メールマガジン 2012年 4月号
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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2012年4月号 No.81 ━━━
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毎回HOTな情報をお届けいたします。
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~ 目次 ~
3) 行事予定 — The 2nd International Symposium on Electron Spin
Science (ISESS 2012)
4)研究成果 — Naフラックス法を用いたGaN基板の市場投入
9) 受賞報告 — Outstanding Paper Award of 2011
Journal of Chemical Engineering of Japan
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1) お知らせ
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平成24年度 多元物質科学研究所 新組織
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4月1日より、組織が新しくなりましたので紹介いたします。
◇有機・生命科学研究部門◇
生命機能分子合成化学研究分野 – 永次 史
生命機能制御物質化学研究分野 – 和田 健彦
生命類似機能化学研究分野 – 金原 数
生体高分子化学研究分野
タンパク機能解析研究分野 – 齋藤 正男
生物分子機能計測研究分野 – 石島 秋彦
生命分子ダイナミクス研究分野 – 高橋 聡
ソフト材料研究分野 -(客員)
◇無機材料研究部門◇
高純度材料研究分野 -(兼)佐藤 俊一
機能材料微細制御研究分野 – 鈴木 茂
スピン量子物性研究分野 – 佐藤 卓
ナノスケール磁気デバイス研究分野 – 北上 修
超臨界流体・反応研究分野 – 横山 千昭
高温材料物理化学研究分野 – 福山 博之
ハード材料研究分野 -(客員)
◇プロセスシステム工学研究部門◇
基盤素材プロセッシング研究分野 – 北村 信也
機能性粉体プロセス研究分野 -(兼)田中 俊一郎
高機能ナノ材料創成研究分野 – 田中 俊一郎
超臨界ナノ工学研究分野 -(兼)阿尻 雅文
光物質科学研究分野 – 佐藤 俊一
ハイブリッドナノ粒子研究分野 – 村松 淳司
エネルギーシステム研究分野 -(兼)中村 崇
プロセスシステム研究分野 -(客員)
◇計測研究部門◇
電子分子動力学研究分野 – 上田 潔
量子電子科学研究分野 – 高橋 正彦
量子ビーム計測研究分野 – 百生 敦
構造材料物性研究分野 – 野田 幸男
分光化学研究分野 – 山内 清語
ナノ界面化学研究分野 -(兼)栗原 和枝
表面物理プロセス研究分野 – 高桑 雄二
量子光エレクトロニクス研究分野 – 秩父 重英
計測研究分野 -(客員)
◇サステナブル理工学研究センター◇
エネルギーデバイス化学研究分野 – 本間 挌
固体イオニクス・デバイス研究分野 – 雨澤 浩史
固体イオン物理研究分野 – 河村 純一
環境適合素材プロセス研究分野 – 有山 達郎
金属資源循環システム研究分野 – 中村 崇
◇先端計測開発センター◇
軟X線顕微計測研究分野 – 柳原 美廣
電子回折・分光計測研究分野 – 寺内 正己
電子線干渉計測研究分野 – 進藤 大輔
走査プローブ計測技術研究分野 – 米田 忠弘
◇高分子・ハイブリッド材料研究センター◇
高分子ハイブリッドナノ材料研究分野 – 宮下 徳治
有機ハイブリッドナノ結晶材料研究分野 – 及川 英俊
ハイブリッド炭素ナノ材料研究分野 – 京谷 隆
ハイブリッド材料創製研究分野 – 芥川 智行
光機能材料化学研究分野 – 中川 勝
自己組織化高分子材料研究分野 -(兼)下村 政嗣
◇新機能無機物質探索研究センター◇
無機固体材料合成研究分野 – 山根 久典
金属機能設計研究分野 – 蔡 安邦
環境無機材料化学研究分野 – 佐藤 次雄
無機材料創製プロセス研究分野 – 垣花 眞人
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2) お知らせ
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新任教授のご紹介
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平成24年4月に多元物質科学研究所に着任された教授より自己紹介の
コメントをいただきました。
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■■ スピン量子物性研究分野
■ 佐藤 卓(さとう たく) 教授
4月1日付けで東京大学物性研究所附属中性子科学研究施設より赴任
致しました。生まれも育ちも大阪ですが、大学からは東京、その後
最初の職場がつくば、次が茨城県東海村、そして今回は仙台と、
単調に北上しております。
専門は中性子散乱を用いた固体物性研究(特にスピンダイナミクス
研究)です。日本の中性子散乱は J-PARC の稼働開始を経て全く新
しい時代へと突入しています。この時期に中性子散乱の研究室を
東北大学で立ち上げる事が出来る事を大変幸運に思います。今後も
スピンダイナミクス測定に基づく新しい量子現象の探索を進めたい
