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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2025年8月号 No.241 ━━━
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~ 目次 ~
1) 行事予定 — [9/3~5 開催] JASIS 2025
2) 行事予定 — [9/24 開催] 第25回東北大学多元物質科学研究所研究発表会
3) 行事予定 — [10/11開催] 多元物質科学研究所 片平まつり2025
4) 受賞報告 — 第36回生体機能関連化学部会若手の会サマースクール
「BCSJ Award for Poster Presentation」を受賞
5) 研究成果 — 凍結溶媒内のナノ材料の元素分布を直接可視化できる技術を開発
~生命科学から材料科学に至る広範な物質研究への寄与に期待~
6) 研究成果 — 二次元ファンデルワールス酸化物の合成に成功
~強相関酸化物と二次元物質の両方の特徴を併せ持つ新材料~
7) 研究成果 — プロトンと電子の両方が高速に伝導する酸化物を発見
~中温域で動作する低コストな電気化学リアクターや
水素透過膜への応用に期待~
8) 研究成果 — リサイクルが簡単な電極材料を開発
~資源の制約を乗り越えた電池の開発に期待 ~
9) お知らせ — みやぎ県民大学2025を開催しました
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1) 行事予定
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JASIS 2025に、SRIS / 多元研 / アライアンス が共同出展します
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国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS)、多元物質科学
研究所、人と知と物質で未来を創るクロスオーバーアライアンス は、JASIS
2025「最先端科学・分析システム &ソリューション展」に共同で出展します。
ご来場の皆さまにおかれましては、ぜひお立ち寄りください。
日時:2025年9月3日(水)~5(金) 10:00~17:00
場所:幕張メッセ国際展示場 展示ホール 5
小間番号:SA-5 (学協会・研究機関コーナー)
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_event/jasis2025/
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2) 行事予定
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第25回東北大学多元物質科学研究所研究発表会
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日時:2025年9月24日(水) 9:00-17:40
場所:東北大学片平さくらホール
参加申込締切:9月4日
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/general/event/meeting/2025/
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3) 行事予定
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多元物質科学研究所 片平まつり2025
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日時:2025年10月11日(土) 9:00-16:45
場所:片平キャンパス 南総合研究棟1・2
展示企画:事前予約が必要なものもあります。
参加申込締切:9月15日(月) 18:00まで
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/general/event/katahira/2025/index.html
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4) 受賞報告
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第36回生体機能関連化学部会若手の会サマースクール
「BCSJ Award for Poster Presentation」を受賞
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水上研究室の馬場好花さんが第36回生体機能関連化学部会若手の会
サマースクール「BCSJ Award for Poster Presentation」を受賞しました。

受賞題目:
「多機能性フォトクロミック蛋白質二量化剤の開発」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20250818-mizukami-lab/
◆水上研究室(細胞機能分子化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/mizukami/
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5) 研究成果
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凍結溶媒内のナノ材料の元素分布を直接可視化できる技術を開発
~生命科学から材料科学に至る広範な物質研究への寄与に期待~
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東北大学多元物質科学研究所の海原大輔技術職員(同大学事業支援機構 総
合技術部 分析・評価・観測群)、佐藤庸平准教授、濵口祐准教授、米倉功治
教授(理化学研究所放射光科学研究センター グループディレクター兼任)ら
の研究グループは、クライオ電子顕微鏡を用いて、凍結した溶媒内に存在する
ナノ材料の元素分布を高精度で可視化して分析する技術を開発しました。これ
により、溶液中での材料の構造と状態に加えて、構成元素に関する情報が得ら
れることから、ナノ環境で構築される生命科学および材料科学研究の飛躍的な
発展が期待されます。

論文情報:
“Low-Dose Elemental Mapping of Light Atoms in
Liquid-phase Materials Using Cryo-EELS”
著者:海原大輔、佐藤庸平、濵口祐、米倉功治
Analytical Chemistry
DOI:10.1021/acs.analchem.5c02121
https://doi.org/10.1021/acs.analchem.5c02121
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20250801_nano/
◆米倉研究室(生物分子機能計測研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/yonekura/
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6) 研究成果
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二次元ファンデルワールス酸化物の合成に成功
~強相関酸化物と二次元物質の両方の特徴を併せ持つ新材料~
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東北大学多元物質科学研究所の組頭広志教授らの研究グループは、ファンデ
ルワールス酸化物2H-NbO2の合成に世界で初めて成功しました。
今回の研究では、層状構造を持つ金属酸化物LiNbO2からリチウム(Li)を引
き抜く化学反応を利用することで、二次元的なファンデルワールス物質の特徴
を持つ2H-NbO2の合成に初めて成功しました。この合成にあたっては、新たに
開発したナノ薄膜に対する高温強酸化反応を用いれば、Liを引き抜く反応が進
行することが明らかになりました。この成果により、今後は二次元物質と強相
関物質の両方の特徴を持つ新しい材料やデバイスの開発が期待されます。

