メールマガジン 2008年 7月号
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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008年7月号 No.37 ━━━
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~ 目次 ~
1)行事予定 — ハイブリッドナノマテリアルシンポジウム
– 若手研究フロンティア –
融合システム研究部門/多元ナノ材料研究センター(HyNaM)
シンポジウム
2)行事予定 — 国際学会 IUCr 2008 サテライトミーティング
3) 行事予定 — 窒化物ナノ・エレクトロニクス材料研究センター講演会
「窒化物の合成と光機能特性」
4)研究成果 — 母型からスタンパー複製できる
新方式V溝ピット方位多値記録の原理実証(9倍密度)に成功
5) 放送予定 — 東日本放送・東北大学共同企画番組
「東北大学の新世紀」放送予定 宮下 徳治 教授
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1) 行事予定
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
ハイブリッドナノマテリアルシンポジウム
- 若手研究フロンティア –
融合システム研究部門/多元ナノ材料研究センター(HyNaM)
シンポジウム
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主催: 東北大学 多元物質科学研究所
日時: 平成20年 7月 28日(月)
会場: 多元物質科学研究所
材料・物性総合研究棟 1号館 1階 大会議室(講演)
東北大学 片平さくらホール 1Fラウンジ(ポスター発表、懇親会)
— プログラム —
10:00 ~ 10:10 開会の挨拶
10:10 ~ 10:50 特別講演
「自己組織化による階層的に構造化された
バイオミメティック・ナノ表面の作製」
下村政嗣(東北大・WPI)
10:50 ~ 11:20 「形態制御ナノ粒子と有機材料のヘテロナノ界面形成による
ナノハイブリッド材料の開発」
蟹江澄志(東北大・多元研)
11:20 ~ 11:50 「界面場を用いたナノ材料の集積化と機能発現」
松井 淳(東北大・多元研)
11:50 ~ 12:20 「ナノ触診技術による高分子ナノサイエンス」
中嶋 健(東北大・WPI)
12:20 ~ 13:30 昼 食
13:30 ~ 14:00 「単層カーボンナノチューブのカスタム合成と応用展開」
野田 優(東大・工)
14:00 ~ 14:30 「磁石や色素を内包する
水分散性カーボンナノ試験管の鋳型合成」
折笠広典(東北大・多元研)
14:30 ~ 15:00 「固体酸化物形燃料電池における
ヘテロ構造制御による電極高性能化」
八代圭司(東北大・多元研)
15:00 ~ 15:30 「光電子制御プラズマプロセスによる機能性材料創製」
高桑雄二(東北大・多元研)
15:30 ~ 16:00 「新機能創製のための表面力測定:
界面分子マクロクラスターを中心に」
水上雅史(東北大・多元研)
16:30 ~ 18:00 ポスターセッション
18:00 ~ 18:10 閉会の挨拶
18:10 ~ 19:30 懇親会
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/general/information/080728.html
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2) 行事予定
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国際会議「Carbon2008」
The Japan Carbon Award for Innovative Researchを受賞
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共催: 東北大学 多元物質科学研究所
日時: 平成20年 8月 22日(金) 13:00~18:30
会場: 東北大学 多元物質科学研究所
反応化学研究棟2号館2階会議室
—– Program —–
1) Opening address (13:00 – 13:10) Director, Prof. F. Saito
— Invited Lectures (20+5 min) (13:10 – 14:50) —
2) TeraHertz Spectroscopy and Polymorph Investigation in
Pharmaceutical Materials Science
W. Jones (Cambridge Univ., UK)
3) Understanding and exploiting fundamental properties of
solid organic inclusion compounds
K. Harris (Cardiff Univ., UK)
4) Structure determination from powder diffraction data in Japan
H. Uekusa (TIT, Japan)
5) Nano-cocrystals via Sonochemistry
L. R. MacGillivray (Univ. of Iowa., USA)
— Coffee Break (14:50 – 15:00) —
6) Spectroscopy and Laser Fabrication of Single Organic Nano Crystals
H. Masuhara (Osaka Univ., Japan)
7) Strong Photoluminescence from Organic Nanocrystals
S. Y. Park (Seoul National Univ., Korea)
8) Organic nano-crystals for photonic and medical applications
E. Van Keuren (Georgetown Univ., USA)
— Coffee Break (16:15 – 16:35) —
— Invited Short Presentations (12+3 min) (16:35 – 18:50) —
9) Mechanochemical solvent-free synthesis of metal-organic frameworks
S. L. James (Queen’s Univ., UK)
10) Fabrication of Organic Nanocrystals by The Reprecipitation Method
and Their Application
H. Kasai (Tohoku Univ., Japan)
11) Ordered array of spherical polymer particles
on patterned silicon substrate
T. Onodera (Tohoku Univ., Japan)
12) Photon Antibunching Behavior of a Single Organic Nanocrystal
S. Masuo (Kyoto Inst. Tech, Japan)
13) Initiator-induced solid-state polymerization
of diacetylene nanocrystals
S. Okada (Yamagata University, Japan)
14) Fabrication of nanocrystals of organic pigments for
color filter use
Y. Miyashita (Fuji Film Co., Japan)
15) Biological application of organic nanocrystals
K. Baba (Tohoku Univ., Japan)
16) Will nano-particles be the solution
to insoluble Active Pharmaceutical Ingredients?
