メールマガジン 2016年 11月号
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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2016/ 11月号 No.136 ━━━
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毎回HOTな情報をお届けいたします。
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~ 目次 ~
1)行事予定 — 第16回東北大学多元物質科学研究所 研究発表会
3)行事予定 — 第7回サステナブル理工学研究センターシンポジウム
4) 研究成果 — 非極性面窒化アルミニウムインジウム薄膜ナノ構造を用いた新しい深紫外線~緑色偏光光源
5) 研究公募 — 物質・デバイス領域共同研究拠点: 共同研究課題
9) お知らせ — 多元研所縁の教授3名が中国蘭州大学を訪問
11) 賞の授与発表 –「籏野奨学基金」第11回多元物質科学研究奨励賞
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1) 行事予定
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第16回東北大学多元物質科学研究所 研究発表会
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この発表会では年に一度、多元物質科学研究所の最新の研究成果が一挙に
発表されます。また、今回は新任教授3名の講演も予定しております。
本日が参加申し込み最終日です。どうぞお忘れなく。
日時:2016年12月7日(水)9:00~8日(木)12:00
場所:東北大学 片平キャンパス 片平さくらホール
***プログラム***
12月7日
9:00-9:10 開会挨拶
9:10-10:50 ショートプレゼンテーション
11:00-14:00 ポスターセッション
14:10-17:50 特別講演(4件)
18:00-19:30 懇親会
12月8日
9:00-9:50 表彰式
10:00-12:00 新任教授講演(3件)
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◆申し込み先等、詳しくは下の画像をクリックしてご覧ください。
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2)行事予定
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第3回多元研キャリア支援交流会
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本交流会は、東北大学で学ぶ学部生、大学院生、ポスドクを対象とした、
キャリアパス形成のためのイベントです。
申し込み不要、参加無料です。この機会を是非お役立てください。
日時:2016年12月8日(木)13:00~17:00
場所:東北大学 片平キャンパス さくらホール
〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
主催:東北大学多元物質科学研究所
***プログラム***
13:00-15:00 第一部 講演会:
・基調講演「『インターンシップは経験しておいた方がよい』は本当か?」
東北大学 高度教養教育・学生支援機構 猪股歳之 准教授
・インターンシップ体験談
「インターンシップを経験して」
日揮株式会社 竹内洋仁 氏
15:00-17:00 第二部 企業との交流会:
企業(26社が出展予定)からのブース出展によるインターン
シップ制度等紹介
17:00-19:00 第三部 企業とのミキサー
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3) 行事予定
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第7回サステナブル理工学研究センターシンポジウム
「サステナブル・エネルギーとしての蓄電池研究の最先端」
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多元物質科学研究所 サステナブル理工学研究センターが、第7回シンポジ
ウムを開催します。参加無料(研究交流会への参加は\3000)ですが、本日11月
28日中に参加登録をお願い致します。
日時:2016年12月12日(月)
場所:東北大学 片平キャンパス さくらホール
〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
主催:東北大学多元物質科学研究所サステナブル理工学研究センター
共催:資源・素材学会東北支部、日本鉄鋼学会東北支部、日本金属学会
東北支部
◆プログラムや申し込み先等、詳しくはこちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kawamura/news/25/
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4) 研究成果
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非極性面窒化アルミニウムインジウム薄膜ナノ構造を用いた
新しい深紫外線~緑色偏光光源
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多元物質科学研究所 量子光エレクトロニクス研究分野の秩父重英教授と
小島一信准教授らは双葉電子工業(株)の協力を得て、熱力学的に混ざりにく
い窒化アルミニウムインジウム(AlInN)混晶を非極性面にエピタキシャル
成長させた薄膜ナノ構造を蛍光表示管に搭載することに成功し、深紫外線か
