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お知らせ
学都仙台コンソーシアムサテライトキャンパスにて高田昌樹教授が公開講座を行いました

 

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6月11日(土)仙台市民活動サポートセンターにおいて、学都仙台コンソーシアムサテライトキャンパス公開講座が開催されました。放射光ナノ構造可視化研究分野の高田昌樹教授が「科学と技術の今日を支え明日を拓く東北放射光」と題して講演を行い、20名の参加者が聴講しました。
東北に新しい放射光施設をつくる取り組み「東北放射光 施設 ”SLiT-J” 計画」が推進されていますが、放射光施設で「どんなことができるのか」を実際の実験データ画像や、放射光施設の写真を紹介しながら説明し、「東北放射光計画の社会的・国際的位置づけと重要性」を分かりやすくお話しました。たとえば、日本発のグローバル・マスターブランドであるエコタイヤは、日本の各タイヤメーカーがそれぞれ大学の研究者と協力して日本で最大の放射光施設 ”SPring-8” の放射光を利用した開発競争から生まれました。その際に、タイヤの材料であるゴムとシリカを分子レベルで解析するには、実験室のX線の1兆倍明るい放射光がなくてはならない存在であったことが紹介されました。東北放射光 “SLiT-J” では、その100倍の明るさを持つ光で、10ナノより小さいものを見ることができます。そして、この産学連携のスタイルを、20160611_DSC01227_ss東北放射光では全面的に導入するコウリション(産学の有志連合)・コンセプトを掲げています。”SLiT-J” の放射光施設は、学都 仙台のある東北の地において、国際的競争を可能にする知と産業の拠点を形成する核となると強調されました。東北で学んだ若者たちが、東北で世界を相手に働き、東北を誇りとする時代を創りたいと結びました。熱心に聴講していた参加者からの質問にも、高田教授がひとつひとつ丁寧に答え、大好評のうちに終了しました。

※SLiT-J : Synchrotron Light in Tohoku, Japan
関連リンク: SLiT-J 東北放射光施設計画

 

次回は・・・
7月23日(土)の学都仙台コンソーシアムサテライトキャンパス公開講座には、多元研所長の村松淳司教授が登壇し「ビールの泡から最先端ナノ材料創製」と題してお話します。みなさまのご参加をお待ちしています。

日時:7月23日(土)10:30~12:00
会場:仙台市市民活動サポートセンター6階セミナーホール
テーマ「ビールの泡から最先端ナノ材料創製」
講師:村松淳司 教授 (多元物質科学研究所 ハイブリッドナノ粒子研究分野)
※参加費は無料です!お申込など詳細はこちらをご覧ください。