"
メールマガジン

Mail Magazine1月号

メールマガジン 2023年1月号

━━ ☆☆ 多元研 HOT NOW! ☆☆  ━━━━━━━━━━━━━━
★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2023年1月号 No.210 ━━━

このメールはメールマガジン希望登録者様に送らせて戴いております。
多元研が関わる学会、研究発表会・シンポジウム、その他、
毎回HOTな情報をお届けいたします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ~ 目次 ~

1) 受賞報告 — International Symposium on Advances in Multiscale
Functional Materials 2023「Innovation Award of Multiscale
Functional Materials」を受賞

2) 受賞報告 — 一般財団法人青葉工学振興会「第28回青葉工学研究奨励賞」を受賞

3) 受賞報告 — 令和4年度コニカミノルタ画像科学「奨励賞」を受賞

4) 受賞報告 — 蓄電固体界面科学第4回若手勉強会「Interface Ionics
Award 2022 Gold Prize」を受賞

5) 研究成果 — 安価な鉄系正極材料の容量を2倍に
~リチウムイオン電池の低コスト化と高エネルギー密度化に期待~

6) 研究成果 — 含窒素芳香族複素環を細胞内で構築できる光反応を発見
~機能性分子を光制御する光化学ツールへの応用に期待~

7) 研究成果 — 分子一個の電子の磁気信号を検出する技術を開発
~分子スピンを利用した量子コンピューターキュービット構築に期待~

8) 研究成果 — 室温でマグネシウム蓄電池から 大量のエネルギーを取り出せる正極材料を開発
~リチウムイオン電池を置き換える安価で 高性能の蓄電池実現に向け大きな一歩~

9) お知らせ — 2022年度イノベーション・エクスチェンジ開催

10) お知らせ — 日本鉱業協会が多元研を視察

11) お知らせ — 多元研男女共同参画推進イベント「若手交流会」を開催

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1) 受賞報告
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
International Symposium on Advances in Multiscale
Functional Materials 2023「Innovation Award of Multiscale
Functional Materials」を受賞
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

殷教授が、International Symposium on Advances in Multiscale Functional
Materials 2023において、「Innovation Award of Multiscale Functional
Materials」を受賞しました。

受賞題目:
「Synthesis of Multiscale Oxide Particles by a Water Controlled Release
Solvothermal Process (WCRSP)」

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/yin/news/1757/

◆殷研究室(環境無機材料化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/yin/

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

目次へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2) 受賞報告
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
一般財団法人青葉工学振興会「第28回青葉工学研究奨励賞」を受賞
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

中川研究室の新家寛正助教が、一般財団法人青葉工学振興会
「第28回青葉工学研究奨励賞」を受賞しました。

受賞題目:
「キラリティ増強近接場によるキラル結晶化制御」

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20230123/

◆中川研究室(光機能材料化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/nakagawa/

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

目次へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

3) 受賞報告
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
令和4年度コニカミノルタ画像科学「奨励賞」を受賞
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

水上研究室の小和田俊行助教が、令和4年度コニカミノルタ画像科学
「奨励賞」を受賞しました。

受賞題目:
「オルガネラ間膜接触領域形成の生理的意義理解に向けた光操作化学ツールの開発」

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/mizukami/news/1460/

◆水上研究室(細胞機能分子化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/mizukami/

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

目次へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

4) 受賞報告
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
蓄電固体界面科学第4回若手勉強会「Interface Ionics
Award 2022 Gold Prize」を受賞
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

雨澤研究室の勝又琢也さんが、蓄電固体界面科学第4回若手勉強会において
「Interface Ionics Award 2022 Gold Prize」を受賞しました。

受賞題目:
「電気化学リアクターを活用した新規アニオン複合化技術の開発」

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20230106/

◆雨澤研究室(固体イオニクス・デバイス研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/amezawa/html/index-j.html

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

目次へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

5) 研究成果
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
安価な鉄系正極材料の容量を2倍に
~リチウムイオン電池の低コスト化と高エネルギー密度化に期待~
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

東北大学多元物質科学研究所の小林弘明講師、本間格教授らの研究グループ
は、安価な鉄と酸素を用いた、レアメタルフリーかつ高エネルギーな新しいリ
チウムイオン電池正極材料の開発に成功しました。本研究では、メカニカルア
ロイングを用いLi5FeO4を準安定化させることで、これまで十分に利用できなか
った鉄と酸素のレドックス反応の両方の利用が可能となり、LiFePO4正極に比べ
約2倍の300 mAh/gを超える可逆容量を達成しました。サプライチェーンリスク
を回避できる元素資源を用いてリチウムイオン電池の低コスト化と高エネルギ
ー密度化が期待されます。

論文情報:
“Metastable Cubic Structure Exceeds Capacity Limit of Antifluorite Li5FeO4
Cathode Using Small Polarized Oxygen Redox”
Hiroaki Kobayashi,* Yuki Nakamura, Masanobu Nakayama, Sota Kodaki,
Rantaro Matsuo, Itaru Honma
Advanced Energy Materials
DOI:10.1002/aenm.202203441

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20230117/

◆本間研究室(エネルギーデバイス化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/honma/

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

目次へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

6) 研究成果
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
含窒素芳香族複素環を細胞内で構築できる光反応を発見
~機能性分子を光制御する光化学ツールへの応用に期待~
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