I. Oh (ABsize Inc., Japan)
17) Densely packed organic nanocrystals ultrathin film
using liquid-liquid interface
J. Matsui (Tohoku Univ., Japan)
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/general/information/080822.html
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3) 行事予定
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窒化物ナノ・エレクトロニクス材料研究センター講演会
「窒化物の合成と光機能特性」
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共催: 東北大学 多元物質科学研究所
日時: 平成20年 8月 22日(金) 13:00~18:30
会場: 東北大学 多元物質科学研究所
反応化学研究棟2号館2階会議室
日時: 平成20年10月30日(木)~31日(金)
会場: 多元物質科学研究所 材料物性総合研究棟1号館1階 大会議室
主催: 東北大学 多元物質科学研究所
—– 講演内容 —–
◆10月30日(木)
13:30 開会の挨拶
13:35-14:10 「アクティブアモノサーマル法によるGaN単結晶作製」
鏡谷勇二(東北大多元研)
14:10-14:45 「高純度窒化ホウ素単結晶の高圧合成と
希土類元素添加による発光特性発現」
谷口 尚(物材研)
14:45-15:20 「III族窒化物中のドーパントの配位環境と電子状態」
大場史康(京都大学)
休憩
15:35-16:10 「非極性面窒化物半導体薄膜成長と問題点」
秩父重英(東北大多元研)
16:10-16:45 「光電気化学反応による水素生成におけるGaN特性と
構造化の影響」
藤井克司(東北大学際センター)
16:45-17:20 「ソルボサーマル法による窒化物光触媒の合成」
佐藤次雄(東北大多元研)
17:40 懇親会
◆10月31日(金)
9:00- 9:35 「サファイア窒化法による
AlN薄膜作製の熱力学的・速度論的考察」
福山博之(東北大多元研)
9:35-10:10 「窒化アルミニウム系蛍光体の合成と結晶構造」
武田隆史(物材研)
10:10-10:45 「還元窒化法による窒化物蛍光体の微粒子プロセス開発」
末廣隆之(東北大多元研)
休憩
10:50-11:25 「Eu2+付活Srサイアロン」
福田由美(東芝)
11:25-12:00 「窒化物蛍光体の新規製造法と構造解析」
渡邊 展(三菱化学)
12:00-12:35 「窒化物蛍光体の今後に期待すること」
山元 明(東京工科大)
◆参加ご希望の方は、事前にホームページよりお申し込み下さい。
詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/general/information/081030.html
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4) 研究成果
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母型からスタンパー複製できる
新方式V溝ピット方位多値記録の原理実証(9倍密度)に成功
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映像・音楽等の著作権保護に対応できる安価に複製できる大容量の記録
メディアの開発が強く望まれている。多元物質科学研究所は、時代の要請を
先取りした次世代方式のROM(読み出し専用メモリー)技術の原理検証に
成功した。
開発した新方式では、CD-ROM、DVD-ROM の1記録単位(ピット)をV 溝と
して、溝方位を所定の数に分割する。今回、偏光を利用した読み出し技術で
1 周を1024 分割した溝方位を読み出せる精度を実証した。溝方位の上下は
重なるが、全周の半分の180°を512分割できるので、2 進数の9 桁を一括
で記録できる。従来技術では、1 ピットに0 か1 の2進数の1 桁を記録す
る。新方式は、1 ピットに9 倍の記録を詰め込める。
今回開発した記録再生方式は、従来のCD やDVD の記録ピット形状に多値
情報を付加するため、検出部に偏光読み取り機構を追加するだけで良く、従
来技術と整合性が良い。また、記録情報は、反射光の偏光楕円の形に転記さ
れて光の特性となって運ばれるために、遠方からも読み出せるリモートセン
シング方式である。各種のROM メモリーの他、バーコードや商品タグの高密
度化、さらには車載読み取り装置による道路情報パネルなど様々な高密度情
報記録と伝達応用が期待される。
光記録ディスクは、CD、DVD、ブルーレイディスクと急速に記録密度が増
加している。記録密度は、記録ピットのサイズを小さくし、検出ヘッドを
メディア表面に近づけて高NA(Numerical Aperture: 開口数)化し、光の波長
を短くすることで達成されてきた。更なる高密度化を目指し、多層化やホログ
ラフィー技術等を取り入れた製品開発が行われている。一方で、CD-ROM や
DVD-ROM で提供されている映像記録媒体の記録密度も映像のハイビジョン化
に対応できる高密度化が望まれている。しかし、ブルーレイディスク以降の