ら緑色までの小型偏光光源を実現しました。
AlInN混晶は本質的には混ざりにくく結晶成長が困難ですが、この研究で
は、AlInNを有機金属気相エピタキシャル成長させる際の装置形状や成長条
件を最適化する事により、結晶学的に見て十分な品質をもつ、InNモル分率
0~32%程のAlInN混晶を得ることに成功しました。さらに双葉電子工業(株)
の協力を得て、この薄膜ナノ構造を蛍光表示管に搭載して波長215nm程度の
深紫外光から緑色光までの小型偏光光源を実現しました。
波長300nm台から200nm程の紫外~深紫外光を呈する半導体製のLEDやレー
ザダイオードは、超高密度光記録や見通し外通信用の光源、医療分野での消
毒・殺菌用光源として、さらに大型ガスレーザーや各種大型励起光源の小型
化に向けて開発が望まれています。本研究で開発された光源の高効率化、低
コスト化、高信頼性化が進めば、このような分野に大きく貢献すると期待さ
れます。
本成果はドイツの科学誌『Advanced Materials』にて、11月24日にオンラ
イン公開されました。
対象論文:”Defect-Resistant Radiative Performance of m-Plane
Immiscible Al1-xInxN Epitaxial Nanostructures for Deep
-Ultraviolet and Visible Polarized Light Emitters”
DOI:10.1002/adma.201603644
論文掲載URL:http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/adma.201603644/ful
◆詳しくは、こちらをご覧ください
東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2016/11/press20161124-03.html
量子光エレクトロニクス研究分野 秩父研究室
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/chichibu/
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5)研究公募
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平成29年度 物質・デバイス領域共同研究拠点の共同研究課題
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多元物質科学研究所が参画する物質・デバイス領域共同研究拠点では、来
年度の共同研究課題を以下の5項目に分けて募集いたします。
平成29年度の募集要項は、12月1日に当研究拠点HPに掲載されます。募集
期間が短いので、現在公開されている昨年の募集要項を参考にしつつご検討
ください。
***募集項目***
・基盤共同研究
・展開共同研究
・次世代若手共同研究
・COREラボ共同研究
・施設・設備利用の公募
公募期間:2016年12月1日~19日12時
◆詳しくは、こちらをご覧ください
http://five-star.tagen.tohoku.ac.jp/
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6) 行事報告
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多元研 防火・防災訓練
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11月2日、多元物質科学研究所に所属する全教職員及び学生等を対象とす
る「防火・防災訓練」が行われました。宮城県沖を震源とする震度6強の地
震が発生、地震により火災が発生したと想定して通報訓練・避難訓練、消火
栓・消火器を用いた消火訓練が行われました。
◆当日の写真等、詳しくはこちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/20161102/
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7) 行事報告
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中学生の職場体験
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多元物質科学研究所 技術室工場部門では、仙台市教育委員会が「自分づ
くり教育」の一環として推進する職場体験授業を担い、11月8日から4日間、
仙台市立桜丘中学校2年生3名を受け入れました。
◆当日の写真等、詳しくはこちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/20161110/
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/20161115/
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8) 行事報告
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第25回素材工学研究懇談会「放射性物質と素材プロセッシング」
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11月16,17日の2日間、さくらホールにおいて第25回素材工学研究懇談会
「放射性物質と素材プロセッシング」を開催しました。初日は約60名が参加
し、活発な議論がなされました。
◆当日の写真等、詳しくはこちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/20161117/
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9) お知らせ
