事予定 — [5/1 開催] 第3回精密無機材料化学研究セミナー
2) 行事予定 — [6/13 開催] 第44回光がかかわる触媒化学シンポジウム
3) 行事予定 — [7/19~21 開催] 第7回半導体シリサイドと関連物質に関する
アジア太平洋国際会議(APAC-Silicide 2025)
4) 受賞報告 — 「小澤・吉川記念賞」を受賞
5) 受賞報告 — 令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞
6) 受賞報告 — 化学工学会 第55回秋季大会 粒子・流体プロセス部会
「シンポジウム賞(奨励賞)」を受賞
7) 受賞報告 — 第27回化学工学会学生発表会「優秀賞」を受賞
8) 受賞報告 — 化学工学会第90年会「優秀学生賞」を受賞
9) 受賞報告 — 「化学専攻賞」を受賞
10) 受賞報告 — 9RCCS 2025「Best Poster Award」を受賞
11) 研究成果 — 反強磁性準結晶の存在を初めて明らかに!
~周期を持たない長距離反強磁性秩序を発見~
12) 研究成果 — バルクでは磁石につかない物質を原子層厚の薄膜で磁石に変換
~次世代スピントロニクスへの応用に期待~
13) 研究成果 — 次世代形状記憶合金の原子配列と原子の動きの観察に成功
~より高性能の合金開発の指針に~
14) 研究成果 — 高輝度放射光を用いて高温超伝導体中の電子の振動を解明
~超伝導発現機構の解明や転移温度を高める手がかりになると期待~
15) お知らせ — 2025年度 新人歓迎会を開催しました
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1) 行事予定
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
第3回精密無機材料化学研究セミナー
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
2025年5月1日に精密無機材料化学研究セミナーを開催します。是非ご参加
ください。

演題:Nanocluster Catalysis: Breaking Conventions Through Machine Learning
and Artificial Intelligence
講師:Biswarup Pathak (Department of Chemistry, IIT Indore, MP, Indore 453552)
日時:2025年5月1日(木) 10:00-11:30
場所:多元物質科学研究所 材料物性棟1号館(南総合研究棟Ⅱ) 4階 セミナー室
https://www.tohoku.ac.jp/map/ja/?f=KH_E03
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_event/20250402-atomically/
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2) 行事予定
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第44回光がかかわる触媒化学シンポジウム
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
2025年06月13日に開催予定の「第44回光がかかわる触媒化学シンポジウム」
では、光触媒による水分解や二酸化炭素還元などの人工光合成、環境浄化や色
素増感太陽電池など、光がかかわる触媒化学について基礎的なものから、環境
・エネルギー問題への応用にいたるまで、幅広くテーマをとりあげます。通常
の「一般講演」と研究室等における最近数年間の研究の進展についてお話しい
ただく「総合講演」の2種類の口頭講演、および、ポスター発表を基本としてい
開催します。
日にち:2025年06月13日(金)
場所:東北大学 片平さくらホール(仙台市青葉区片平二丁目1-1)
※オンラインとのハイブリッド開催
申込締切:2025年06月02日(月)
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_event/20250403-light/
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3) 行事予定
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
第7回半導体シリサイドと関連物質に関する
アジア太平洋国際会議(APAC-Silicide 2025)
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
2025年07月19日~21日、東北大学片平さくらホールにおいて「第7回半導体
シリサイドと関連物質に関するアジア太平洋国際会議(APAC-Silicide 2025)」
が開催されます。

日にち:2025年07月19日~21日
場所:片平さくらホール(仙台市青葉区片平二丁目1-1)
申込締切:2025年06月06日(金)
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_event/20250409/
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4) 受賞報告
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「小澤・吉川記念賞」を受賞
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笠井研究室の岡弘樹准教授が、公益信託 小澤・吉川記念エレクトロニクス
研究助成基金「小澤・吉川記念賞」を受賞しました。

受賞題目:
「有機半導体の高移動度化に向けた分子配列制御法の開発」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20250326-kasai-lab/
◆笠井研究室(有機・バイオナノ材料研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kasai/
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5) 受賞報告
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令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞
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小俣研究室の鈴木一誓講師が令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰に
おいて若手科学者賞を受賞することが決まりました。科学技術分野の文部科学
大臣表彰「若手科学者賞」は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高
度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者個人に
対して、文部科学大臣より授与されるものです。
受賞題目:
「環境適合型薄膜太陽電池を実現する新しい半導体材料の研究」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/2025041_suzuki-issei/
◆小俣研究室(原子空間制御プロセス研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/omata/
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6) 受賞報告
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化学工学会 第55回秋季大会 粒子・流体プロセス部会
「シンポジウム賞(奨励賞)」を受賞
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加納研究室の久志本築助教が、学工学会 第55回秋季大会 粒子・流体プロセ
ス部会「シンポジウム賞(奨励賞)」を受賞しました。

