メールマガジン 2013年 10月号
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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2013年10月号 No.99 ━━━
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多元研が関わる学会、研究発表会・シンポジウム、その他、
毎回HOTな情報をお届けいたします。
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~ 目次 ~
3) 行事予定 — レアメタルのリサイクル技術に関する国際ワークショップ
6)行事予定 — 第13回東北大学多元物質科学研究所 研究発表会
9)受賞報告 — ATPC Young Scientist Award
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1) お知らせ
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新任教授のご紹介
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平成25年10月に多元物質科学研究所に着任された埜上教授より自己紹介の
コメントをいただきました。
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■■ 環境適合素材プロセス研究分野
■ 埜上 洋 (のがみ ひろし) 教授
2006年まで当研究所で勤務した後、一関工業高等専門学校、室蘭工業大学
を経て10月1日付でサステナブル理工学研究センター環境適合素材プロセス
研究分野を担当することとなりました。専門は素材プロセス工学で、各種素
材製造プロセスの特性を、素材の熱力学特性や反応特性に加えて、プロセス
内部に包含される物質・熱・エネルギーの流れとの相互作用を考慮して定量
評価する手法の開発を行ってきました。今後は特にプロセス内の複数相およ
び複数スケール混在系の現象解明を通じて新たな評価手法を開発すると共に、
これに基づいて資源・エネルギー・環境問題に資する革新的な素材製造プロ
セスの開発につなげていきたいと考えております。どうぞ宜しくお願いいた
します。
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2) 研究成果
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新しい工業用X線非破壊検査法の提案
-これまで見えなかった欠陥がX線タルボ干渉法で撮影可能に-
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多元物質科学研究所量子ビーム計測研究分野の百生敦教授と矢代航准教授
は、(独)産業技術総合研究所 生産計測技術研究センター プロセス計測
チームの上原雅人主任研究員らとの共同研究において、半導体パッケージの
封止材中の空隙(ボイド)など、従来のX線非破壊検査法では見えなかった
内部欠陥がX線タルボ干渉法により観測できることを実証しました。
金属を透過できるX線は工業製品の非破壊検査に用いられていますが、工
業製品は金属の他、セラミックスや樹脂などX線吸収係数の大きく異なる材
料で構成されており、従来のX線吸収像では樹脂などのX線吸収係数の小さい
部材の検査は困難です。一方、X線位相像では樹脂などでも十分なコントラ
ストの像が得られますが、撮影には多くの場合、大型の放射光光源を必要と
し、生産現場での利用が困難でした。X線タルボ干渉法では、実験室用のX線
源でもX線位相像を撮影できます。これまで医療用としての開発が先行して
いましたが、研究チームは、電子部品の欠陥観察への利用を試みました。
その結果、これまでのX線非破壊検査では見えなかった、樹脂などの内部の
欠陥を観測できることが分かりました。品質管理の高度化などへの貢献が期
待されます。
この成果の詳細は、Journal of Applied Physicsに 2013年10月3日付で
オンライン掲載されました。また、10月3日付の朝日新聞や日刊工業新聞に
も掲載されました。
論文題目: “Effectiveness of X-ray grating interferometry for non-
destructive inspection of packaged devices”
論文掲載URL:http://dx.doi.org/10.1063/1.4823982
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2013/10/press20131002-01.html
量子ビーム計測研究分野 百生研究室
http://mml.tagen.tohoku.ac.jp/index.html
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3) 行事予定
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レアメタルのリサイクル技術に関する国際ワークショップ
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多元物質科学研究所の中村崇教授が代表を務める「希少元素高効率抽出技
術開発プロジェクト」が、国際ワークショップを開催します。この催しは、
レアメタルのリサイクル研究を活発に行っている国々との情報交換の促進、
および現在進めているレアメタルの高効率抽出技術開発プロジェクトの成果
の活用を図ることを目的として開かれます。是非ご参加ください。
日時:平成25年11月12日(火)9:30~17:30
場所:東北大学 片平キャンパス 片平さくらホール
〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
主催:東北大学多元物質科学研究所 希少元素高効率抽出技術領域
