メールマガジン 2008年 11月号
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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008年11月号 No.41 ━━━
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~ 目次 ~
1)行事予定 — 第17回素材工学研究懇談会
平成20年度資源変換・再生研究センターシンポジウム
2)行事予定 — 第3回アクチノイドセミナー
-アクチノイドと原子力バックエンド-
3) 行事予定 — 第8回 東北大学 多元物質科学研究所 研究発表会
4)教員公募 — 資源変換・再生研究センター 資源再生システム研究分野
5) 研究成果 — ニッケルナノチューブを用いた
新しい光硬化型異方性導電フィルムを開発
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1) 行事予定
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第17回素材工学研究懇談会
平成20年度資源変換・再生研究センターシンポジウム
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会期:2008年11月25日(火), 26日(水)
会場:東北大学片平さくらホール ( 〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1)
主催:東北大学多元物質科学研究所,同資源変換・再生研究センター
協賛:資源・素材学会東北支部,日本金属学会東北支部,日本鉄鋼協会東北支部
プログラム (敬称略)
・11月25日(火)
10:00 – 10:10 齋藤文良 多元物質科学研究所長 挨拶
10:10 – 11:00 圦本尚義 (北海道大学理学研究院)
同位体顕微鏡で覗く太陽系の起源
11:00 – 11:50 齋藤公児 (新日本製鐵)
鉄鋼資源制御のための評価・解析
13:30 – 14:20 中村 崇(東北大学多元研)
スラグ中の有害元素の解析と制御
14:20 – 15:10 鈴木 茂 (東北大学多元研)
金属素材プロセス副生成物の評価と制御
休憩
15:30 – 16:20 米村光治 (住友金属工業)
時間分解X線回折による一方向急冷凝固素過程解析
16:20 – 17:10 石黒康英 (JFEスチール)
鋼中の微量Cuが関わる硫化物析出現象の解析
・11月26日(水)
9:00 – 9:50 進藤大輔 (東北大学多元研)
透過電子顕微鏡による先端材料評価
9:50 – 10:40 水木純一郎(日本原子力研究開発機構)
放射光X線による先端材料のダイナミックス解析
休憩
11:00 – 11:50 友田 陽(茨城大学理工学研究科)
中性子を用いた材料組織の解析
参加費 : 2000円
懇親会 : 11月25日 18:00 – 仙台国際ホテル (会費 5000円)
懇親会申込締切 : 11月18日(火)
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/general/information/08112526.html
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2) 行事予定
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第3回アクチノイドセミナー
-アクチノイドと原子力バックエンド-
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東北大学多元物質科学研究所 附属資源変換・再生研究センター
エネルギーサイ クル研究分野では、2006年、2007年のセミナー
「アクチノイドの基礎と応用」に引き続き、今年も同様のセミナーを
以下の要領で開催いたします。
多くの方のご参加をお待ちしております。
主催:東北大学多元物質科学研究所
協賛:日本原子力学会東北支部
日時:平成20年11月27日(木)午後1時30分~28日(金)午前12時
会場:東北大学 材料・物性総合研究棟1号館1階 大会議室
プログラム
11月27日(木) 講演5件 (13:30‐17:30)
13:30-13:40 開会挨拶
東北大多元研 所長 齋藤 文良
13:40-14:20 「京大炉ホットラボラトリにおけるアクチニド化学研究」
藤井俊行氏(京都大学原子炉実験所)
14:20-15:00 「使用済燃料の乾式再処理におけるアメリシウム挙動の研究」
林 博和氏(JAEA)
15:00-15:40 「FLUOREX法におけるUF6に同伴するPuの回収」
笹平 朗、可児 祐子(日立製作所)
河村 文雄、星野国義(HGNE)
15:40-16:00 コーヒーブレイク
16:00-16:40 「ピリジン樹脂へのf元素吸着挙動とマイナーアクチノイドの分離」
鈴木達也氏(東工大原子炉研)
16:40-17:20 「ハイブリッドマイクロカプセルによる核種の選択的分離・回収」
三村均氏(東北大院工)
17:30-19:30 懇親会 (会費2,000円)
11月28日(金) 講演4件 (9:00 -12:00)
