メールマガジン 2014年 2月号
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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2014年2月号 No.103 ━━━
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~ 目次 ~
2)行事予定 — 第9回東北大多元研-NIMS連携ラボ 公開シンポジウム
3) 行事予定 — 平成25年度 物質・デバイス領域共同研究拠点特定研究課題
B-2 シンポジウム
5)研究成果 — 液晶の電場配向に対する閉じ込め効果を初観測
-空間の狭さで液晶の特性が変わるメカニズムを解明-
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1) 行事予定
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第3回 東北大学 光・量子ビーム科学連携ワークショップ
量子ビームを用いた物質・生命科学の新展開III
- 海外施設の紹介・東北大学との連携 -
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東北大学 光・量子ビーム科学連携推進室では、放射光・中性子・ミュオン
等いわゆる光・量子ビーム大型施設における積極的な利用の推進を目的とし
て、ワークショップを開催しております。
第3回にあたる今回のワークショップは、東北大学と海外の大型量子ビー
ム施設との連携の模索を主題としております。海外の光・量子ビーム施設に
ついて、施設の研究者および国内外の利用者に施設の概要とそこで行われて
いる研究事例などを紹介いただきます。世界の施設の状況を知る機会になれ
ばと存じます。世界を見渡せば、研究目的に最も合ったビームを見つけられ
ることでしょう。国内施設のビームタイム不足を海外施設の利用で補うこと
も可能です。ぜひ、本ワークショップに参加いただき、活発な情報、意見交
換を通じて、海外施設の有効な利用について考えて頂ければ幸いです。
ご興味をお持ちの方々の積極的な参加をお願い致します。当日会場で参加
登録もできますが、特に懇親会へご参加いただける場合は参加者数把握のた
め、ぜひ事前登録をお願い致します。
日時:2014年3月7日(金) 9:00~18:00
会場:東北大学 金属材料研究所・講堂(2号館1階)
主催:理学研究科, 工学研究科,金属材料研究所,多元物質科学研究所,
WPI-AIMR,電子光理学研究センター,サイクロトロン・ラジオア
イソトープセンター
協賛:5大学附置研究所間「ナノマクロ物質・デバイス・システム創製ア
ライアンス」,物質・デバイス領域共同研究拠点
◆詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.wpi-aimr.tohoku.ac.jp/quantumbeam/index.html (日本語)
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2) 行事予定
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第9回東北大多元研-NIMS連携ラボ 公開シンポジウム
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主催: 東北大学多元物質科学研究所、(独)物質・材料研究機構
共催: 東北大学WPI-AIMR
日時: 平成26年3月14日(金)13:30~
場所: 東北大学WPI本館2階会議室
シンポジウム参加無料
***プログラム***
13:30~13:40 ご挨拶
13:40~14:10 「全固体リチウム電池の開発」
太田 鳴海(NIMS 環境・エネD 電池材料U 二次電池材料G)
14:10~14:40 「高電位正極材料を用いた全固体薄膜リチウム電池」
桑田 直明(東北大学 多元物質科学研究所)
14:40~15:10 「準結晶表面の準周期構造と表面合金の形成」
下田 正彦(NIMS 先端技術D 表界面構造・物性U 表面物理G)
15:10~15:30 休 憩
15:30~16:00 「水素吸蔵を利用した新奇触媒材料の調製」
亀岡 聡(東北大学 多元物質科学研究所)
16:00~16:30 「磁性ナノ粒子の非線形磁場応答・非平衡散逸とその医療応用」
間宮 広明(NIMS 先端技術D 量子ビームU 中性子散乱G)
16:30~17:00 「スピネル型Co-Al酸化物ナノ結晶の構造と物性」
佐藤 康一(東北大学 多元物質科学研究所)
17:30~ 懇親会(有料、多元研南1号館2階交流スペースにて)
世話人(連絡先):
東北大学多元物質科学研究所 高見誠一
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3) 行事予定