共催:東北大学産学連携推進本部
研究会参加費:1,000円(資料代として)
参加申込:11月5日までに下記webページにてお申し込みください。
http://tohoku-timt.net/rare-elements/workshop2013/registration.html
***プログラム***
09:30 – 09:40 Opening Remarks
09:40 -10:10 Plenary Lecture
12:10 -13:10 Lunch Time
13:10 -16:00 Keynote Lectures
16:00 -17:20 Poster Session
17:20 -17:30 Closing Remarks
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4) 行事予定
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JAXAシンポジウム
「宇宙開発のためのテクノロジー最前線」
― マテリアルやロケットエンジンの分野について ―
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日時:平成25年11月18日(月)14:30-17:00
場所:東北大学 片平キャンパス 片平さくらホール
〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
主催:東北大学多元物質科学研究所
共催:日本鉄鋼協会東北支部・学術部会フォーラム、
日本金属学会東北支部、資源・素材学会東北支部
シンポジウム参加費:無料
研究交流会参加費:一般3,000円、学生2,000円
当日参加も受け付けますが、特に研究交流会へご参加される方は
早めの参加申込みをお願い致します。
***プログラム***
14:30-15:00 基調講演 「宇宙の発展に貢献する材料技術」
JAXA理事長 奥村直樹
15:00-15:40 「国際宇宙ステーションが拓く物質科学」
JAXA宇宙科学研究所 学際科学研究系教授 石川毅彦
【角田宇宙センター関連講演】
15:50-16:00 「角田宇宙センター紹介」
~ロケットエンジンの研究開発は角田から~
JAXA宇宙輸送ミッション本部
宇宙輸送系推進技術研究開発センターセンター長 苅田丈士
16:00-16:30 「ロケットエンジンの心臓・ターボポンプ」
~極限環境への挑戦~
JAXA 同センター エンジン研究開発グループ
技術領域サブリーダ 内海政春
16:30-17:00 「ロケットエンジン燃焼器の構造と材料」
~超高温・高圧に耐える~
JAXA 同センター エンジン研究開発グループ
アソシエイトフェロー 森谷信一
17:20-19:20 研究交流会
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5) 行事予定
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第22回素材工学研究懇談会
『金属素材供給ボトルネック解決のための新技術』
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日時:平成25年11月19日(火)10:00~
場所:東北大学 片平キャンパス 片平さくらホール
〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
主催:東北大学多元物質科学研究所
共催:物質・デバイス領域共同研究拠点
東北大学多元物質科学研究所サステナブル理工学研究センター
日本鉄鋼協会東北支部、日本金属学会東北支部
研究会参加費:2,000円(一般)、
1,000円(学生、*学生に限りテキスト不用の場合は無料)
懇親会参加費:3,000円
参加申込方法:『所属・氏名・電話・Eメール・懇親会出席の有無』を
下記連絡先までご連絡下さい。(締切り10月31日まで)
多元物質科学研究所 小原恵 obara@tagen.tohoku.ac.jp
***プログラム***
10:00~10:05 開会挨拶
10:05~10:10 多元物質科学研究所 河村純一所長 挨拶
10:10~10:55 レアメタルの供給や需要に関する今後の展望
東京大学 岡部 徹、野瀬 勝弘
10:55~11:40 金属資源の需給と資源確保戦略
JOGMEC 金属企画部企画課 平井 浩二
13:00~13:45 銅製錬を利用した銅,貴金属等のリサイクル
JX日鉱日石金属 宮林 良次
13:45~14:30 低品位ニッケル酸化鉱鉱石の有効利用
住友金属鉱山 黒川 晴正
14:30~15:15 金属素材の循環戦略とそのための技術
東北大学 中村 崇
15:30~16:15 鉄鋼業における劣質資源対応技術
新日鉄住金 野村 誠治
16:15~17:00 我が国における鉄鋼生産のボトルネックと将来課題
東北大学 北村 信也
17:00~17:05 閉会挨拶
17:20~19:00 懇親会
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6) 行事予定
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第13回東北大学多元物質科学研究所 研究発表会
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この発表会では年に一度、多元物質科学研究所の最新の研究成果が一挙に
発表されます。ポスター発表、聴講とも参加は無料ですが、参加申し込み
をお願い致します。皆様のご参加をお待ちしております。
日時:平成25年12月6日(金)9:50~
場所:東北大学 片平キャンパス 片平さくらホール
〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
主催:東北大学多元物質科学研究所
共催:物質・デバイス領域共同研究拠点
ポスター発表申込締切日:11月1日(金)
聴講参加申込締切日 :11月25日(月)
参加費:無料。懇親会のみ3,000円(一般); 1,000円(学生)
