メールマガジン 2019年 2月号
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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2019年2月号 No.163 ━━━
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毎回HOTな情報をお届けいたします。
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~ 目次 ~
2)行事予定 — 放射光産学連携準備室 第3回ワークショップ
-次世代放射光が拓くアグリカルチャー・サイエンス-
3) 行事予定 — 東北大学片平キャンパス見学会(新入生対象)
4)研究成果 — カーボンナノチューブに勝る
高耐久のキャパシタ電極カーボンを開発
5)研究成果 — 亜鉛とシャペロンタンパク質ERp44による
新しいタンパク質品質管理機構の仕組みを解明
6)研究成果 — トポロジカル物質中の新型粒子を発見
-ディラック・ワイル粒子に次ぐ
スピン1および2重ワイル粒子-
7)お知らせ — 多元物質科学研究所 放射光産学連携準備室
第2回ワークショップを開催しました
8)メディア情報 — 公衆衛生や生活の質的向上に寄与!
~深紫外発光素子の高効率動作メカニズムを解明~
9)メディア情報 — 結晶にも液晶にも液体にも分類されない新物質を発見
-分子自己集合体の科学における新知見-
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1) 行事予定
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多元研(機械・知能系)研究室公開2019
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日時:2019年3月15日(金) 10:00~12:00,13:00~16:00
場所:東北大学 片平キャンパス
参加費:無料
大学・大学院への入学・編入・進学を希望する、高校生、大学生、高専生等を
対象としたイベント。
「機械・知能系研究室公開2019」において、多元物質科学研究所の7研究室を
公開します。
各研究室の深い研究内容を知ることのできるこの機会に、ぜひご参加ください。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_event/20190215/
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2) 行事予定
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放射光産学連携準備室 第3回ワークショップ
-次世代放射光が拓くアグリカルチャー・サイエンス-
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日時:2019年3月22日(金)13:00~17:00
場所:東北大学 青葉山新キャンパス・青葉山コモンズ・大会議室
意見交換会:〆切:3/14、会費:3,000円
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
http://five-star.tagen.tohoku.ac.jp/news/event/detail.php?id=472
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3) 行事予定
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東北大学片平キャンパス見学会(新入生対象)
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日時:2019年4月2日(火)、4月3日(水)
場所:東北大学片平キャンパス
片平キャンパスは東北大学の歴史の宝庫、歴史的建造物・記念碑を巡るツアーに
参加しませんか?
本学発祥の地である片平キャンパスにおいて、歴史的建造物や記念碑、附置研
究所をご案内します。
※先着順、各回50組まで、定員になり次第締切ります。
※2019年4月新入学生対象ですが、ご家族の方も一緒に参加できます。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_event/tour/
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4) 研究成果
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カーボンナノチューブに勝る
高耐久のキャパシタ電極カーボンを開発
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東北大学多元物質科学研究所の野村啓太(大学院生)、西原洋知准教授及び
京谷 隆教授、TOCキャパシタ株式会社の小林直哉博士らの研究グループは、
細孔壁が高品質のグラフェンから成るメソ多孔体「グラフェンメソスポンジ」を
シームレスなシート電極に成型し、これを用いた高耐久の電気二重層キャパシタを
開発しました。
論文情報:
“4.4 V supercapacitors based on super-stable mesoporous carbon sheet
made of edge-free graphene walls”
Keita Nomura, Hirotomo Nishihara, Naoya Kobayashi, Toshihiro Asada,
and Takashi Kyotani
Energy & Environmental Science
Doi:10.1039/C8EE03184C
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20190206/
◆京谷研究室(ハイブリッド炭素ナノ材料研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kyotani/html/
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5) 研究成果
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亜鉛とシャペロンタンパク質ERp44による
新しいタンパク質品質管理機構の仕組みを解明
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東北大学多元物質科学研究所の渡部聡助教、天貝佑太助教、稲葉謙次教授
(生命科学研究科、大学院理学研究科化学専攻 兼任)、およびサン・ラファエル
研究所(イタリア)のシティア教授らの共同研究グループは、JST戦略的創造
研究推進事業において、あらゆる生物の生育に必須な金属イオンである亜鉛イオンが、
細胞内での正常なタンパク質の品質管理に関わるという亜鉛の新しい生理的役割と
分子機構を初めて明らかにしました。
【正常細胞】
【亜鉛不足時】
論文情報:
“Zinc regulates ERp44-dependent protein quality control in the early
secretory pathway”
Satoshi Watanabe#, Yuta Amagai#, Sara Sannino#, Tiziana Tempio,
Tiziana Anelli, Manami Harayama, Shoji Masui, Ilaria Sorrentino,
Momo Yamada, Roberto Sitia*, and Kenji Inaba*(#:共筆頭著者, *共責任著者)
Nature communications
DOI:10.1038/s41467-019-08429-1
◆詳しくは、こちらをご覧ください
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20190213/