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平成25年度 物質・デバイス領域共同研究拠点特定研究課題 B-2
「次世代メディカル・バイオ機能材料への展開を指向した生体分子素子技術の開発」
拡大シンポジウム
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主催:物質・デバイス領域共同研究拠点
共催:東北大学多元物質科学研究所、日本化学会、高分子学会 他
日時:平成26年3月14日(金)10:00-17:30
会場:東北大学片平キャンパス 多元物質科学研究所事務棟2階大会議室
参加費無料(意見交換会参加費は別途徴収)
***プログラム***
10:00~10:10 開会の挨拶
東北大学 多元物質科学研究所 所長 河村純一(予定)
10:10~10:30 京 都大学先端医工学研究ユニット 青木裕之
「新規な円偏光二色性イメージングシステムの開発」
10:30~10:50 大阪大学産学連携本部 西嶋政樹
「バイオメディカルへの展開を指向した生体高分子を活用した高選
択的キラル光反応の反応系の構築」
10:50~11:10 名古屋大学大学院工学研究科 樫田 啓
「DNA二重鎖を利用した異種分子による光付加反応の機構解明」
11:10~11:30 筑波大学数理物質科学研究科 池田 豊
「タンパク質の不活性化を防ぐ新しい修飾法の開発」
11:30~11:50 神戸大学大学院工学研究科 竹内俊文
「生体分子と人工材料の融合によるテーラーメイド人工生体分子素子
の創製」
11:50~13:00 昼 食
13:00~13:20 東北大学多元物質科学研究所 和田健彦
「生体高分子を活用した機能性材料創成とその動的構造変化検出法の
開発」
13:20~13:40 名古屋大学大学院工学研究科 浅沼浩之
「ステム構造を必要としない新規リニアプローブの開発」
13:40~14:00 弘前大学大学院理工学研究科 萩原正規
「準安定な構造体ライブラリーを利用した核酸アプタマーの創製研究」
14:00~14:20 京都工芸繊維大学工芸科学研究科 山吉麻子
「メチル化シトシンに対して配列特異的に結合能を示す機能性核酸素
子の開発」
14:20~14:40 東京理科大学理学部 鳥越秀峰
「核酸.蛋白質.金属イオン複合体を基盤とする機能性材料の構築原理
の解明」
14:40~15:00 東京工業大学生命理工 丸山 厚
「カチオン性高分子によるDNAzymeの活性化」
15:00~15:20 休 憩
15:20~15:40 北海道大学電子研 居城邦治
「ウイルスカプセルを用いた機能性バイオ・デバイス素子の開発」
15:40~16:00九州大学大学院工学研究院 片山佳樹
「人工核酸と細胞内シグナル応答性遺伝子制御剤を用いる細胞特異的
治療デバイスの開発」
16:00~16:20 東京大学大学院工学研究科 高井まどか
「材料に誘発されるタンパク質の微細構造と機能」
16:20~16:40筑波大学数理物質科学研究科 長崎幸夫
「レドックスポリマー治療の展開」
16:40~17:00 慶應義塾大学医学部 松尾光一
「X線位相差顕微鏡による生体ヒドロキシアパタイト表面の骨リモデリ
ング応答性の評価」
17:00~17:20 東北大学多元物質科学研究所 百生 敦
「 TBA 」
17:20~17:30 閉会の挨拶 物質・デバイス領域共同研究拠点長 垣花眞人
18:00~20:00 意見交換会
*参加要領*
氏名・勤務先・ 連絡先(住所,電話番号,電子メールアドレス)を明記の上、
電子メール又はFAXにて下記へお申込みください。
*申込先*
〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1 反応化学研究棟1号館4階404
東北大学多元物質科学研究所 和田健彦
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4) 行事予定
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先端炭素材料セミナー 2014
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多元物質科学研究所 高分子・ハイブリッド材料研究センター(PHyM)が3
月20日、「先端炭素材料セミナー2014」を開催します。炭素材料関連の若手
研究者5名による招待講演が予定されております。
ご興味のある方は是非ご参加下さるよう、お願い致します。
日時: 平成26年3月20日(木) 14:30~18:00
会場: 東北大学片平キャンパス 東1号館3階307号会議室
主催: 多元物質科学研究所 高分子・ハイブリッド材料研究センター(PHyM)
共催:5大学附置研究所間「ナノマクロ物質・デバイス・システム創製アライ
アンス」
14:30- 15:10 愛知工業大学工学部応用化学科 講師 糸井弘行
