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プレスリリース
東北大学×保土谷化学「モノづくりで持続可能な社会に貢献する共創研究所」を設置

国立大学法人東北大学
保土谷化学工業株式会社

【発表のポイント】

  • 機能性有機材料の開発から社会実装までをシームレスに推進し、持続可能な社会の実現に貢献します。
  • クロスアポイントメント(注1)等により企業人材を特任教員として参画させ、東北大学内の部局横断的なリソースの活用により迅速に研究開発します。
  • 保土谷化学が今年度からスタートした中期経営計画「コード2030(CODE/CHORD 2030)」における、オープンイノベーション推進の第一弾となります。

【概要】

国立大学法人東北大学(以下「東北大学」)と保土谷化学工業株式会社(注2)(以下「保土谷化学」)は、2026年6月に「モノづくりで持続可能な社会の実現に貢献する共創研」(以下「本共創研」)を設置しました。

本共創研は、微量有害物質(マイクロプラスチック、有機塩素化合物、特定PFASなど)の検知や高耐久なデバイスの創出などを始めとした、持続可能な社会の実現に向け切望されている機能性有機材料の設計、製造、用途開発を含む事業推進と、次世代の研究開発を担う人材育成を一体運用する常設の共創拠点となります。

また、本共創研は、保土谷化学が2026年度からスタートした中期経営計画「コード2030(CODE/CHORD 2030)」におけるオープンイノベーション推進の第一弾です。

(前列左から)保土谷化学工業:青木 筑波研究所長(東北大学特任教授兼務)、村岡 新規事業探索部長、横山 取締役 兼 常務執行役員、松本 代表取締役社長 兼 社長執行役員、東北大学:遠山 理事、福山 多元研所長、笠井 教授
(後列左から)保土谷化学工業:金澤(東北大学特任助教兼務)、武井(東北大学特任助教兼務)、加瀬(東北大学特任准教授兼務)、東北大学:岡 准教授、芳野 助教

研究の背景

機能性有機材料は、光、熱、電気などのエネルギー変換や吸収・発生といった多彩な機能を有し、エレクトロニクス、ライフサイエンス、環境、インフラなど、現代社会のあらゆる場面で不可欠な役割を果たしています 。持続可能な社会の実現に向けてその重要性は高まっており、社会的要請にタイムリーに応えるための迅速な社会実装が求められています 。

従来、大学での基礎研究と企業での応用・事業化開発は段階的に行われることが一般的でしたが、この手法では変化の激しい市場環境への追従が難しいという課題がありました 。

こうした課題に対し、東北大学内に常設の共創研究所を設け、企業人材が特任教員等として参画することで、化合物設計、合成、分析・評価に関する知見や技術の円滑な連携を可能とします 。

さらに、東北大学内の複数部局および複数教員との協働を通じた横断的かつ迅速な研究推進体制を構築し、機能性有機材料の社会実装を加速させることで、持続可能な社会の実現に寄与することを目指します 。

今後の展開

本共創研をハブとして、東北大学の高度な学術知見と保土谷化学のモノづくり技術を融合させ研究から社会実装までを一体的に運用し、持続可能な社会の実現に貢献する新材料の創出を加速してまいります。

図1.本共創研のスキーム

共創研究所概要

 項目 内容
 名称 モノづくりで持続可能な社会の実現に貢献する共創研究所
 設置場所 東北大学 多元物質科学研究所 南総合研究棟2 306号室
 設置期間 3年間(2026年6月1日 ~ 2029年5月31日)
 活動内容 ① 機能性有機材料の共同開発と事業推進
② 機能性有機材料の研究開発を通じた人材の育成
 体制
  • 運営総括責任者
    青木 良和 特任教授(研究)
    〔保土谷化学工業(株) 筑波研究所長 兼 新規事業探索部〕
  • 運営支援責任者
    岡 弘樹 准教授 〔東北大学 多元物質科学研究所〕
  • 共同運営支援責任者
    笠井 均 教授 〔東北大学 多元物質科学研究所〕
  • 参画企画担当者
    横山 紀昌 〔取締役 兼 常務執行役員〕
    村岡 泰斗 〔新規事業探索部長〕
  • 参画
    加瀬 幸喜 特任准教授(研究)
    〔保土谷化学 機能材料開発グループ 兼 新規事業探索部〕
    武井 貴紀 特任助教(研究)
    〔保土谷化学 新規事業探索部 兼 機能材料開発グループ〕
    金澤 輝石 特任助教(研究)
    〔保土谷化学 新規事業探索部 兼 機能材料開発グループ〕
    芳野 遼  助教 〔東北大学 金属材料研究所〕

 

用語説明 

注1.クロスアポイントメント:
大学と企業等の複数の機関において研究者の役割と時間配分を定め、適切に分担・管理する雇用・連携制度。本研究所では企業出身の特任教員配置に活用し、組織の垣根を超えた「人」と「知」のダイナミックな循環を加速させ、イノベーション創出の土台とします。

注2.保土谷化学工業株式会社:
1916年設立。有機合成技術を核に、機能性色素や機能性樹脂、基礎化学品、アグロサイエンス製品の製造、販売などを手掛ける素材メーカーです。https://www.hodogaya.co.jp/

 

 

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学 多元物質科学研究所
准教授 岡 弘樹(おか こうき)
TEL: 022-217-5585
Email: oka*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学 多元物質科学研究所 広報情報室
TEL: 022-217-5198
Email: press.tagen*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

保土谷化学工業株式会社
経営企画部コーポレート・コミュニケーション室
Email: ir*hodogaya.co.jp(*を@に置き換えてください)