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お知らせ
第16回東北大学多元物質科学研究所研究発表会を開催しました

2016年12月7-8日の2日間、片平さくらホールにおいて、第16回東北大学多元物質科学研究所研究発表会を開催し、多元研内外から254名の参加者を集めました。
12月7日、早朝から集まった多くの参加者に向けて、村松淳司所長が、英語で開会挨拶を行いました。村松所長は、「里見ビジョンが掲げる目標のひとつである『ワールドクラスへの飛躍』を目指して、多元研としてもさまざまな試みを行っていますが、学生の皆さんにも、来年からは是非、英語で発表して欲しい。」と述べました。続いて、多元研副所長 福山博之教授の進行により、38名の「多元研所長賞」応募者によるショートプレゼンテーションを行った後、区分A、Bと2回に分けて、合計で84名の発表者によるポスターセッションを行いました。

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村松淳司所長

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福山博之副所長

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ショートプレゼンテーションの様子

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ポスターセッションの様子

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12月7日午後には、3名の客員教授による特別講演会を行いました。NECトーキン株式会社フェローの吉田栄吉先生は「磁性材料とその応用分野における東北大学-NECトーキン連携の変遷と事例」と題して講演しました。京都大学大学院理学研究教授の北川宏先生は「次元交差領域における新しい物性化学」に関する最新の研究について解説し、名古屋大学大学院理学研究科教授で名古屋大学物質科学国際研究センター長の阿波賀邦夫先生は「固体電気化学プロセスを利用した物性化学」と題して、リチウム2次電池の開発など最新の研究についてお話し、それぞれ活発な質疑応答がなされました。

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吉田栄吉先生

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北川宏先生

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阿波賀邦夫先生

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翌12月8日は、籏野奨学基金、科学計測振興基金、多元物質科学研究所所長賞の授賞式が行われ、続いて3名の新任教授による講演会がありました。
環境無機材料化学分野の殷シュウ教授は「赤外線応答に基づく無機ナノ材料の創製と新機能創出」と題して、有機・バイオナノ材料研究分野の笠井均教授は「世代ナノ薬剤の創製に向けた挑戦」と題して、原子空間制御プロセス研究分野の小俣孝久教授は「エネルギー・資源・環境の持続を無機材料で支えたい」と題してそれぞれの研究について解説、活発な議論がなされ、2日にわたって開催された多元研研究発表会を締め括りました。

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殷 シュウ 教授

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笠井 均 教授

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小俣 孝久 教授

関連リンク:
第16回東北大学多元物質科学研究所研究発表会
2016年度 籏野奨学基金、科学計測振興基金、多元物質科学研究所所長賞の授賞式 授賞式