メールマガジン 2007年 3月号
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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2007年3月号 No.21 ━━━
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~ 目次 ~
1)御 礼 — 新産業創造物質基盤技術研究センター 成果報告会
7)新センター発足-2 窒化物ナノ・エレクトロニクス材料研究
センター発足
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1) 御礼
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MSTeC Materials Science &
Technology Research Center for Industrial Creation
新産業創造物質基盤技術研究センター 平成18年度 成果報告会
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大阪大学産業科学研究所と東北大学多元物質科学研究所との連携のもとに
平成17年4月1日に発足した新産業創造物質基盤技術研究センター。
2007年 3月 2日(木)2つの研究プロジェクトにおいて、両研究所から合計
4研究グループの報告会がありました。
多元研からは、田中 俊一郎教授(多元研G1)京谷 隆教授(多元研G2)
古山 種俊教授(多元研G3)清水 透教授(多元研G4)らが講演されました。
第2回目となった今回の成果報告会では、ご多忙中のところ多数のご来場を
いただき無事終了することができました。心より御礼申し上げます。
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2) 御礼
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最 終 講 義
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3月8日(木)、3月9日(金)の2日間、本年度3月末をもって定年退職される
先生方の最終講義が行われました。
当日は内外から多数の参加があり各先生方の講義を熱心に聴講されてました。
講義後、盛大に行われました全所送別会も滞りなく行われ、無事終了報告
とともに関係各位に深謝申し上げます。
┌ ┐
│ 伊藤 攻 教授 / 板垣 乙未生 教授 │
│ 手老 省三 教授 / 宇田川 康夫 教授 │
└ ┘
————————- 先生方、大変お疲れ様でした!
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3) 受賞関係
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平成18年度 化学工学会賞受賞
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社団法人 化学工学会の会員大会で平成18年度化学工学会賞受賞者の
表彰式が3月20日(火)京都大学吉田南キャンパスで行われました。
多元物質科学研究所からは、阿尻 雅文 教授が受賞されました。
・研究賞 内藤雅喜記念賞
・研究題目 超臨界反応による特異反応制御・新材料創生に関する研究
(研究賞)
本会正会員が行った化学工学に関する新規性に富む優れた研究、
もしくは特に完成度の高い優れた研究で、学術論文誌に発表されたもの。
◎阿尻研究室
(融合システム研究部門プロセスシステム研究分野)
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/ajiri/index-j.html
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4) 素材工学研究彙報 発刊
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多元物質科学研究所
素材工学研究彙報 第62巻 発刊!
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目次 ~報文~
金属溶液の相互作用パラメーターに関する理論的研究
——————————————– 早稲田嘉夫
懸濁メタル粒子のスラグ中での安定性と反応への寄与
————————————- 北村信也,丸岡伸洋
Si-Mn脱酸ステンレス鋼における脱酸生成物の安定性
—————————- 北村信也,柴田浩幸,田中智子
製鋼スラグにおける燐酸の分配
—————————- 北村信也,柴田浩幸,田中智子
水溶液中でFe-Al合金及びFe-P合金から形成する
腐食生成物の構造と形態の特徴
—————————- 井之上勝哉,權相九,篠田弘造
鈴木茂,早稲田嘉夫
多孔質鉄鋼材料の新製造方法
————————————- 村上太一,葛西栄輝
Application of the DEM in Simulation
of the Media Motion in a Wet Bead Mill
—————— Dariusz Gudin,Junya Kano,Fumio Saito
CVRD(Chemical Vapor Reductive Deposition)法による
機能性薄膜の特性向上
—————————- 吉永勝己,山本勝俊,村松淳司
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5) 新教員制度 導入
