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受賞
桐島研究室の遠藤瞭さん(M2)が「最優秀フロンティアスピリット賞」を受賞

2025年02月26日、桐島研究室の遠藤 瞭さん(M2)が、第10回次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC)において「最優秀フロンティアスピリット賞」を受賞しました。

受賞課題:燃料デブリの化学性状分析のためのマルチスケール分光分析の構築
授賞内容:東京電力福島第一原子力発電所事故では核燃料が溶融し原子炉構造材と反応して燃料デブリが発生した。現在、2号機から試験的に取り出されたサンプルに対して、組成比、結晶構造、酸化状態を主要な分析項目として、非破壊分析、固体分析、溶液分析が行われている。本研究では固体分析に着目し、溶融した核燃料(UO2)と被覆管成分の酸化物(ZrO2)とが反応して炉内で生成していると推測される (U, Zr)O2 固溶体を模擬燃料デブリとして用いて、複数の分光分析を併用し多角的に化学性状を把握できるマルチスケール分光分析フローを構築した。
受賞背景(功績):熱意と創意あふれる最も優れた研究と認められ、また、他の研究者の講演を聞き率先して質問や議論を行う積極性が将来を担う若手研究者の模範となるものであると評価を受け、最優秀フロンティアスピリット賞の受賞に至った。
 受賞日:2025年02月26日

詳細(英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業ウェブサイト)
エネルギー資源プロセス研究分野(桐島研究室)