2023年12月7日(木)と8日(金)の2日間、片平さくらホールにおいて「第23回 東北大学多元物質科学研究所研究発表会」を開催し、多元研内外から184名の参加者を集めました。
7日の午前中には、「多元物質科学研究所所長賞」の応募者22名を含む合計55名が区分A、Bの2回に分かれてポスターセッションを行ない、活発なやり取りが見られました。


午後からは、客員教授特別講演①と新任教授講演が行われました。はじめに多元研の寺内正己 所長より本研究発表会の概要について説明があり、「ご講演いただく先生方の発表からヒントを得て、皆さんの研究に役立ててほしいと思っています。」と、挨拶がありました。


客員教授特別講演①では、菅裕明 先生(東京大学 大学院理学系研究科 教授)より「特殊ペプチド創薬とネオバイオロジクス創薬」と題して、橋詰保 先生(名古屋大学 未来材料システム研究所 教授)より「GaN系トランジスタの進展と無線通信技術の革新」と題してご講演いただきました。


新任教授講演では、笘居高明 教授(超臨界ナノ工学研究分野)が「化学産業のカーボンニュートラル化に資する超臨界ナノ工学」と題して、津田健治 教授(ナノ電子プローブ回折計測研究分野)が「ナノ電子プローブによる局所構造・静電ポテンシャル分布解析」と題して講演しました。


8日には、「籏野奨学基金」、「科学計測振興基金」、「多元物質科学研究所所長賞」の授賞式が開催され、続いて客員教授特別講演②が行われました。鈴木清策 先生(モナッシュ大学 材料工学科 教授)より「ナノ結晶軟磁性材料の交換結合長」と題して、寺嶋和夫 先生 (東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授)より「フロンテイアプラズマ ―新しい領域のプラズマとその物質科学への応用―」と題してご講演いただきました。


関連リンク:
第23回 東北大学多元物質科学研究所研究発表会ウェブサイト
第23回 東北大学多元物質科学研究所研究発表会授賞式