"
お知らせ
スマートフォンの外部電源向け結晶材料の量産技術を開発

東北大学発ベンチャーの福田結晶技術研究所は、将来的にはスマートフォンの外部電源などに使える結晶材料の量産技術を開発した。従来の材料に比べて発電能力が2倍近く、コストを3分の1以下に抑えられるという。取引先のメーカーは2016年にも量産を始める見通しだ。

同社と東北大・多元物質科学研究所の鈴木茂教授が共同開発したのは、鉄ガリウム合金の単結晶。これまでは大型の結晶を作るのが技術的に難しかったが、結晶の製造手法を改善し、直径2インチで長さ10センチ以上の結晶を一度に作る量産に成功した。

  • 日本経済新聞(東北版) 2015年10月23日
  • 日経産業新聞(全国版)2015年10月26日