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お知らせ
第21回 東北大学多元物質科学研究所研究発表会を開催しました

 2021年12月9日(木)~10日(金)の2日間、片平さくらホールにおいて「第21回 東北大学多元物質科学研究所研究発表会」を開催し、多元研内外から250名の参加者を集めました。昨年に引き続き、新型コロナウイルスの影響により会場への参加者は少人数に制限し、オンライン開催を併用して行いました。会場への参加者には感染防止のため、マスクの着用・手指のアルコール消毒・ソーシャルディスタンスの確保などの対策を徹底して行いました。

 9日の午前中には、区分A、Bと2回に分けて「多元物質科学研究所所長賞」の応募者30名を含む合計69名がオンラインでポスターセッションを行い、活発なやり取りが見られました。
 午後からは、はじめに多元研の寺内正己所長より本研究発表会の概要についての説明があり、「講演の先生方の研究発表から多くのものを得て、ご自身の研究にぜひ役立ててほしい」と挨拶がありました。
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        寺内正己 所長               和田健彦 実行委員長

 客員教授特別講演では、中田昌宏 氏(日本製鉄株式会社 執行役員)より「鉄鋼分野におけるデジタルトランスフォーメーションの取り組み」と題して、田村隆治先生(東京理科大学 先進工学部 教授)より「ハイパーマテリアルとその磁性」と題して、濵地格先生(京都大学 大学院工学研究科 教授)より「分子夾雑の化学で生命現象に挑む」と題して、岩崎憲治先生(筑波大学 生存ダイナミクス研究センター 教授)より「クライオ電子顕微鏡の利点を活かした構造解析」と題してご講演いただきました。
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        中田昌宏 氏                  田村隆治 先生

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        濵地格 先生                  岩崎憲治 先生

 10日には、「籏野奨学基金」、「科学計測振興基金」、「多元物質科学研究所所長賞」の授賞式が開催され、続いて新任教授講演が行われました。西堀麻衣子教授(高分子ハイブリッドナノ材料研究分野)が「放射光を利用した機能材料科学」と題して、山田高広教授(無機固体材料化学研究分野)が「活性金属を活用したプロセスと化合物で拓く物質・材料科学」と題して、矢代航教授(量子フロンティア計測研究分野)が「非平衡系の4D時空間領域のフロンティアの開拓」と題して講演しました。
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   西堀麻衣子 教授         山田高広 教授          矢代航 教授

関連リンク:
第21回 東北大学多元物質科学研究所研究発表会ウェブサイト
第21回 東北大学多元物質科学研究所研究発表会授賞式