受賞題目:「粒子破壊挙動を表現するシミュレーション手法の開発」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20250410_kano-lab/
◆加納研究室(機能性粉体プロセス研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kano/
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7) 受賞報告
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第27回化学工学会学生発表会「優秀賞」を受賞
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笘居研究室の村元貴哉さんが、第27回化学工学会学生発表会において
「優秀賞」を受賞しました。

受賞題目:「銅触媒合成時のpH制御がCO2還元活性に与える影響」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20250402-tomai-lab/
◆笘居研究室(超臨界ナノ工学研究分野)
https://tomai.fris.tohoku.ac.jp/
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8) 受賞報告
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化学工学会第90年会「優秀学生賞」を受賞
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笘居研究室の高柳龍生さんが、化学工学会第90年会において「優秀学生賞」を
受賞しました。

受賞題目:「ナノ多孔質金触媒のCO2電解還元活性に及ぼす水熱反応場の影響」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/?post_type=news_award&p=13276
◆笘居研究室(超臨界ナノ工学研究分野)
https://tomai.fris.tohoku.ac.jp/
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9) 受賞報告
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「化学専攻賞」を受賞
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永次研究室の長澤瞭佑さんが、東北大学大学院理学研究科「化学専攻賞」を
受賞しました。この賞は、博士課程における研究業績が極めて優秀であると認
定された大学院生に授与されます。

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20250409-nagatsugi-lab/
◆永次研究室(生命機能分子合成化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/nagatsugi/html/
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10) 受賞報告
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9RCCS 2025「Best Poster Award」を受賞
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笠井研究室の菅野長貴さんが、福島工業高等専門学校にて開催された
9RCCS 2025において「Best Poster Award」を受賞しました。

受賞題目:
「Development of Hypoxia-activated Prodrug Nanoparticles for
Tumor-selective Drug Release」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20250409-kasai-lab/
◆笠井研究室(有機・バイオナノ材料研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kasai/
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11) 研究成果
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反強磁性準結晶の存在を初めて明らかに!
~周期を持たない長距離反強磁性秩序を発見~
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東北大学多元物質科学研究所の佐藤卓教授らの研究グループは、正二十面体
準結晶Au56In28.5Eu15.5が反強磁性を示すことを実証しました。
準結晶内では原子が規則的に配列した構造を形成していますが、その配列に
は周期性がないことが特徴です。1984年に準結晶が発見されて以来、準結晶に
おける長距離磁気秩序の報告はまったくありませんでした。2021年には、本研
究グループが強磁性準結晶の合成に成功し、世界に大きな影響を与えました。
しかし、反強磁性準結晶については、理論的にもその存在が可能か否か不明で
あり、長年の謎となっていました。そこで、本研究グループは反強磁性準結晶
の存在を明らかにすべく、約半世紀にわたる難題に挑戦しました。

論文情報:
“Observation of antiferromagnetic order in a quasicrystal”
R. Tamura, T. Abe, S. Yoshida, Y. Shimozaki, S. Suzuki, A. Ishikawa,
F. Labib, M. Avdeev, K. Kinjo, K. Nawa, T. J. Sato
Nature Physics
DOI:10.1038/s41567-025-02858-0
https://doi.org/10.1038/s41567-025-02858-0
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20250415-quasicrystal/
◆佐藤(卓)研究室(スピン量子物性研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/sato_tj/
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12) 研究成果
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バルクでは磁石につかない物質を原子層厚の薄膜で磁石に変換
~次世代スピントロニクスへの応用に期待~
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東北大学らの研究グループは、クロムを含む反強磁性体Cr2Se3に着目し、分
子線エピタキシー法によってグラフェン上にCr2Se3の二次元薄膜を成長させる
ことに成功しました。1層から3層まで膜厚を系統的に変化させた試料を高輝度
放射光X線で調べた結果、三次元の結晶では反強磁性を示すCr2Se3が、二次元に
なると強磁性へ転じ、さらに膜厚が薄いほど強磁性転移温度(TC)が高まるこ
とを明らかにしました。加えて、マイクロARPESによる電子状態解析から、グラ
フェン基板から界面を介してCr2Se3に注入される伝導電子が、この高温強磁性
の決定的な要因であることを突き止めました。
本成果は二次元材料で高温強磁性を安定化させる新たな手法を提案するとと
もに、スピントロニクスデバイスや省エネルギー素子などへの応用に道を拓く
ものとして期待されます。