と思っていますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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■■ 固体イオニクス・デバイス研究分野
■ 雨澤 浩史(あめざわ こうじ) 教授
4月1日付けでサステナブル理工学研究センターに着任しました。
前任地は東北大学大学院環境科学研究科で、この度、青葉山から
片平に“下山”することになりました。居室は材料・物性総合研究
棟2号館306号室です。
私の専門分野は、固体イオニクス、電気化学、固体化学です。固体
イオニクス材料のバルク・界面における反応・イオン輸送過程に関
する基礎研究をベースに、燃料電池やリチウムイオン二次電池など、
様々な固体イオニクスデバイスの実用化、高性能化に貢献していき
たいと考えています。特に最近は、上記デバイスが作動する特殊環
境下で材料分析のできる、その場計測技術の開発に興味を持ってい
ます。どうぞ宜しくお願い致します。
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■■ 量子ビーム計測研究分野
■ 百生 敦(ももせ あつし) 教授
4月から量子ビーム計測研究分野の教授に着任しました百生敦と申
します。これまで東北大学とはそれほど濃いつながりは無かったの
ですが、ご縁がありこの地で研究に邁進する機会を頂きました。前
職は東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授で、12年半在勤し
ました。その前は(株)日立製作所基礎研究所にやはり12年半おりま
した。一貫して、X線イメージング計測分野で研究し、特に、X線
位相情報を利用する高感度観察技術においてフロンティアを開拓し
てきたと自負しています。計測研究では、たくさんの方々との共同
研究が欠かせません。多元研でもそのような関係を数多く築ければ
と思っております。何とぞよろしくお願いいたします。
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3) 行事予定
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The 2nd International Symposium on Electron Spin
Science (ISESS 2012)
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昨年3月の東日本大震災によって延期されていた国際会議、The 2nd Inter-
national Symposium on Electron Spin Science (ISESS 2012)が、
今年7月に宮城・松島にて開催されます。
現在、海外から12名の研究者をお招きしてご講演いただく予定です。
講演申込・予稿締切は5月7日(月)となっております。
会期:平成24年7月23日(月)-25日(水)
会場:ホテル大観荘(宮城県松島町)
講演申込・予稿締切:5月7日(月)
参加・登録申込締切:6月8日(金)
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4) 研究成果
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Naフラックス法を用いたGaN基板の市場投入
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多元物質科学研究所 山根久典教授が開発されたNaフラックス法を日本
ガイシ株式会社が採用し、口径4インチのGaN基板を2012年中に市場投入
する目標を明らかにしました。現在、2インチサイズの基板をサンプル
出荷しています。
同社は、LEDチップやパワー半導体向けにGaN基板を開発しています。
高い光出力のプロジェクターやディスプレイ、自動車用ヘッドランプ、
また、ハイブリッド車や電気自動車のインバーター用パワーデバイスが
実用化されることが期待されます。
GaN基板は、高い光出力を期待できるものの、青色LEDチップの製造にお
いて一般的なサファイア基板よりも高価なことが課題となっており、
従来のHVPE法と比べて品質向上とコスト削減を期待できるNaフラックス
法が採用されました。
Naフラックス法は、GaとNaの混合溶液にN2ガスを吹き付けてNを溶解させ、
GaN結晶を作製する液相法の一種です。
3月27日、日経エレクトロニクスに記事が掲載されました。
◆日経エレクトロニクス
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120327/210272/?ST=print
◆無機固体材料合成研究分野(山根研)
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=16
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5) 受賞報告
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日本セラミックス協会より表彰
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多元物質科学研究所 無機固体材料合成研究分野 山根久典教授が、審査
のレビュー活動において顕著な貢献をされたとして、日本セラミックス
協会より表彰されました。
—受賞内容—-
「Journal of the Ceramic Society of Japan, The Editor-in-Chief
Award of Distinguished Reviewer in 2011」
◆公益社団法人 日本セラミックス協会
