メールマガジン 2021年1月号
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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2021年1月号 No.186 ━━━
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~ 目次 ~
2)受賞報告 — 原子衝突学会第45回年会「優秀ポスター賞」を受賞
3) 受賞報告 — 第34回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム「学生発表賞」を受賞
4)研究成果 — ゴム特性の起源となる化学結合を可視化
~電子顕微鏡を用いた分析法でタイヤゴム材開発に寄与~
5)研究成果 — 水に強い有機半導体の結晶格子を制御する
~結晶格子の硬さ・柔らかさの自在制御~
6)研究成果 — サブミクロンの分解能を持つ高速ホログラフィック蛍光顕微鏡システムを開発
~スキャンが不要、アルゴリズムの同時開発で自然な光の高速測定が可能~
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1) 受賞報告
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第73回「日本化学会賞」を受賞
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2021年1月7日、阿尻雅文教授が、第73回「日本化学会賞」を受賞しました。
受賞題目:「超臨界水反応に関する研究」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20210122/
◆阿尻研究室(超臨界ナノ工学研究分野)
http://www.wpi-aimr.tohoku.ac.jp/ajiri_labo/
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2) 受賞報告
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原子衝突学会第45回年会「優秀ポスター賞」を受賞
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高橋(正)研究室の立花佑一さんが、原子衝突学会第45回年会(2020/12/8-10)において、
「優秀ポスター賞」を受賞しました。
受賞題目:「多原子分子の原子運動量分光法の開発」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/takahashi-m/news_award/20210121/
◆高橋(正)研究室(量子電子科学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/takahashi-m/
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3) 受賞報告
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第34回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム
「学生発表賞」を受賞
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「高橋(幸)研究室の高澤駿太郎さん」と「組頭研究室の志賀大亮さん」が、
第34回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム(JSR2021)において
「学生発表賞」を受賞しました。
受賞題目:「三角形開口を用いたシングルフレームコヒーレントX線回折イメージング」(高澤駿太郎さん)
:「VO2極薄膜における電子・結晶構造の膜厚依存性」(志賀大亮さん)
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/takahashi-y/news_award/20210122/ (高澤駿太郎さん)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kumigashira/news_award/20210122/ (志賀大亮さん)
◆高橋(幸)研究室(放射光可視化情報計測研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/takahashi-y/html/
◆組頭研究室(ナノ機能物性化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kumigashira/html/
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4) 研究成果
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ゴム特性の起源となる化学結合を可視化
~電子顕微鏡を用いた分析法でタイヤゴム材開発に寄与~
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東北大学多元物質科学研究所の佐藤庸平准教授と陣内浩司教授らの研究
グループは、シリカとゴム高分子間の結合を、電子顕微鏡を使った分析法
を用いて観測することに成功しました。この研究成果によって、シリカゴ
ム合成条件と化学結合形成との相関を調べることが可能になり、高性能タ
イヤ材料の開発に寄与すると期待されます。
論文情報:
“Visualization of chemical bonding in a silica-filled rubber
nanocomposite using STEM-EELS”
Yohei K. Sato, Yasufumi Kuwauchi, Wakana Miyoshi and Hiroshi Jinnai
Scientific Reports
DOI:10.1038/s41598-020-78393-0
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20200108/
◆寺内研究室(電子回析・分光計測研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/terauchi/html/index-j.html
◆陣内研究室(高分子物理化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/jinnai/
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5) 研究成果
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水に強い有機半導体の結晶格子を制御する
~結晶格子の硬さ・柔らかさの自在制御~
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東北大学多元物質科学研究所の大学院生 阿部春花氏、芥川智行教授らの研究
グループは、n型有機半導体特性を示すアニオン性のナフタレンジイミド誘導体
を用いて、アルカリ金属イオンであるLi, Na, K, Rb, Csを系統的に組み合わせ
ることで、n型有機半導体材料の結晶格子の硬さ・柔らかさを化学的に自在制御
することに成功しました。本材料は、アルカリ金属イオンのサイズにより、結晶
格子の熱運動状態が変化し、水の存在下で高い電子移動度と可逆的な水の出し入
れが可能な有機材料です。このような結晶格子の硬さ・柔らかさの制御は、有機
エレクトロニクスの性能制御のための新たな可能性を提案する研究結果です。
論文情報:
“Crystal Lattice Design of H2O-Tolerant n-type Semiconducting Dianionic
Naphthalenediimide Derivatives”
Haruka Abe, Ayumi Kawasaki, Takashi Takeda, Norihisa Hoshino, Wakana Matsuda,
Shu Seki and Tomoyuki Akutagawa
Journal of the American Chemical Society, J. Am. Chem. Soc. 2021, 143, 1046-1060
DOI:10.1021/jacs.0c11545
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20210125/
◆芥川研究室(ハイブリッド材料創製研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/akutagawa/html/Homepage2010/index-j.html
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6) 研究成果
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サブミクロンの分解能を持つ高速ホログラフィック蛍光顕微鏡システムを開発
~スキャンが不要、アルゴリズムの同時開発で自然な光の高速測定が可能~
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国立大学法人東北大学(東北大学、総長: 大野 英男)らの研究グループは、
サブミクロンの分解能を持つ高速ホログラフィック蛍光顕微鏡システムの開発
に成功しました。光体の3次元情報をホログラムとして記録するため、スキャン
が不要で、高速化ができます。さらに、測定を高速化するアルゴリズムの同時開
発で、高速な位相変調素子*1を適用できるようになり、1,000分の1秒以下での測
定が期待できます。また、カラー化の実証にも成功しています。本システムが実
用化されれば、動きのある物体を測定でき、3次元動画での観察ができる顕微鏡に
発展します。
論文情報:”Two-step phase-shifting interferometry for self-interference digital holography”
Tatsuki Tahara, Yuichi Kozawa, Ayumi Ishii, Koki Wakunami, Yasuyuki Ichihashi,
and Ryutaro Oi
Optics Letters
DOI:10.1364/OL.414083
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20210129/
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◆多元研|新型コロナウイルス関連情報まとめ
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/tagen_covid19/
多元物質科学研究所の教職員、学生を対象とした新型コロナウイルスの
関連情報をまとめていますのでご覧ください。
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2月3日は節分・・・ですが、今年は2日2日(火)です!
しかも、2日2日が節分となるのは124年ぶり。
節分は立春の前日にあたりますが、国立天文台によると今年は立春が2日3日へ移ったため
節分も連動して移ったといいます。
例年より1日早く訪れる節分、忘れることなく無病息災を願いたいと思います。
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_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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