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多元研所縁の教授3名が中国蘭州大学を訪問
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駐日本中国総領事館(新潟)の要請・支援によって実施された中国内陸部
の大学との交流プロジェクトの一環として、10月28日から30日にかけて、田
中俊一郎名誉教授(元 多元物質科学研究所教授、現 未来科学技術共同研究
センター教授)、佐藤次雄名誉教授(元 多元物質科学研究所教授)及び殷
シュウ教授(多元物質科学研究所)が、学術交流活動の為に蘭州大学を訪れ
ました。
一行は、蘭州大学物理科学技術学院にて講演を行い、客員教授の招聘状が
手渡されました。また、王学長と会談し、更なる研究協力と学術交流の展開
について意見を交換しました。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2016/11/news20161115-01.html
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10) 賞の授与発表
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第48回科学計測振興会賞
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科学計測振興会は、科学計測に関する研究を援助促進し、その成果の実用
化及び計測技術の普及を図ることで、産業文化の進歩発展に寄与することを
目的としています。当財団の平成28年度振興会賞と多元物質科学奨励賞は、
下記の方々へ贈られることが決まりしました。授与式は、12月8日に東北大
学片平さくらホールにて行われます。
[科学計測振興基金]平成28年度 科学計測振興賞
・越水正典(東北大学工学研究科・准教授)
「有機無機ハイブリッドナノ材料を用いた高速応答シンチレータの開発」
[科学計測振興基金]平成28年度 多元物質科学奨励賞 (五十音順)
・稲垣雅仁 (東北大学大学院理学研究科 博士課程後期)
「細胞内環境応答性ペプチドリボ核酸を利用した虚血性疾患選択的核酸
医薬の創製」
・菅野佑介 (東北大学環境科学研究科 博士課程後期)
「電気化学バイオイメージングの高解像度化に向けた電極アレイデバイス
の開発」
・鈴木龍樹 (東北大学大学院理学研究科 博士課程後期)
「高分子錯体ナノ結晶の創製とエピタキシャル的表面修飾による特異な
光応答系の開拓」
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11) 賞の授与発表
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「籏野奨学基金」第11回多元物質科学研究奨励賞
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「籏野奨学基金」多元物質科学研究奨励賞は、多元物質科学に関連する研
究分野で優れた研究成果をあげ、将来の発展が期待できる東北大学多元物質
科学研究所の若手研究者等(大学院生も含む)を表彰するものです。今年度
は下記の15名に贈られました。授与式は、12月8日に東北大学片平さくらホ
ールにて行われます。
*[籏野奨学基金]第11回多元物質科学研究奨励賞 採択者と業績一覧*
(五十音順)
・Angga Hermawan
「アンモニアガスでの直接窒化による形態制御可能な窒化物の合成」
・木村勇太
「応力による固体イオニクス材料の材料物性変化の実験的・定量的評価」
・久志本 築
「ADEMシミュレーションを用いた粘性流体中の凝集粒子分散挙動の解析」
・黒川佑馬
「放射率フリーの温度測定法の開発及び電磁浮遊液滴への適用」
・佐野巨樹
「ナノ電子ビーム-ワイゼンベルグRHEED法によるナノ領域表面構造解析法
の開発」
・申 東俊
「炭素熱還元による製鋼スラグからのリンとマンガンの分離回収」
・高橋慧伍
「Ga-Al融液を原料とする新たなAIN結晶成長法の開発」
・多賀 稜
「リアルタイム光電子分光による自動車排出ガス触媒の表面反応機構の研究」
・武田貴志
「非共有結合性相互作用を用いた有機電子供与体・電子受容体開発」
・中島治樹
「MoSiBTiC合金の液相線温度測定と静磁場印加電磁浮遊法を用いた融体密度
測定」
・浜谷苑子
「溶融Ni-Al合金からの窒化アルミニウム生成挙動のその場観察」
・藤巻義信
「固体酸化物形燃料電池の空気極における電極反応場の直接評価」
・You Daehyun
「基底状態イオンへの電荷移動に伴う電子放出」
・呂 超
「Studies on Hierarchical Hydrogen-Bonding Supramolecular Assemblies
of Alkylamide-Substituted Benzene Carboxylic Acid Derivatives」
・渡邉 学
「溶融Fe-Pd合金の過剰体積と熱力学関数の相関」
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1週間ほど前、朝に構内を歩いていたら、多元研東2号館前のイチョウが朝日
に照らされて輝いていました。
そこには4本の大きなイチョウがあり、どれも鮮やかな黄色に染まっていま
した。
頻繁に通りかかる場所なのですが、この日は黄葉と陽光が最高のタイミング
だったのでしょう。
足を止めて見惚れたのは自分だけではなく、カメラを取り出す人もいました。
こんな日は、一日中明るくすごせそうです。
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_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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