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多元物質科学研究所規程等について、新教員制度の導入に伴い
平成19年4月1日より改正になります。
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・教授 → 教授 (Professor)
・助教授 → 准教授(Associate Professor)
・講師 → 講師 (Senior Assistant Professor)
・助手 → 助教 (Assistant Professor)
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6) 4月1日 新センター発 足———– 1
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東北大学 多元物質科学研究所
先端計測開発センター(略称:多元研計測センター)
– Center for Advanced Microscopy and Spectroscopy —
(CAMS)
発 足
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~ 組 織 ~
名称:先端計測開発センター(センター長 進藤 大輔 教授)
■電子線干渉計測研究部(進藤 大輔 研究室)
教授:進藤 大輔(Professor)
准教授:村上 恭和(Associate Professor)
助教:赤瀬 善太郎(Assistant Professor)
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/shindo/index-j.html
電子の波動性に注目し、その干渉効果を利用した電子線ホログラフィーは
ナノスケールで電磁場を可視化できる最新の科学技術である。
当研究部では、この電子線ホログラフィーを活用して、先端材料内外の電
磁場を高精度で計測する研究を行っている。対物レンズに磁気シールドを
導入する等、電子顕微鏡本体の改造を行う一方、試料ホルダーにも複数の
探針を導入し、ピエゾ駆動操作することにより電磁場制御を行うとともに
局所領域での伝導性評価も実施している。
汎用の電子顕微鏡法による構造・組成情報に加え、電磁場・伝導性を評価
する多元的解析を展開している。
[主な研究内容]
1.電子線ホログラフィーによるナノスケール電磁場計測の高精度化
2.電磁場制御と伝導性評価のための電顕内探針操作技術の開発
3.電場解析による帯電・電子放出機構の解明
4.先端ハード・ソフト磁性材料のナノスケール磁区構造解析
5.高温超伝導体、強相関電子系新物質の磁束イメージング
——————————–
■電子回析・分光計測研究部(寺内 正己 研究室)
教授:寺内 正己(Professor)
准教授:津田 健治(Associate Professor)
助教:小形 曜一郎(Assistant Professor)
当研究部では、ナノスケール世界を電子顕微鏡で直接観察・同定し、その
領域の結晶構造・電子状態を解析するための世界最先端の装置開発を行っ
ている。これまでに、A)世界最高の分解能12meVを誇る超高分解能電子
エネルギー損失分光(EELS)装置、B)世界初の精密構造解析用分光型収束
電子顕微鏡の開発に成功した。
現在、ナノスケール領域の結合電子研究のため、新たなC)高分解能X線
発光分光(XES)電子顕微鏡の開発を行っている。これらの新規計測法と
その物性物理学への基礎的応用を行うと共に、汎用技術・装置への展開を
行っている。
[主な研究内容]
1.ナノスケール精密構造解析法(装置・解析ソフトウエア)の開発
2.ナノスケール電子状態解析装置(EELS、XES)の開発
3.フラレン、ナノチューブなどの電子状態の研究
4.準結晶などの非周期(高次元)物質の構造・電子状態の研究
5.遷移金属酸化物などの強相関電子系物質の構造・電子状態の研究
——————————–
■走査プローブ計測技術研究部(米田 忠弘 研究室)
教授:米田 忠弘(Professor)
講師:高岡 毅(Senior Assistant Professor)
助教:道祖尾 恭之(Assistant Professor)
走査型プローブ顕微鏡はトンネル顕微鏡に代表されるように、原始分解能
が得られる数少ない顕微鏡のひとつであり、ナノテクノロジーの重要な評
価技法と位置づけられている。研究は像の観察から単一原始・分子の化学
分析へシフトしてきている。そのひとつの手法としてトンネル電子分光が
挙げられるが、精度の高い測定には顕微鏡としての高い安定性が要求され
る。この研究部門では、先端的な原子レベルでのトンネル分光を主眼とし
たプローブ顕微鏡の開発を主眼とする。そこでは分子振動測定や、孤立分
子のLarmor歳差運動を捉える単一スピン検出方法などをターゲットとし、
それに最適な装置を開発する。
[主な研究内容]
1.分子間の力の制御による超分子構造の作製評価
2.STM顕微鏡をもちいた分子振動測定による化学種同定
3.トンネル電子を利用した単一スピンの検出・制御
4.新しいプローブ分光法に寄与する高精度プローブ顕微鏡の開発
——————————–
■軟X線顕微計測研究部(山本 正樹研究室)
教授:山本 正樹(Professor)
助教:羽多野 忠(Assistant Professor)
助教:津留 俊英(Assistant Professor)
結像型の光学顕微鏡の分解能は光の波長に依存する。波長が10nmの軟
X線では、波長500nmの可視光の分解能を50倍に上げて、物質の構
成分子の大きさに迫る数十nmの分解能が得られる。また、軟X線はエネ
ルギーが高いので、構成分子・原子を識別して物質構造の違いを見る新し
い機能を発揮できる。当研究部では、軟X線による解像力50nmの超顕
