メールマガジン 2010年 3月号
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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2010年3月号 No.57 ━━━
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~ 目次 ~
1)お知らせ — ネットワーク型共同利用・共同研究拠点が発足
4)受賞報告 — 化学工学会 粒子・流体プロセス部会フロンティア賞
5) 受賞報告 — 第20回トーキン科学技術振興財団 研究奨励賞
6) 研究成果 — 巨大超弾性歪みを有する高強度な鉄合金の開発
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1) お知らせ
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ネットワーク型共同利用・共同研究拠点が発足
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東北大学多元物質科学研究所は下記の4研究施設と共に、「ネットワーク
型共同利用・共同研究拠点」として、文部科学省より認定を受けました。
この研究拠点では、物質創成開発、物質組織化学、ナノシステム科学、ナ
ノサイエンス・デバイス、物質機能化学の研究領域を横断する「物質・デバ
イス領域」の公募による共同研究システムを整備し、この領域で多様な先端
的・学際的共同研究を推進するための中核を形成します。これにより、革新
的物質・デバイスの創出を目指します。
1.共同利用・共同研究拠点名:物質・デバイス領域共同研究拠点
–拠点を構成する研究施設–
北大 電子科学研究所
東北大 多元物質科学研究所
東工大 資源化学研究所
阪大 産業科学研究所(中核機関)
九大 先導物質化学研究所
2.認定有効期間:平成22年4月1日~平成28年3月31日
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
物質・デバイス領域共同研究拠点
http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/joint_research/index.html
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2) 受賞報告
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日本熱物性学会賞奨励賞
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多元物質科学研究所 表界面反応制御・基板作製研究部の小畠秀和助教が、
「静磁場印加により対流を抑制した溶融シリコンに対する非接触レーザー周
期加熱カロリメトリー法の開発とその高精度化」において、日本熱物性学会
賞奨励賞を受けました。
この賞は、新しい着想に基づき将来の発展が期待される研究にとり組んで
いる若手研究者に贈られます。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
日本熱物性学会
http://www.netsubussei.jp/
表界面反応制御・基板作製研究部 福山研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=17
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3) 受賞報告
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平成21年度ペプチド学会 奨励賞
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多元物質科学研究所 光機能設計研究分野の坂本清志助教が、平成21年度
ペプチド学会「奨励賞」を受賞しました。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
日本ペプチド学会
http://www.peptide-soc.jp/
光機能設計研究分野 和田研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=25
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4) 受賞報告
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化学工学会 粒子・流体プロセス部会フロンティア賞
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多元物質科学研究所 物理プロセス設計研究分野の張其武助教、齋藤文良
教授らに、化学工学会 粒子・流体プロセス部会よりフロンティア賞が贈ら
れました。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
化学工学会 粒子・流体プロセス部会
http://www2.scej.org/partluid/
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5) 受賞報告
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第20回トーキン科学技術振興財団 研究奨励賞
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多元物質科学研究所 ハイブリッドナノ組織体研究部の松井淳助教が、
下記の研究成果に対して第20回トーキン科学技術振興財団研究奨励賞を受賞
しました。当財団は、NECトーキン株式会社発祥の地である宮城県内の研
究者に報いるため、工学分野の研究への助成や研究成果への奨励を行ってお
ります。
受賞題目
「界面場を用いたボトムアップ集積技術の構築と新機能素子開発」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
トーキン科学技術振興財団
http://www.nec-tokin.com/ir/act_found.html
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6) 研究成果
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巨大超弾性歪みを有する高強度な鉄合金を開発
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多元物質科学研究所の貝沼亮介教授、東北大学工学研究科の田中優樹博
士研究員、大森俊洋助教らの研究グループは、ゴムのように10~13%伸び縮
みし、かつ高強度な鉄系超弾性(形状記憶)合金の開発に成功しました。
開発した合金は、従来から研究開発が進められてきた鉄系形状記憶合金
(Fe-Ni-Co-Ti合金)において、チタンをアルミニウムに置き換えた上で、数
種類の元素を添加、さらに適切な加工熱処理を施すことによって、室温で超
弾性を示す鉄系多結晶バルク合金を得ることに初めて成功しました。
本研究の成果は、NEDO産業技術研究助成事業における2009年度採択課題
「巨大超弾性歪みを発現する高強度鉄系形状記憶合金の開発と医療デバイス
への展開」の一環として得られたものです。
この成果は、学術雑誌Science(vol.327. p.1488-1490 DOI:10.1126/scie
nce.1183169)に2010年3月19日付で掲載されました。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2010/03/achieve20100319-01.html
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寒暖を繰り返しつつも徐々に暖かくなり、花粉が猛威を振るっております。
今年度もあと数日。
今年度も、多元研から多くの大学院生が旅立ちました。
4月から多元研自体も、少しリニューアルされます。
各研究室の分野名が変わり、分野をまとめる部門の構成が一新されます。
さらに、新しく3つの研究室が加わります。
来年度、多元研のさらなる躍進にご期待下さい。
併せまして、今後ともご支援賜れますようお願いたします。
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_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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