9:00- 9:40 「U(VI)-有機酸錯体の酸化還元挙動-電気化学的分析と微生物還元-」
鈴木義規氏(JAEA)
9:40-10:20 「キャピラリー電気泳動による+3価ランタニド、
アクチニド相互分離と移動度からの金属-配位子間結合距離の導出」
吉村 崇氏(阪大院理)
10:20-10:40 コーヒーブレイク
10:40-11:20 「核磁気共鳴法による二酸化アクチノイドの電子状態の微視的研究」
徳永 陽(JAEA)
11:20-12:00 「選択硫化反応を用いた再処理法の研究
-マイナーアクチノイドの挙動について-」
桐島 陽(東北大多元研)
12:00-12:10 閉会挨拶
東北大多元研 佐藤修彰
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/general/information/08112728.html
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3) 行事予定
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第8回 東北大学 多元物質科学研究所 研究発表会
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東北大学以外の一般の方の参加も歓迎しております。奮ってご参加ください。
日時: 2008年12月11日(木)9:45~20:00
会場: 東北大学 片平さくらホール
〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
主催: 東北大学多元物質科学研究所
共催: 東北大学
協賛: 応用物理学会、化学工学会、高分子学会、資源・素材学会
電気化学会、日本化学会、 日本金属学会、日本結晶学会
日本顕微鏡学会、日本光学会、日本セラミックス協会
日本鉄鋼協会、日本表面科学会、日本物理学会、日本分光学会
日本放射光学会、 粉体工学会
・授賞式
9:45~10:20 素材工学研究奨励賞
(財)科学計測振興会賞
[籏野奨学基金]多元物質科学研究奨励賞
・第1部 講演セッション I (10:30-12:25) (2階会議室)
10:30~10:40 多元物質科学研究所長 齋藤文良 挨拶
10:40~11:05 「ヘム分解酵素の分子機構」
松井敏高(多元研 講師)
11:10~11:50 特別講演1
「特殊ペプチド医薬:プログラム翻訳合成と
ケミカルバイオロジーへの展開」
菅 裕明 先生 (東大先端研 教授)
11:55~12:25 「高度ものづくり支援-超高温熱物性計測システムの開発」
福山博之(多元研 教授)
休憩
・第2部 ポスターセッション (13:30-15:30) (1階ラウンジ)
13:30~14:30 ポスターセッションA
14:30~15:30 ポスターセッションB
・第3部 講演セッション II (15:45-17:20) (2階会議室)
15:45~16:25 「フィルムエレクトロニクスに向けた高分子ナノ材料の創製」
宮下徳治(多元研教授)
16:30~17:20 特別講演2
「強相関電子と交差相関物性」
十倉好紀 先生 (東大院工・物理工学 教授)
・懇親会 (1階ラウンジ)
17:45~20:00 会費:一般 3,000円・学生 1,000円
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4) 教員公募
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資源変換・再生研究センター 資源再生システム研究分野
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・公募人員:資源変換・再生研究センター 資源再生システム研究分野
助教 1名
・分野内容:物理化学特に化学熱力学に精通し、それらの学理を基に
金属素材製造・再生プロセスならびにシステムの構築が
可能な人材。
・応募資格:協力講座としての大学院(環境科学研究科 物質・材料循環
コース)の研究指導を担当できる博士号取得者。
・任期: 7年、再任可
・着任時期: 平成21年4月1日
・提出書類:(1)履歴書
(2)研究業績リストおよび主要論文3編以内の別刷
(コピー可)と要約各2部
(3) 研究費獲得状況、受賞、学会活動などのリスト
(4) これまでの研究概要と採用された場合の研究の抱負
(5) 照会可能な方2名の氏名と連絡先
・選考方法: 書類選考後、面接を行うことがある。
・公募締切日: 平成20年12月22日
・問合せ先: 中村 崇
・書類提出先: 〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
東北大学多元物質科学研究所 中村 崇 宛
・その他:封筒に「資源変換・再生研究センター資源再生システム研究
分野」と朱記し、書留にて郵送願います。
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5) 研究成果
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ニッケルナノチューブを用いた
新しい光硬化型異方性導電フィルムを開発