微計測光学系の開発を目標として、それに必要な軟X線光工学技術の開発
研究を行っている。
[主な研究内容]
1.サブnm波面誤差を計測・制御できる軟X線干渉計の開発
2.曲面鏡の全面で反射波長帯域を制御できる
周期膜厚制御多層膜形成法とその場観察エリプソメーターの開発
3.各種の軟X線光学系構築に不可欠なデブリフリーのレーザー生成
プラズマ軟X線実験室光源の開発
4.軟X線の細密度を撮像できる二次元検出器とデータ処理系の開発
5.軟X線多層膜結像鏡による各種直入射光学系開発と実用化研究
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7) 4月1日 新センター発 足———– 2
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東北大学 多元物質科学研究所
窒化物ナノ・エレクトロニクス材料研究センター
(略称:窒化物センター)
– Center for Advanced Nitride Technology —
(CANTech)
発 足
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~ 組 織 ~
名称:窒化物ナノ・エレクトロニクス材料研究センター
~日本唯一の窒化物電子基板・デバイス材料研究ステーション~
・センター長 齋藤 文良 教授
・アドバイザー 福田 承生 研究教授
・アドバイザー 早稲田 嘉夫 教授
■超臨界流体・合体研究部
(Dirk Ehrentraut 客員教授G)
■超臨界流体・反応研究部
(横山 千昭 教授G)
■活性反応場・合成研究部
(山根 久典 教授G)
■デバイス・基板評価・作製研究部
(秩父 重英 教授G・早稲田 嘉夫 教授G)
■表界面反応制御・基板作製研究部
(福山 博之 教授G)
■産業応用研究部
(折戸 文夫 教授G)
■協力研究機関
・ソルボサーマル結晶成長技術研究組合
(理事長:福田 承生(多元研・研究教授))
・東北大学・他大学窒化物研究G
・産業技術総合研究所
・企業G
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8) 公募情報
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融合システム研究部門 教員公募
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公募人員: 融合システム研究部門、教授1名
大学院所属: 工学研究科応用化学専攻
(工学部化学・バイオ系の学部学生の卒業研究の指導も行う)
研究領域: 電子・光機能などの機能性高分子に関する研究
応募締切日: 平成19年6月30日
書類提出先: 〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
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モスキートーンって?
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人間が聞こえる周波数は20ヘルツ~2万ヘルツ。
加齢につれて高周波が聞こえなくなります。
蚊(モスキート)が飛んでいるときのような不快音“モスキートーン”
(モスキート音)は、1万7000ヘルツで30才くらいから聞こえなく
なると言われています。
この周波数帯を利用して、ウエールズのセキュリティー会社コンパウンド
セキュリティーシステムズが“モスキートーン”を発生させる音響装置を
開発。目的は未成年者を不快にさせること。
店舗外にこのモスキート音を発するスピーカーを設置して、スーパーやコ
ンビニの前とかにたむろする若者を追い払うというわけです。
ところが・・・・・・・未成年しか聞こえない音なら、それをケータイの
着信音にすれば授業中でも先生に聞こえず生徒だけ聞こえるというわけで
「オトナには聞こえない着信音」と英国や米国の携帯電話会社が着信音化
したそうです。
聞こえるかどうか試してみる?!
◎モスキートーンネット
http://www.mosquitone.net/what-is-the-mosquitone.html
◎モスキートテスト
http://www.asahi.co.jp/othello/mosquito.html
・。・゜★・。・。☆・゜・。 春 ・゜。・。・゜★・。・。☆・。・
春は多くの会社で人事異動の時期ですね。
歓送迎会にとお店をお探しの幹事さん。貸切できるお店、10人以上で個室
飲み放題・食べ放題メニューなど豊富な情報が盛りだくさん。
お店探しの「ぐるなび」 → http://enkai.gnavi.co.jp/tohoku/miyagi/
なぜか春が近いと心がウキウキくるのは、なぜでしょうか(^^)
日本気象協会のサクラの開花予想によると、東北地方の今年の開花は
平年より3~10日早いところが多く、仙台では4月6日頃の予定です。
日本気象協会の「さくら情報」→ http://www.tenki.jp/skr/index.html
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◆広報情報室では、講演会、シンポジウム、研究成果など
メールマガジンに掲載させていただける情報をお待ち致しております。
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_/
_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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