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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2023年11月号 No.220 ━━━
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~ 目次 ~
1) 受賞報告 — JMST2023「Excellent Article Award」を受賞
2) 受賞報告 — ISNAC2023「Ohtsuka Award」を受賞
3) 受賞報告 — 第61回日本生物物理学会年会「学生発表賞」を受賞
4) 受賞報告 — 電気化学会東北支部 第36回東北若手の会「若手講演賞」を受賞
5) 研究成果 — コヒーレントX線を用いた二つの計測手法の融合
~不均一な運動の解析がナノスケールからマイクロスケールで可能に~
6) 研究成果 — リチウム空気電池用カーボン正極の高容量とサイクル寿命の両立に成功
~重さがリチウムイオン電池の数分の1になる次世代畜電池実用化に期待~
7) 研究成果 — 反強磁性体に隠れた質量ゼロの電子を初めて観測
~省エネルギー技術や量子デバイスへの応用を拓く~
8) お知らせ — 東北大学―メルボルン大学 国際連携ワークショップを開催しました
9) お知らせ — 「多元研で活躍する女性研究者紹介」を公開
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1) 受賞報告
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JMST2023「Excellent Article Award」を受賞
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殷教授らの論文がTop 1%論文(Scopus, SciVal)に選出され、
JMST2023「Excellent Article Award」を受賞しました。
受賞題目:
「SnO-SnO2 Modified Two-Dimensional MXene Ti3C2Tx for
Acetone Gas Sensor Working at Room Temperature」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20231116-2/
◆殷研究室(環境無機材料化学研究分野)
http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/yin/
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2) 受賞報告
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ISNAC2023「Ohtsuka Award」を受賞
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永次研究室の山野雄平さんが、国際会議 ISNAC2023において、
「Ohtsuka Award」を受賞しました。
受賞題目:
「Abasic site generation in nucleic acids by photo-catalytic reaction」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20231116/
◆永次研究室(生命機能分子合成化学研究分野)
http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/nagatsugi/html/
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3) 受賞報告
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第61回日本生物物理学会年会「学生発表賞」を受賞
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南後研究室のAtika Nur Rochmahさんが、第61回日本生物物理学会年会にお
いて、「学生発表賞」を受賞しました。
受賞題目:
「Structural Dynamics Study of a Bacterial Diterpene Cyclase CotB2 during
Enzymatic Reaction」
◆詳しくは下記をご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20231117/
◆南後研究室(量子ビーム構造生物化学研究分野)
http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/nango/html/
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4) 受賞報告
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電気化学会東北支部 第36回東北若手の会「若手講演賞」を受賞
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雨澤研究室の狩野元弥さんが、電気化学会東北支部第36回東北若手の会に
おいて、「若手講演賞」を受賞受賞しました。
受賞題目:
「電解質の混合導電性がPCFC空気極のインピーダンス応答に及ぼす影響と
それを考慮した解析法の検討」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20231121/
◆雨澤研究室(固体イオニクス・デバイス研究分野)
http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/amezawa/html/index-j.html
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5) 研究成果
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コヒーレントX線を用いた二つの計測手法の融合
~不均一な運動の解析がナノスケールからマイクロスケールで可能に~
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髙橋幸生チームリーダー(東北大学国際放射光イノベーション・スマート研
究センター教授)らの研究グループは、X線光子相関分光(XPCS)と動的コヒ
ーレントX線回折イメージング(動的CXDI)を組み合わせた解析法により、不
均一な運動の解析がナノスケールからマイクロスケールで可能であることを実
証しました。
本研究成果は、可視光を透過しない物質や高分子・生体細胞中の粒子の不均
一な運動の解析への適用が期待されます。
論文情報:
“Coupling x-ray photon correlation spectroscopy and dynamic coherent x-ray
diffraction imaging: Particle motion analysis from nano-to-micrometer scale”
Shuntaro Takazawa, Duc-Anh Dao, Masaki Abe, Hideshi Uematsu, Nozomu Ishiguro,
Taiki Hoshino, Hieu Chi Dam, and Yukio Takahashi
Physical Review Research
DOI:10.1103/PhysRevResearch.5.L042019
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20231109/
◆髙橋(幸)研究室(放射光可視化情報計測研究分野)
http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/takahashi-y/html/