◆稲葉研究室(生体分子構造研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/inaba/html/
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6) 研究成果
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トポロジカル物質中の新型粒子を発見
-ディラック・ワイル粒子に次ぐスピン1および2重ワイル粒子-
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東北大学大学院理学研究科の佐藤宇史教授、博士課程後期1年 高根大地、
同材料科学高等研究所の相馬清吾准教授、高橋隆教授、同多元物質科学研究所の
組頭広志教授、高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所の堀場弘司准教授、
およびケルン大学(ドイツ)の安藤陽一教授らの研究グループは、高輝度放射光を
用いた光電子分光実験により、コバルトシリサイド(CoSi)の内部に、これまで
他のトポロジカル物質で観測されていたディラック粒子やワイル粒子とは異なる
新型の粒子「スピン1粒子」および「二重ワイル粒子」が存在していることを
発見しました。
図1:(a)ディラック・ワイル粒子、(b)スピン1粒子、(c)2重ワイル粒子における
電子のエネルギー関係の模式図。ディラック・ワイル粒子で2本の直線的なバンドが
交差するが、スピン1粒子ではさらに平坦なバンドが加わり、2重ワイル粒子では
4本の直線バンドが交差する。いずれの場合も、すべてのバンドは一点で交わる。
論文情報:
“Observation of Chiral Fermions with a Large Topological Charge and
Associated Fermi-arc Surface States in CoSi”
D. Takane, Z. Wang, S. Souma, K. Nakayama, T. Nakamura, H. Oinuma,
Y. Nakata, H. Iwasawa, C. Cacho,
T. Kim, K. Horiba, H. Kumigashira, T. Takahashi, Y. Ando, and T. Sato
Physical Review Letters, in press (Editors’ suggestion)
DOI:10.1103/PhysRevLett.122.076402
◆詳しくは、こちらをご覧ください
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20190221/
◆組頭研究室(ナノ機能物性化学研究分野)
http://db.tagen.tohoku.ac.jp/php/forweb/outline.php?lang=ja&no=3048
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7) お知らせ
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多元物質科学研究所 放射光産学連携準備室
第2回ワークショップを開催しました
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2019年2月20日、多元物質科学研究所において、多元物質科学研究所放射光
産学連携準備室 第2回ワークショップ「次世代放射光と多元物質科学の
アンサンブル -偏光の活用が展開する新しいサイエンス-」を開催しました。
学内外から約60名が参加し、多元研の教授や客員講師を中心とする7名の研究者が、
放射光の偏光したX線の活用例や、その活用が期待される研究分野に関する講演を
行いました。
◆詳しくは、こちらをご覧下さい。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/20190225/
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8) メディア情報
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公衆衛生や生活の質的向上に寄与!
~深紫外発光素子の高効率動作メカニズムを解明~
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2019年1月7日付けで米国物理協会(AIP)の科学誌「Applied Physics Letters」
誌にて、オンライン公開され、1月30日にプレスリリースされた、多元物質科学
研究所の小島一信准教授、秩父重英教授、創光科学株式会社の平野光氏、
長澤陽祐氏、一本松正道氏、名古屋大学未来材料・システム研究所の本田善央准教授、
天野浩教授、名城大学の赤﨑勇終身教授・特別栄誉教授による共同研究成果、
「公衆衛生や生活の質的向上に寄与!~深紫外発光素子の高効率動作メカニズムを
解明~」についてメディアで紹介されましたので、是非ご覧下さい。
◆詳しくはこちらをご覧下さい。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_media/20190201/
◆秩父研究室(量子光エレクトロニクス研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/chichibu/html/index-j.html
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9) メディア情報
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結晶にも液晶にも液体にも分類されない新物質を発見
-分子自己集合体の科学における新知見-
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2019年1月21日16時(英国時間)発行の「Nature Materials 誌」に掲載され、
1月22日にプレスリリースされた、多元物質科学研究所の高田昌樹教授(理化学
研究所放射光科学研究センターグループディレクター)、高エネルギー加速器
研究機構 物質構造科学研究所 春木理恵研究員、理化学研究所創発物性科学研究
センター 橋爪大輔チームリーダー、理化学研究所放射光科学研究センター
引間孝明研究員、(株)JEOL Resonance 矢澤宏次主事、東京大学 物性研究所
柴山充弘教授らのグループによる共同研究成果、「結晶にも液晶にも液体にも
分類されない新物質を発見 -分子自己集合体の科学における新知見-」について
メディアで紹介されましたので、是非ご覧下さい。
◆詳しくはこちらをご覧下さい。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_media/20190206/
◆高田研究室(放射光ナノ構造可視化研究分野)
http://db.tagen.tohoku.ac.jp/php/forweb/outline.php?lang=ja&no=3101
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5月5日が男の子の節句であるのに対して、3月3日は女の子の節句です。
桃やひな人形を用いることから「桃の節句」や「ひな祭り」と
呼ばれるようになりました。
桃の節句の食べ物には、縁起物として「菱餅」・「雛あられ」・「はまぐり」・
「ちらし寿し」などがあります。
雛人形には、娘の厄を引き受ける役目があるため、災いがふりかからず、
美しく成長して幸せな人生を送れるようにという願いが込められているそうです。
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_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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