技術では、安価な大量生産に必須なスタンパーによる複製技術が適用できな
い。これがハイビジョン映像の著作権問題を複雑化している。
我々が開発した新方式は、ピット形状をV 溝とし、その方位角に多値情報
を持たせるので、表面形状による多値化でありスタンパー技術で表面形状を
大量複製できる。記録情報の読み出しは、反射楕円偏光の楕円主軸方位角は
V 溝に直交する入射面に従うという「反射の法則」を利用する。円偏光を照
射し、V溝による2回反射後の光の偏光楕円の方位角を記録情報として読み取
る。本方式の原理を確認するために、Siウエハー上に直径2nm、深さ1nm の
45°に傾いた斜面から成るV 溝ピット列を形成し(エリオニクス社の3D-FIB
(Focused Ion Beam)加工機使用)、偏光光学顕微鏡下で検光子の方位角を変え
ながら観察し、V 溝列からの反射光強度が各V 溝方位と検光子の方位角に従
う所定の変化を示すことを確認した。
また、BK7 製直角プリズムとポラロイドシートを用いたモデル実験で反射楕円
光の主軸方位角を±0.14°の誤差で決定できた。得られた分解能は180°の方
位角を512 分割(=2 進9 ビット)して検知できることを示している。これ
は1 ピットに2 進1ビットを記録する従来型のCD やDVD の9倍の記録密度
に相当する。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
・東北大学 プレリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/press_release/pdf2008/20080623.pdf
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5) 放送予定
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東日本放送・東北大学共同企画番組「東北大学の新世紀」放送予定
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東北大学・東日本放送 共同企画番組において、本研究所、宮下徳治教授の
「新素材!高分子超薄膜を作る」が放送されます。
東日本放送では、7月28日(月)23:10から放送される予定です。
◆東北大学の新世紀 放送予定
2008/07/28 「新素材!高分子超薄膜を作る」宮下 徳治 教授
http://www.tohoku100-tv.jp/next/index.html
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フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると「夏季の暑熱
の回避が主因となることが多いが、・・・・・(略) 日本の教育機関の場合、
校舎などに冷房設備が無い場合が多く、太平洋高気圧支配下での授業が
暑熱のために困難であるため、その間を休業とするため」とあります。
県内小中学校でも夏休みが始まり、近所から聞こえてくるラジオ体操の音で
目が覚める方も多いのでは?
プール 海水浴 キャンプ 旅行 肝試し 夏祭り 盆踊り 花火 ・・・
なかでもキャンプは、大自然にどっぷり浸かり世俗から遮断された環境で
行ったり、野外の活動を行いたいけど便利・快適さも追求したいというこ
とで調理場・シャワー等が完備された設備で行ったりと、要望に合わせて
楽しむことができます。
仙台からアクセス便利な柴田郡川崎町にある「エコキャンプ みちのく」は
オートキャンプサイト・フリーテントサイトなど人数に応じて選ぶことが
できます。 また、ペット専用サイトではドックランスペースがあったり、
コテージでは、キャンプの経験や道具がなくても手軽に大自然を満喫でき
るので、未経験という方、今年こそキャンプデビューしてみては?
◆エコキャンプ みちのく
http://www.thr.mlit.go.jp/m-park/camp/index.html
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東北大学では、1999年から毎年、7月末の2日間、主に受験生対象の
「オープンキャンパス」を行っています。
昨年は3万人以上の参加者があり、大学で行われている研究や教育活動を
分かりやすく紹介する催しで、何といってもナマの情報が得られます!
◆2008年東北大学オープンキャンパス
平成20年7月30日(水)、31日(木)
充実した夏をお過ごしください!
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◆広報情報室では、講演会、シンポジウム、研究成果など
メールマガジンに掲載させていただける情報をお待ち致しております。
登録・変更・削除は、こちらからお願いいたします。
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https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/information/mailmagazine.html
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_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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