論文情報:
“Spin-valley coupling enhanced high-TC ferromagnetism in a non-van der
Waals monolayer Cr2Se3 on graphene”
C.-W. Chuang, T. Kawakami, K. Sugawara, K. Nakayama, S. Souma,
M. Kitamura, K. Amemiya, K. Horiba, H. Kumigashira, G. Kremer,
Y. Fagot-Revurat, D. Malterre, C. Bigi, F. Bertran, F. H. Chang,
H. J. Lin, C. T. Chen, T. Takahashi, A. Chainani, and T. Sato*
Nature Communications
DOI:10.1038/s41467-025-58643-3
https://doi.org/10.1038/s41467-025-58643-3
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20250421-bulk/
◆組頭研究室(ナノ機能物性化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kumigashira/html/
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13) 研究成果
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次世代形状記憶合金の原子配列と原子の動きの観察に成功
~より高性能の合金開発の指針に~
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東北大学らの研究グループは、Cu-Al-Mn系形状記憶合金の原子レベルでの構
造変化を解明しました。X線吸収分光法(XAS)と第一原理計算(DFT)を用いて、
熱処理による合金内部のMn原子の動きやナノスケールの濃度ゆらぎを観測した
結果、Mn原子の移動が磁気的性質に影響を受け、形状記憶効果をもたらす規則
配列構造の形成を促すことを世界で初めて明らかにしました。
今回の成果を受け、今後、この合金の更なる高機能化に貢献し再利用可能な建
築材料等への応用が期待されるとともに、本研究で用いた手法は金属ガラスや
高エントロピー合金など複雑な金属材料の理解にも貢献すると期待されます。

論文情報:
“Chemical interactions in Cu-Al-Mn shape-memory alloy during
low-temperature aging treatment: XAS and DFT study”
Zheyuan Liang, Kakeru Ninomiya, Hiroshi Akamine, Sumio Kise,
Minoru Nishida, *Maiko Nishibori
Journal of Alloys and Compounds
DOI:10.1016/j.jallcom.2025.180158
https://doi.org/10.1016/j.jallcom.2025.180158
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20250425-alloy/
◆西堀研究室(高分子ハイブリッドナノ材料研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/nishibori/
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14) 研究成果
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高輝度放射光を用いて高温超伝導体中の電子の振動を解明
~超伝導発現機構の解明や転移温度を高める手がかりになると期待~
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超伝導とは、ある特定の温度以下で金属の電気抵抗がゼロになり、電気がス
ムーズに流れるようになる現象です。多くの超伝導体はおよそ-200℃以下とい
う非常に低い温度でしかこの性質を示さないため、より高い温度で超伝導を示
す物質が望まれる一方、超伝導の発現機構と超伝導転移温度を高める指針は解
明されていません。電気の流れや振動を詳しく調べることで、これらの課題を
解決する手がかりが得られる可能性があります。
東北大学NanoTerasuセンターらの研究グループは、-163℃で超伝導を示す銅
酸化物超伝導体のプラズマ振動の性質を解明しました。測定には、軟X線領域
の放射光を試料に照射し、跳ね返ってきた光のエネルギーを調べる共鳴非弾性
X線散乱(RIXS)を用いました。本研究は高温超伝導の発現機構に知見を与え
るとともに、QSTがNanoTerasuの共用ビームラインにて開発したRIXS装置の世
界最高水準の性能を実証するものです。

論文情報:
“Out-of-phase Plasmon Excitations in the Trilayer Cuprate Bi2Sr2Ca2Cu3O10+d”
S. Nakata, M. Bejas, J. Okamoto, K. Yamamoto, D. Shiga, R. Takahashi,
H. Y. Huang, H. Kumigashira, H. Wadati, J. Miyawaki, S. Ishida, H. Eisaki,
A. Fujimori, A. Greco, *H. Yamase, D. J. Huang, and *H. Suzuki
Physical Review B
DOI:10.1103/PhysRevB.111.165141
https://doi.org/10.1103/PhysRevB.111.165141
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20250430-plasmon/
◆組頭研究室(ナノ機能物性化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kumigashira/html/
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15) お知らせ
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2025年度 新人歓迎会を開催しました
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2025年4月17日に新しく着任・新任された教職員33名を招いた「新人歓迎会」が
さくらホールにて行われました。参加者は、積極的に自己紹介や情報交換をして
親睦を深めていました。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/20250418/
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2025年4月3日、カメイアリーナ仙台で2025年度東北大学入学式を執り行い、
5,057人(学部2,509人、大学院2,548人)が入学しました。
2025年 東北大学 入学式の様子:
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/entrance/2025/
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_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室
_/ tagen-news[at]tumail.tohoku.ac.jp
_/ ([at]を@に置き換えてください)
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