「多孔質炭素材料への金属クラスターの高分散化(仮題)」
15:10- 15:50 産業技術総合研究所 久保史織
「デュアルテンプレート法を利用した階層的ポーラス炭素材料
の合成(仮題)」
15:50- 16:30 千葉大学大学院理学研究科 助教 大場友則
「疎水性カーボンナノ空間中での水分子挙動の解明」
16:30- 16:40 休憩
16:40- 17:20 東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授 斎藤幸恵
「植物微細構造を利用した炭素材料化の可能性」
17:20- 18:00 群馬大学理工学研究院 教授 白石壮志
「脱フッ素化法によって調製した炭素電極のキャパシタ特性」
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5) 研究成果
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液晶の電場配向に対する閉じ込め効果を初観測
-空間の狭さで液晶の特性が変わるメカニズムを解明-
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東北大学多元物質科学研究所(同大学 原子分子材料科学高等研究機構 兼
任)の栗原和枝教授らは、独自に開発した共振ずり測定法を駆使して、「距
離約13 nm以下の基板の間に閉じ込められた液晶は、電場をかけても分子の
向きが変わらなくなること」を見いだしました。
液晶ディスプレーは、2枚の基板が液晶分子を挟んでできた素子から構成
されており、一定方向に並んでいる(配向している)液晶分子の向きを、電
場を用いて変えることで表示を制御しています。本研究グループでは、基板
表面間の距離を連続的に変えながら表面間の液体の特性を高感度に調べるこ
とができる共振ずり測定法を独自に開発し、表面間距離をナノメートルレベ
ルで変えながら液晶の配向、およびその電場に対する応答の評価を行いまし
た。その結果、表面からの距離、或いは表面間の距離がある臨界値以下にな
ると、電場などの外場により分子の向きを制御できなくなることを初めて示
しました。
今回の研究成果は、基礎科学としては“閉じ込め効果(固体壁により分子
の動きが制限される効果)”の理解につながると期待され、応用面ではディ
スプレーなどの液晶デバイスの微細化の限界を知る上で非常に重要な成果と
言えます。
この研究成果は、英科学誌「Soft Matter」オンライン版に2014年2月7日付
で掲載されました。
論文題目:”Effect of Confinement on Electric Field Induced Orientation
of Nematic Liquid Crystal”
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2014/sm/c3sm52744a#!divAbstract
doi:10.1039/C3SM52744A
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2014/02/press20140207-02.html
ナノ界面化学研究分野 栗原研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=60
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2週続けて週末が大雪に見舞われた日本列島。
東北一大都市の仙台も積雪には弱りました。
鉄道が運休し、高速、国道までも通行止め。
あちらこちらで大渋滞が起きていました。
どこへ向かうのか、救急車の音が引っ切りなし。
歩いて出かけるにも長靴を履いて転倒に気をつけないといけませんでした。
こんなときは不要不急の外出はしないのが一番。
ちょうどオリンピック期間でしたので、TVの前に篭城。
ソチでは、雪も氷も寒さも物ともしない熱戦の数々。
感化されて「明日は雪かきを頑張ろう」と思いつつ、布団にもぐり込んだの
でありました。
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◆広報情報室では、講演会、シンポジウム、研究成果など
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https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/information/mailmagazine.html
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_/
_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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