論文情報:
“Strongly Correlated van der Waals Oxide: 2H-NbO2”
Aya Sato, Takuto Soma, Hiroshi Kumigashira, Kohei Yoshimatsu,
Akira Ohtomo
ACS Nano
DOI:10.1021/acsnano.5c05513
https://doi.org/10.1021/acsnano.5c05513
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20250801_van/
◆組頭研究室(ナノ機能物性化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kumigashira/html/
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7) 研究成果
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プロトンと電子の両方が高速に伝導する酸化物を発見
~中温域で動作する低コストな電気化学リアクターや
水素透過膜への応用に期待~
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東北大学多元物質科学研究所の山﨑智之助教と小俣孝久教授らの研究グルー
プは、Nbをドープした酸化チタン(Nb-TiO2)が、200~300℃で高いプロトン
伝導性と高い電子伝導性を併せ持つ、優れた混合伝導体であることを発見しま
した。この成果は、中温域で動作する燃料電池をはじめとする様々な電気化学
リアクターの電極材料を提供するとともに、プロトンをキャリアとする混合伝
導体や電解質の設計に新たな指針を提供します。

論文情報:
“Enhanced Proton Transport in Nb-Doped Rutile TiO2: A Highly Useful
Class of Proton-Conducting Mixed Ionic Electronic Conductors”
Takuma Shiraiwa, Tomoyuki Yamasaki, Kizuku Kushimoto, Junya Kano,
and Takahisa Omata
Journal of the American Chemical Society
DOI:10.1021/jacs.5c05805
https://doi.org/10.1021/jacs.5c05805
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20250820-proton/
◆小俣研究室(原子空間制御プロセス研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/omata/
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8) 研究成果
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リサイクルが簡単な電極材料を開発
~資源の制約を乗り越えた電池の開発に期待~
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東北大学多元物質科学研究所の岡弘樹准教授と大窪航平助教、同大学大学院
工学研究科の北嶋奨羽大学院生らの研究グループは、水に溶かすとプラス電荷
を帯びることで高い親水性を示すポリアミンに、簡便な縮合反応用いて、高い
電荷貯蔵能を持つp-ジヒドロキシベンゼンを導入しました。これにより、高い
親水性を維持したまま、水系電池の電極材料として常温(25℃)で活用できる
有機レドックス高分子を開発しました。また、同高分子が、100℃以下の温和な
条件で原料に分解できることを実証しました。 今回の研究により、リサイクル
が簡単な水系電池の開発ができるようになり、脱炭素社会の実現に大きく貢献
できます。

論文情報:
“Hydroquinone-Substituted Polyallylamine: Redox Capability for Aqueous
Polymer-Air Secondary Batteries and Recyclability”
岡弘樹*、北嶋奨羽、大窪航平、丸岡清隆、髙橋勇太、照内洋子、竹内実、
五十嵐和彦、笠井均
Polymer Journal
DOI:10.1038/s41428-025-01085-x
https://doi.org/10.1038/s41428-025-01085-x
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20250826-recycle/
◆笠井研究室(有機・バイオナノ材料研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kasai/
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9) お知らせ
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みやぎ県民大学2025を開催しました
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多元物質科学研究所では、2025年7月4日、11日、18日、25日、8月1日の5回
にわたり、みやぎ県民大学開放講座「見えないものを見る顕微・計測手法の最
前線」を開講しました。本講座では、従来では考えられなかった微細な構造や
物の性質まで見えるものに進化し続けている、様々な最先端計測手法について、
わかりやすく説明しました。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/2025-kenmin-report/
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とある国の不思議 ~その1~
日本から遠く離れたこの国での生活は約4年と短いが、友人も多くでき、様々
なことを見聞きする機会に恵まれた。その中に大変興味深い話が合ったので紹
介したい。
この国のある場所に建てられているお墓には「エノモト」と名前が書かれて
おり、数百年前のものであることがわかっている。おそらく伊達政宗によって
派遣された支倉常長の一行の一人が、彼の地で亡くなったものと思われる。面
白いのは、近くの先住民の一部に箸の文化を持つ一族があるということだ。食
事時に使用するのではなく、彼らがタンパク源として虫の幼虫などを火で焼い
て食べるときにだけ使われるということだが、箸を使う一族はその周辺の国を
探しても見当たらないようだ。
この話を聞いたとき、仙台人として支倉常長たちが残した習慣が現代まで伝
えられているのではないかと興味を持ち、嬉しくもあった。
次号へ続く
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_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室
_/ tagen-news[at]tumail.tohoku.ac.jp
_/ ([at]を@に置き換えてください)
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