東北大学多元物質科学研究所の岡村秀紀助教、飯田百香修士課程学生(研究
当時)、金山唯修士課程学生、永次史教授(同大学大学院理学研究科化学専攻
兼担)らの研究グループは、分子骨格を構築できる新たな光化学反応として、
o-ニトロベンジル基を持つビアリールオキシム化合物を用いた分子内環化反応
の開発に成功しました。
本反応は反応前後で分子に大きな構造変化を誘起することから薬理活性のOFF
-ONが可能であると同時に、細胞内でも進行することから光反応による薬理活性
の制御を可能にすると考えられます。本研究の成果は、分子を光構築すること
でその機能を時空間制御できる新たなタイプの光化学ツールとして、創薬やバ
イオテクノロジー研究への応用が期待されます。

論文情報:
“o-Nitrobenzyl Oxime Ethers Enable Photoinduced Cyclization Reaction
to Provide Phenanthridines under Aqueous Conditions”
Hidenori Okamura*, Momoka Iida, Yui Kaneyama, Fumi Nagatsugi*
Organic Letters
DOI:10.1021/acs.orglett.2c04015

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20230120/

◆永次研究室(生命機能分子合成化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/nagatsugi/html/

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

目次へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

7) 研究成果
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
分子一個の電子の磁気信号を検出する技術を開発
~分子スピンを利用した量子コンピューターキュービット構築に期待~
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

東北大学多元物質科学研究所の川口諒特任研究員と米田忠弘教授らの研究グ
ループは、分子一個で磁石の性質を示す単分子磁石である、テルビウム・フタ
ロシアニン錯体(TbPc2)分子を磁場中のトンネル接合に配置し、ラジオ波(RF)を
入射することで、直径3 ナノメーター(nm)程度の分子一個から従来の化学分析
に用いられるESRと同等の精度でESR信号を検出することに成功しました。これ
は、分子一個のスピンキュービットを小さなデバイスに複数実装した量子コン
ピューターへの道を開くものであります。

論文情報:
“Spatially Resolving Electron Spin Resonance of π-Radical
in Single-molecule Magnet”
Ryo Kawaguchi*, Katsushi Hashimoto, Toshiyuki Kakudate, Keiichi Katoh,
Masahiro Yamashita, and Tadahiro Komeda*
Nano Letters
DOI:10.1021/acs.nanolett.2c04049

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20230124/

◆米田研究室(走査プローブ計測技術研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/komeda/

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

目次へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

8) 研究成果
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
室温でマグネシウム蓄電池から大量のエネルギーを
取り出せる正極材料を開発
~リチウムイオン電池を置き換える安価で 高性能の
蓄電池実現に向け大きな一歩~
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

東北大学多元物質科学研究所の小林弘明講師らの研究グループは、マグネシ
ウム蓄電池の正極材料として有望視されているスピネル型のマグネシウムマン
ガン系酸化物(MgMn2O4)の開発を行いました。オールジャパンの研究チームとし
て、個々の研究機関が得意とするナノ粒子化技術、多孔質化技術などを結集し
た新しい材料合成技術を開発し、超多孔質かつ極小ナノ粒子スピネルの合成に
成功しました。開発したスピネル材料を正極に用いることで、マグネシウム蓄
電池の室温での高エネルギー動作が可能となりました。

論文情報:
“Ultraporous, Ultrasmall MgMn2O4 Spinel Cathode for a Room-Temperature
Magnesium Rechargeable Battery”
Hiroaki Kobayashi,* Yu Fukumi, Hiroto Watanabe, Reona Iimura,
Naomi Nishimura, Toshihiko Mandai, Yoichi Tominaga, Masanobu Nakayama,
Tetsu Ichitsubo, Itaru Honma, Hiroaki Imai *
ACS Nano
DOI:10.1021/acsnano.2c12392

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20230130/

◆本間研究室(エネルギーデバイス化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/honma/

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

目次へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

9) お知らせ
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
2022年度イノベーション・エクスチェンジ開催
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

2023年1月18日、東北大学片平さくらホールにおいて、産学連携イベント「イ
ノベーション・エクスチェンジ」を開催しました。新型コロナウイルスの感染
拡大防止を考慮して、リモート講演とオンラインによる同時配信も行い、地元企
業だけでなく全国から119名(内訳:会場36名、オンライン83名)が参加しました。

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/20230125/

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

目次へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

10) お知らせ
◇◆━━━━━━━━━━━━◇◆◇
日本鉱業協会が多元研を視察
◇◆◇━━━━━━━━━━━━◇◆

2023年1月18日、日本鉱業協会の納武士会長ら7名の方々が、多元物質科学
研究所を視察しました。

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/20230119/

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

目次へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

11) お知らせ
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
多元研男女共同参画推進イベント「若手交流会」を開催
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

2023年1月27日(金)、多元研南総合研究棟2大会議室において、多元研男女共同
参画推進イベント「若手交流会」を開催し、多元研に所属する研究者9名が参加
しました。

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/20230127/

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

目次へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆多元研|新型コロナウイルス関連情報まとめ

https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/tagen_covid19/

多元物質科学研究所の教職員、学生を対象とした新型コロナウイルスの
関連情報をまとめていますのでご覧ください。

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

目次へ戻る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

2月3日は、節分です。恵方巻を食べて豆まきをするご家庭も多い
のではないでしょうか。もちろん、私も毎年行っております。子供
の頃から、”縁”が切れないように一本丸ごと出され、”福”が逃げな
いように恵方を向いて無言で食べるということしております。
今年の恵方は、「南南東」です。皆さまにもたくさんの”福”が訪
れることを願っております。

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆広報情報室では、講演会、シンポジウム、研究成果など
メールマガジンに掲載させていただける情報をお待ち致しております。

登録・変更・削除は、こちらからお願いいたします。
↓ ↓ ↓
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/information/mailmagazine.html

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
_/
_/   発行元:
_/      東北大学多元物質科学研究所
_/      広報情報室 022-217-5198
_/      network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
_/
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/