メールマガジン 2009年 2月号
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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009年2月号 No.44 ━━━
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~ 目次 ~
1)行事予定 — 平成20年度 多元物質科学研究所 最終講義
2)行事予定 — ワークショップ
Diffraction studies for in situ epitaxial systems
and surface structures
3) 研究成果 — 最新磁場計測法による磁気テープの磁束分布の精密解析
(記録媒体内部・外部の完全な磁束イメージングに成功)
4)メディア掲載 — 第三の炭素結晶を証明/工業向けに合成着手
5) メディア掲載 — ・「ECO JAPAN」 — 中村 崇 教授 インタビュー
・「夢ナビWeb」 — 宮下 徳治 教授 インタビュー
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1) 行事予定
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平成20年度 多元物質科学研究所 最終講義
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本年3月31日をもって定年退職される教授の最終講義を行いますので,
多数聴講下さいますよう御案内いたします。
◆古山 種俊 教授
多元制御研究部門 バイオ系機能制御研究分野
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/koyama/
「プレニル鎖延長酵素の構造と機能」
日時: 平成21年 3月 6日(金) 14:00~15:30
場所: 東北大学 片平さくらホール2階 会議室
◆早稲田 嘉夫 教授
窒化物ナノ・エレクトロニクス材料研究センター
構造解析・熱物性基板評価研究部
多元研フェロー
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/waseda/index-j.html
「約40年の研究と約15年の管理運営業務を振り返って」
日時: 平成21年 3月 6日(金) 15:30~17:00
場所: 東北大学 片平さくらホール2階 会議室
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2) 行事予定
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ワークショップ
Diffraction studies for in situ epitaxial systems
and surface structures
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このたび多元研プロジェクト研究「放射光X線回折と反射高速電子回折を
用いたMBE成長における結晶構造その場観察法の研究」(代表:虻川匡司)の
一環としてワークショップを開催することになりました。
皆様のご参加をお待ちしております。
開催日:2009年2月23日(月)
会場:東北大学多元物質科学研究所 科学計測研究棟 中会議室(S249)
協賛:表面科学会東北・北海道支部
一般参加:無料(懇親会は会費制になります)
参加申込:当日参加可
※懇親会に参加希望の方は20日までに虻川まで連絡ください。
プログラム
13:30-13:40
Opening Remark, Tadashi Abukawa (IMRAM, Tohoku Univ.)
13:40-14:20
”Epitaxy of thin films studied by in situ synchrotron x-ray diffraction
and RHEED”
Wolfgang Braun
(Paul Drude Institute for Solid-state Electronics, Berlin)
14:20-15:10
”In situ X-ray diffraction during InAs/GaAs(001) quantum dot growth”
Masamitsu Takahashi (Synchrotron Radiation Research Center, JAEA)
15:10-15:40
”Thermal oxidation kinetics on Si(001) surface studied by RHEED
combined with AES”
Shuichi Ogawa and Yuji Takakuwa (IMRAM, Tohoku Univ.)
15:40-16:00 Break
16:00-16:30
”Structure analysis of GaSb(001) surfaces by azimuthal scan RHEED
technique and ab initio calculations”
Oleksandr Romanyuk
(Inst. Physics, Academy of Sciences of Czech Republic,Prague)
16:30-17:00
”Surface structure and phase transition studied by reflection
high-energy positron diffraction: In/Si(111) and Sn/Ge(111)”
Mie Hashimoto (Advanced Science Research Center, JAEA)
17:00-17:30
”Quantitative LEED analysis of SiON and graphite films on vicinal
SiC(0001) surface”
Seigi Mizuno(Dept.of Molecular and Material Sciences, Kyushu University)
問い合わせ先:
東北大学多元物質科学研究所 虻川匡司
電子メール:abukawa@・・・ (tagen.tohoku.ac.jp)
電話:022-217-5366
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3) 研究成果
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最新磁場計測法による磁気テープの磁束分布の精密解析
(記録媒体内部・外部の完全な磁束イメージングに成功)
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我々が日常利用している磁気カードやビデオテープには、大切な情報が
微細に記録されている。近年これらの磁気記録情報の適切な保存や消去など、
適正な管理の重要性が指摘されてきている。特に外部から磁場などの影響を
受けた際、記録された磁気情報がどの程度破壊されるかなど、磁気記録状態を
これまで実験的に正確に解析することは困難と考えられてきた。
このような状況の中、東北大学多元物質科学研究所 先端計測開発センターの
進藤大輔教授の研究グループは、磁気記録媒体の微細組織を透過電子顕微鏡を
用いて解析してきた。
今回、最新の電子線ホログラフィーを用いた磁場解析技術を駆使すること
により、ナノスケールで磁気テープ内での磁束分布の様子を精密に解析するこ
とに初めて成功した。この成果は、今後、高密度垂直磁気記録媒体をはじめと
する最新の磁気デバイスの性能評価にも広く利用されるものと、大きな期待が
寄せられている。
<研究成果の概要>
進藤教授のグループでは、これまで電子線ホログラフィー技術を用いた電磁
場の解析を行い、特に種々の磁性体の磁束分布をナノスケールで解明してきて
いる。今回、この電子線ホログラフィーと、集束イオンビーム法による精緻な