***プログラム***
9:50 – 10:30 授賞式
10:30 – 11:40 第1部 所内教員講演
13:00 – 14:00 第2部 ポスター発表
14:15 – 16:15 第3部 所内教員講演
16:30 – 18:00 第4部 特別講演
18:15 – 20:00 懇親会
◆詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/general/info/event/meeting/2013/
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7) 行事予定
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第1回アライアンス若手研究交流会
~計算・計測・合成の融合~
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多元物質科学研究所が参画している「附置研究所間アライアンス」におい
て、若手研究交流会が開かれます。この交流会は、異分野に関する情報の共
有、異分野融合を目標とし、若手研究者が勉強しお互いを知る場として設け
られました。今回は「計算・計測・合成の融合」をサブテーマに据え、従来
では接点の少ない幅広い分野の研究者の参加をお待ちしております。
日時:平成25年11月25日、26日
場所:東北大学片平キャンパス
流体科学研究所2号館5階大講義室(25日)、片平さくらホール(26日)
〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
主催:「附置研究所間アライアンス」若手研究交流会実行委員会
共催:附置研究所間アライアンスによるナノとマクロをつなぐ物質・
システム創製戦略プロジェクト
ポスター講演申込・要旨提出締切・・・2013年11月1日(金)17:00
事前参加登録・懇親会申込締切 ・・・2013年11月8日(金)17:00
参加費:無料。懇親会のみ3,000円
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8) 行事予定
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東北大学ラボツアー2
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地域企業の技術力向上および若手エンジニアの育成支援を目的に、地域企
業が東北大学の研究室を訪問する「東北大学ラボツアー2」が開催されます。
11月15日午後のコースでは、多元物質科学研究所金属資源循環システム研
究分野の中村研究室を見学できます。
各コース募集人数10名、申込締切は平成25年10月28日(月)となっており
ます。下記URLより詳細をご確認してお申し込みください。
この催しは、東北大学と七十七銀行の「連携協力に関する協定」に基づき、
産学連携を通じた地域産業の発展と震災復興に向けた地域経済の活性化の一
環として行われます。
◆詳しくはこちらをご覧ください。
東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2013/10/press20131003-03.html
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9) 受賞報告
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ATPC Young Scientist Award
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多元物質科学研究所 超臨界流体・反応研究分野の冨田大輔助教が9月29日
-10月3日に行われたThe 10th Asian Thermophysical Properties Conference
においてATPC Young Scientist Award を受賞しました。
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
ATPC 2013
http://www.atpc2013.org/
超臨界流体・反応研究分野 横山研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=63
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前回開催時を上回る大勢の方々にご来場いただいた「片平まつり2013」多元
研会場。
一時は混雑回避のために入場をお待ちいただくこともありましたが、
来場者アンケートをみると大変好評だったようです。
ここで、アンケート結果を少し公開。
人気投票第1位に輝いたブースは、「スライム」
第2位の「ガラス細工」は数や時間に制限があって体験できなかった方が多か
ったのではないかと推察されます。
さらに担当者達を喜ばせたのは、たくさんの感想。
「わかり易く説明してもらった」「○○が面白かった」
努力が報われます。
まつり後の慰労会では、先日の東北楽天イーグルス優勝を祝うかの如く
万歳三唱が続き、遂には委員長の体が宙に舞ったのでありました。
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◆広報情報室では、講演会、シンポジウム、研究成果など
メールマガジンに掲載させていただける情報をお待ち致しております。
登録・変更・削除は、こちらからお願いいたします。
↓ ↓ ↓
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/information/mailmagazine.html
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_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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