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お知らせ
岡本聡教授らの研究が、パワー・エレクトロニクス・アワードにノミネート

岡本聡教授らによる研究成果が、日経エレクトロニクス主催「パワー・エレクトロニクス・アワード」の表彰候補技術6件に選出され、日経エレクトロニクスと日経クロステックに掲載されました。ノミネートされた研究成果「磁性部品のDCバイアス特性悪化の要因を特定、パワエレのボトルネック解消へ」について、日経エレクトロニクス、日経クロステックにて紹介されていますので、ご覧ください。

近年、半導体技術の進歩に伴い、スマートフォンや電気自動車などの電源回路において、さらなる小型化や省エネ化が求められています。しかし、その小型化・省エネ化を進める上でのボトルネック(障害)は、トランスやインダクターなどの「磁性部品」の損失へと移行しています。そこで岡本教授らは、部品に直流の磁界が加わった際に生じる損失の変化(DCバイアス特性)に注目し、その原因究明に乗り出しました。

様々な磁気コア材料を対象に、磁気の特性を示す複雑なデータを主成分分析(データの特徴を抽出する分析手法)を用いて解析した結果、同じ素材であっても性能悪化の度合いが異なるのは、素材本来の物理的な性質よりも、内部の均一性といった「製造プロセス(作り方)」に起因する要素が大きく影響していることを定量的に明らかにしました。

この成果は、電源回路の設計効率化や、より高品質な磁性部品の開発を後押しするものとして期待されています。岡本研究室は今後、電流の波形の違いによって損失が変化する物理的な理由の解明にも取り組む予定です。