薄膜試料作製技術を併用して、記録済みの磁気テープ(ビデオカセットに広く
利用されている汎用のCo-CoO 斜方蒸着テープ)の断面観察に初めて成功し、
テープ内外の磁束分布を完全な形でイメージングした。さらに、外部より磁場
を加えた場合の磁束の変化の様子を捉えることにも成功している。
◆詳しくはこちらをご覧ください。(東北大学プレリリース)
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/press_release/pdf2009/20090120.pdf
◆先端計測開発センター 電子線干渉計測研究部 進藤研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/shindo/index-j.html
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4) メディア掲載
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第三の炭素結晶を証明/工業向けに合成着手 東北大グループ
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ダイヤモンドとグラファイト(黒鉛)以外にも炭素の結晶が存在することを、
東北大多元物質科学研究所の伊藤正寛研究員(計算材料学)の研究グループが
スーパーコンピューターによる計算シミュレーションで証明した。計算では、
この新結晶が電気伝導性を持つことも分かった。
同グループは「新結晶で集積回路をつくれる可能もあり、金属資源の節約や
材料コストの削減につながる」として、結晶の合成に乗り出した。
この成果は、米国物理学会誌「フィジカル・レビュー・レターズ」電子版に
掲載された。
これまで炭素結晶は、4本の電子結合を持つダイヤモンドのほか、3本の電
子結合によるグラファイトだけとされた。
伊藤研究員が存在を証明した新結晶は、ダイヤモンドとグラファイトの中間
的な性質を持つ。グラファイト同様、1つの炭素原子に対し3つの炭素原子が
対称的に結合。自由電子を1個持つためグラファイトのように電流を通す。
ダイヤモンドほどは固くないが電気を通し、グラファイトほどもろくもない
ため、集積回路など工業用材料として扱いやすい性質という。
炭素の新結晶は、東北大名誉教授の砂田利一明治大教授(幾何学)が2008年
数学的な手法で存在を示し、大きな反響を呼んだが、原子の結合の強さなどは
不明だった。研究には、理学研究科の小谷元子教授(幾何学)や金属材料研究所
の川添良幸教授(計算材料学)、多元研の阿尻雅文教授(化学工学)も参加した。
(2009年2月10日:河北新報掲載)
◆融合システム研究部門・プロセスシステム研究分野
阿尻研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/ajiri/index-j.html
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5) メディア掲載
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多元物質科学研究所
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◆「ECO JAPAN」に中村 崇教授のインタビューが掲載されました。
【後篇】レアメタル回収始動!廃棄物行政が資源政策を変える
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/interview/20090202/100580/
・資源変換・再生研究センター 資源再生システム研究分野
中村 崇 研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/nakamura/index-j.html
◆様々な言葉をデータベースから検索・閲覧し、将来の進路を決める
きっかけを提供する「夢ナビWeb」に宮下 徳治教授のインタビューが
掲載されました。
http://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g001039&OraSeq=56913&
ProId=WNA002&SerKbn=4&SearchMod=4&Page=1
または http://tinyurl.com/ch3far
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6) 公募情報
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博士研究員(産学官連携研究員)募集所
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仕事内容:光ナノインプリントリソグラフィに係わる有機合成・高分子
合成・光硬化性樹脂の開発と物性評価
JST-CREST事業「超高速ナノインプリントリソグラフィ技術の
プロセス科学と制御技術の開発」に専従する。詳しくは
http://www.jst.go.jp/kisoken/crest/ryoiki/bunya04-2.html
を参照してください。
研究分野:材料化学
勤務形態:非常勤(任期あり)毎年更新、最長3年
勤務地:〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1 多元物質科学研究所
募集人員:1名
応募資格:着任時に博士の学位を有し、当該分野の研究・教育に意欲のある方
待 遇 :年収・勤務条件(有給休暇制度、通勤手当制度、社会保険、雇用保険、
労災保険 有り)は当大学の規程に準ずる。
募集期間:2009年03月14日まで。適任者が決定次第〆切り
着任時期:2009年04月01日から。相談に応じます
応募書類:1. 履歴書(形式自由,写真貼り付けのこと)
2. 研究業績概要(A4用紙1枚以内)と主要論文5編の別刷り
(コピーでも可)
3. 研究業績リスト(査読付き論文,査読付き国際会議プロ
シーディングス,解説・著書,特許等)
4. 獲得外部研究資金一覧
5. 国内外の学会での受賞等に関する業績一覧
6. 今後の抱負(A4用紙1枚)
7. 本人について照会可能な方2名の氏名と連絡先(TEL,E-mail)
書類送付先:〒980-8577 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1
東北大学 多元物質科学研究所 有機系応用研究分野
中川 勝 研究室 宛
(封筒に「博士研究員 応募書類」と朱書し,書留で郵送のこと。
なお、応募書類は返却致しません。)
◆融合システム研究部門・有機系応用システム研究分野
中川研究室 http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/nakagawa/index-j.html
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卒業式に歌う曲に「仰げば尊し」「蛍の光」「贈る言葉」などが浮かぶのは
アラフォー(Around Fourty = 40歳前後)以上の世代でしょうか。
今、それらに代わる曲として、近年、埼玉県の中学校校長と音楽教諭に
よって作られた合唱曲「旅立ちの日に」があります。
当時、校長だった作詞者は、荒れていた学校を矯正して歌声の響く学校に
することを目指し、音楽教諭と共に曲を完成させました。
本来は、卒業生を送るための一度きりの歌が、胸に響く歌詞とメロディで
全国の小中高で最も多く歌われるようになりました。
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_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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