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独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術
開発機構)の産業技術研究助成事業(予算規模:約50億円)の一環と
して、東北大学多元物質科学研究所の教授 中川 勝氏は、ニッケルナノ
チューブを用いた新しい光硬化型異方性導電フィルムを開発しました。
従来、液晶ディスプレイ・携帯電話等の表示素子では、多数の表示素
子側の入力端子と駆動素子側の出力端子を結線しており、表示素子の
小型化、高精細化のニーズに応えるため、端子にある電極の狭ピッチ
化が必要になっています。
本技術は、ニッケルナノチューブを用いた新しい光硬化型異方性導電
フィルムであり、対応端子間隔を従来の4分の1とすることを実現し
ました。これは、長さが1~10μmとサイズ分布の小さいニッケルナノ
チューブの開発に成功したこと、さらに無電解金めっきによる体積抵
抗率の低下を実現させ、平均の幅が0.4μmの棒状磁性粒子による導電
性フィラーの開発をしたものです。
この本技術により、熱硬化型異方導電フィルムで問題となる加熱・冷
却過程による応力歪の残存の回避、素子への熱の影響から開放される
新しい光実装方式を提案するものです。
◆ 研究成果概要
液晶ディスプレイ等の表示素子では、駆動素子側出力端子と表示素子側
入力端子を多数、簡便にかつ短時間で接続するために、異方性導電フィ
ルム(ACF)が使用されています。ACF は、ニッケル粉末や均一球形の金
被覆高分子微粒子を導電性フィラーとして熱硬化性高分子樹脂に分散さ
せた構成からなり、ACFを両端子間に挟み、加熱圧着して、対向端子間
で導電接続、隣接端子間で絶縁接続をもたらします。
対応配線間隔は導電性フィラーに依存し、金被覆微粒子では約40μm が
下限(2005年度のデータ)となっています。表示素子のさらなる小型化
や高精細化に応えるため、高信頼性の異方導電材料の開発が求められて
いました。
本研究では、独自に開発した磁性と導電性を同時に有するニッケルチューブ
を導電性フィラーとして用いた微細配線用の異方導電高分子シート(ACPS)の
開発を行いました。
水素結合型分子鋳型の調製法の改良とサイズ分離操作の導入により、長さ
の分布が1~10μm の範囲にあるニッケルチューブの開発に成功し、熱
硬化型シリコン複合膜へ適用した実験では、電極端子間隔10μmで異方
導電性が確認されて、異方性比が10の10乗であることが分かりました。
また、光硬化型樹脂と本導電性フィラーの複合膜作製時にシリカ粒子を混
合することで、隣接端子間での通電エラーの発生を抑制できることが分かり
光硬化時の体積収縮率が小さい光硬化性樹脂を用いることで、連続的に製膜
でき、数秒の光照射で実装できる室温圧着方式の光硬化型異方導電高分子
シートを開発しました。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
http://www.nedo.go.jp/informations/press/201110_1/201110_1.html
◆成果プレスダイジェスト
http://www.nedo.go.jp/informations/press/201110_1/seika.pdf
◆Venture Press.comプレリリース:11月11日掲載
http://www.venture-press.com/pressrelease/2008/11/11_1619.html
◆日経BP社 Tech-On!:11月12日掲載
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081112/161126/
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先日、検察庁の方がいらして「裁判員制度について」の出張説明会が
ありました。平成21年5月21日にスタートする「裁判員制度」。
20歳以上の有権者の中から、裁判員候補者がくじで無作為に選ばれます。
平成21年の宮城県内候補者数は4160人に決まり、候補者名簿に登録され
た方には、11月29日頃から順次、裁判所からのお知らせ通知が届きます。
何となく耳にはしていたものの、実際どのような制度で、私達がどの
ように関わり、判決するのか。
辞退できないのか、自分にできるかなど、戸惑う方が多いと思います。
事情による辞退申し出も可能であり、裁判員として会社を休むことも
法律で認められており、社会全体の理解が必要です。
検察庁では、企業、地域団体、町内会、サークル等に無料出張説明会を
行なっており裁判員制度についての疑問、不安などに答えてくれます。
以下のページでも詳しい情報を見ることができます。
◆裁判員制度 http://www.saibanin.courts.go.jp/
◆法務省裁判員制度コーナー http://www.moj.go.jp/SAIBANIN/
◆検察庁 http://www.kensatsu.go.jp/
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_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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