http://www.ceramic.or.jp/
◆無機固体材料合成研究分野(山根研)
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=16
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6) 受賞報告
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日本金属学会 金属組織写真優秀賞
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多元物質科学研究所 電子線干渉計測研究分野 村上恭和准教授、進藤
大輔教授らが、日本金属学会金属組織写真優秀賞を受賞しました。
金属組織写真賞は、学術上または技術上有益な組織写真に対して贈ら
れます。
—受賞内容—-
「電子線ホログラフィーによるTaTiO3セラミックコンデンサの電場解析」
◆社団法人 日本金属学会
http://jim.or.jp/index.html
◆電子線干渉計測研究分野(進藤研)
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=57
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7) 受賞報告
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日本鉄鋼協会 学術記念賞(西山記念賞)
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多元物質科学研究所 環境適合素材プロセス研究分野 植田滋准教授に、
日本鉄鋼協会より学術記念賞(西山記念賞)が贈られました。
鉄鋼に関する学術、技術の研究に多大な功績をあげた研究者に対して
賞が贈られます。
—受賞内容—-
「高炉低炭素化を指向した製銑の基盤研究」
◆社団法人 日本鉄鋼協会
http://www.isij.or.jp/
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8) 受賞報告
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応用物理学会 講演奨励賞
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多元物質科学研究所 自己組織化高分子材料研究分野 平井悠司助教が、
応用物理学会 講演奨励賞を受賞しました。
講演奨励賞は、応用物理学会春秋講演会において、応用物理学の発展に
貢献する優秀な発表を行なった若手研究者に授与されます。
—受賞内容—-
「ディウェッティングを利用した異方性透明導電膜の作製」
◆公益社団法人 応用物理学会
http://www.jsap.or.jp/
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9) 受賞報告
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Outstanding Paper Award of 2011
Journal of Chemical Engineering of Japan
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多元物質科学研究所 高温材料物理化学研究分野 小畠秀和助教、福山
博之教授らがJournal of Chemical Engineering of Japanへ投稿した
論文が、Outstanding Paper Award of 2011に選ばれました。
—受賞内容—-
「Relationship between Applied Static Magnetic Field Strength
and Thermal Conductivity Values of Molten Materials Measured
Using the EML Technique」
◆Journal of Chemical Engineering of Japan (JCEJ)
http://www.scej.org/jcej/
◆◆高温材料物理化学研究分野(福山研)
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=17
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明るい陽射しがふりそそぎ、空の青さを感じる日が増えました。
大学のキャンパスでは、長い間待ち望んでいた桜と梅を両方眺めながら
の散策を楽しむことができます。
近頃、早朝やお昼休み、出退勤時など、ウォーキングやジョギングを
している人をよく見かけるようになりました。
なかには、5月13日に開催される仙台国際ハーフマラソン大会(杜の都
ハーフ)を目指して走っている方もいらっしゃるようです。大会には、
ハーフマラソンの他に5km、2kmの種目もあります。また、仙台すずめ
踊りやジャズフェスミニライブなど、様々な沿道イベントも企画されて
おり、賑やかな一日になりそうです。
一方で、スキーやボードもまだまだ楽しめます。4月10日には、月山
スキー場がオープンしました。7月まで滑走可能とのことです。
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_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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