"
お知らせ
夏休み大学探検を実施しました

 多元物質科学研究所では、2023年8月2日、夏休み大学探検を実施し、仙台市内の中学生27名が参加しました。
 開講式では、多元研所長の寺内正己教授から、「この夏休み大学探検では、周りにいる先生達に、いろいろなことを積極的に質問してください。分かる事も大事ですが、分からないということを知ることも大事です。そして、安全に楽しんで過ごして下さい。」と挨拶がありました。担当の蟹江澄志教授からは、担当スタッフの紹介とスケジュールの説明があり「今日は楽しんでください。」とお話がありました。
 最初に「ナノって何なの!?」と題した講義と金ナノ粒子を合成する実験がありました。クイズを交えた分かりやすい説明を受けてから、手袋と保護めがねをしっかり着け、ピペットマンなどの実験機器を用いて、金ナノ粒子を合成して観察しました。続いて、4グループに分かれて、ラボツアー、透過型電子顕微鏡(TEM)の見学、次世代放射光施設(NanoTerasu)に関する動画視聴、大学院生やスタッフとの座談会を行いました。
 閉講式では、村松淳司教授から、「今日は、ナノの世界に触れて頂けたと思います。動画で紹介した次世代放射光施設が間もなく始動しますし、仙台は研究環境にとても恵まれていますので、ぜひ東北大学を目指してください!」とお話がありました。

20230802_DSC01290 20230802_DSC01309 20230802_DSC01331

写真(左):寺内正己所長から挨拶がありました
写真(中):実験機器の使い方は大学院生が詳しく説明しました
写真(右):大学院生のサポートを受けて実験に挑戦しました

20230802_DSC01374 20230802_DSC01377 20230802_DSC01390

写真(左):ラボツアーでは、温度の変化によって液晶が固体/液体になる瞬間を観察しました
写真(中):暗室の中でTEMを操作しながら、画像を観察しました
写真(右):座談会では、教員や大学院生と学校生活のことなど、色々お話ししました

 「夏休み大学探検」は、世界トップレベルの東北大学の科学研究者から最先端の研究についての話を聞いたり体験活動を行ったりしながら、科学の楽しさ・おもしろさを体験するイベントで、本学出身の田中耕一先生がノーベル化学賞受を受賞したのを記念して始まり、仙台市教育委員会が「サイエンススクール」の一環として実施しているものです。

 ハイブリッドナノシステム研究分野(蟹江研究室)
 ハイブリッドナノ粒子プロセス研究分野(村松研究室)