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6) 研究成果
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リチウム空気電池用カーボン正極の高容量とサイクル寿命の両立に成功
~重さがリチウムイオン電池の数分の1になる次世代畜電池実用化に期待~
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東北大学材料科学高等研究所 (WPI-AIMR)の西原洋知 教授(多元物質科
学研究所 兼務)、余 唯 助教らの研究グループは、正極に使用されている
カーボン材料の高容量とサイクル寿命の両立に取り組みました。これまでも
活性炭、カーボンナノチューブなど多種多様なカーボン正極が検討されてき
ましたが、どれも満足な結果が得られていませんでした。研究グループはあ
らゆるカーボン材料を構成する基本構造であるグラフェンに着目し、その化
学的特徴に基づき、カーボン新素材「グラフェンメソスポンジ」を用いて理
想の正極構造を提案しました。その結果、従来に無い超高容量とサイクル寿
命の両立に成功しました。
論文情報:
“Hierarchically Porous and Minimally Stacked Graphene Cathodes for
High-Performance Lithium-Oxygen Batteries”
Wei Yu, Zhaohan Shen, Takeharu Yoshii, Shinichiroh Iwamura, Manai Ono,
Shoichi Matsuda, Makoto Aoki, Toshihiro Kondo, Shin R. Mukai, Shuji Nakanishi,
Hirotomo Nishihara
Advanced Energy Materials
DOI: 10.1002/aenm.202303055
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20231114/
◆西原研究室(ハイブリッド炭素ナノ材料研究分野)
http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/nishihara/html/index.html
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7) 研究成果
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反強磁性体に隠れた質量ゼロの電子を初めて観測
~省エネルギー技術や量子デバイスへの応用を拓く~
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東北大学らの研究グループは、10マイクロメートル(μm)に集光した放射光
を用いて、これまで困難であった反強磁性体の磁気ドメイン領域内のディラッ
ク電子の直接観測に世界で初めて成功しました。研究グループはNdBi結晶の反
強磁性状態において、マイクロ集光角度分解光電子分光(マイクロARPES)とい
う手法によって磁気ドメイン内の電子を精密に観測しました。その結果、NdBi
表面のディラック電子が、スピンの配列方向によって巨大な質量を持つ場合と
全く質量を持たない場合があることを明らかにしました。この成果は、反強磁
性トポロジカル絶縁体という新しい物質相を実証しただけでなく、巨大な電磁
気応答や量子伝導現象を用いた省エネルギー素子や量子デバイスへの応用につ
ながるものです。
論文情報:
“Antiferromagnetic topological insulator with selectively gapped Dirac cones”
A. Honma, D. Takane, S. Souma, K. Yamauchi, Y. Wang,K. Nakayama, K. Sugawara,
M. Kitamura, K. Horiba, H. Kumigashira, K. Tanaka, T. K. Kim, C. Cacho, T. Oguchi,
T. Takahashi, Yoichi Ando, and T. Sato
Nature Communications
DOI: 10.1038/s41467-023-42782-6
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20231120/
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8) お知らせ
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東北大学―メルボルン大学 国際連携ワークショップを開催しました
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多元物質科学研究所では、2023年11月1日、2日の2日間にわたり、令和5年度
多元物質科学研究所金属資源プロセス研究センターシンポジウム / 東北大学―
メルボルン大学 国際連携ワークショップを開催しました。メルボルン大学から
は、大学院生10名を含む16名が来訪し、合わせて50名を超える研究者と学生が
参加しました。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/20231106/
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9) お知らせ
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「多元研で活躍する女性研究者紹介」を公開
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第5回目は、X線自由電子レーザー(XFEL)でタンパク質の動きを捉える研究
を行っている南後恵理子教授に、研究者になったきっかけや研究のこと、ライ
フワークバランスなどを伺いました。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/general/info/diversity/researchers/nango.html
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◆多元研|新型コロナウイルス関連情報まとめ
http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/tagen_covid19/
多元物質科学研究所の教職員、学生を対象とした新型コロナウイルスの
関連情報をまとめていますのでご覧ください。
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第6回 ”世界の不思議” ~戦闘部族のマオリ族~
マオリ族といえば、「ハカ」を思い描く方も多いと思いますが、その戦闘
能力は非常に高いものです。戦うことが多い生活の中で、その力と合わせて
特殊な能力を持った人物が時たま現れます。敵が潜んでいる場所やどういう
ルートで攻めてくるかを理解している者。戦いの中で相手の次の手が何かを
理解している者。まるで未来視のようですね。とてつもない力をもっている
マオリ族ですが、普段はとても温厚です。
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◆広報情報室では、講演会、シンポジウム、研究成果など
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_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
_/ ([at]を@に置き換えてください)
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