メールマガジン 2014年 3月号
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★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2014年3月号 No.104 ━━━
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~ 目次 ~
1)行事予定 — 機能無機物質シンポジウム
「金属系エネルギー材料の可能性」
2)行事出演 — 第102回サイエンスカフェ(講師:下村教授)
3) 研究成果 — 縞状X線格子を過冷却液体金属でインプリント成形
4)受賞報告 — 第24回トーキン科学技術振興財団 研究奨励賞
6)お知らせ –TAGEN Forefront vol.3 発行
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1) 行事予定
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機能無機物質シンポジウム:「金属系エネルギー材料の可能性」
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主催:東北大学 多元物質科学研究所
共催:5大学間附置研究所ナノマクロ物質・デバイス・システム・創製アライアンス、
物質・デバイス領域共同研究拠点、東北大学リーディング大学院
場所:東北大学片平キャンパス 生命科学総合研究棟1階講義室B
参加費:無料(懇親会は会費 3,000円)
日時:2014年3月28日(金)13:10~28日(土)12:20
***日程***
3月28日(金)
13:10 – 13:20 開会挨拶
13:20-14:00「金属の組織・形態制御を利用した新奇触媒材料の調製」
東北大学・多元物質科学研究所 亀岡 聡
14:00-14:00「金属ガラス複合材料設計中に見つけた新しい脱成分現象」
東北大学・金属材料研究所 加藤秀実
14:40-15:20「βand Secondary relaxation in metallic glasses」
Bell Lab. H.S. Chen
15:20-15:50 Coffee Break
15:50-16:30「Dyフリー高保磁力ネオジム磁石」
(独)物質材料研究機構 宝野和博
16:40-17:20「ナノ粒子の磁気特性と応用」
Monash University (東北大学多元研) 鈴木清策
17:30-19:00 懇親会
3月29日(土)
9:00-9:40「熱交換器に使われるアルミニウム材料」
株式会社UACJ 新倉昭男
9:40-10:20 プラズマ法によるナノ構造金属材料の作製と水素および電気貯蔵特性」
北京大学 李 星国
10:20-10:40 Coffee Break
10:40-11:10「Mgの加水分解反応を利用した水素の製造」
(独)産業総合技術研究所 松崎邦男
11:10-11:50「Nb-TiNi系複相水素透過合金の水素化に及ぼす微細組織の影響」
金沢大学 石川和宏
11:50-12:20「新材料への挑戦―アモルファスからナノへ」
(公財)電気磁気研究所 増本 健
12:20- 閉会挨拶
世話人(連絡先):
東北大学多元物質科学研究所 蔡 安邦
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2) 行事出演
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第102回サイエンスカフェ 生物が持つ驚異のデザイン力に学べ!
~バイオミメティクス(生物模倣)で起こす技術革新~
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東北大学が主催する今週のサイエンスカフェに、多元物質科学研究所 自己組織
化高分子材料研究分野の下村政嗣教授(同大学原子分子材料科学高等研究機構教
授 兼任)が講師として参加します。
サイエンスカフェは科学について気軽に話し合い、科学の楽しさを知ってもら
う場です。予約なしに、無料で誰でも自由に参加できるスタイルですので、ぜひ
足をお運びください。
日時:2014年3月28日(金)18:00~19:45
会場:せんだいメディアテーク 1Fオープンスクエア
参加無料・事前申込不要
講師:下村政嗣(多元物質科学研究所 教授)
講演内容:生物が有する多様性は進化適応の結果であり、「生物の技術体系」を
明らかにすることによって得られる「人間の技術体系」のパラダイムシフトは、
環境・資源ならびにエネルギー問題の解決に向けた技術革新をもたらします。
自己組織化高分子材料研究分野 下村研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=27
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3) 研究成果
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縞状X線格子を過冷却液体金属でインプリント成形
―X線位相像による医療診断や非破壊製品検査の大視野・鮮明撮像に期待―
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多元物質科学研究所 量子ビーム計測研究分野の矢代航准教授と百生敦教授は、
同大学金属材料研究所の加藤秀実准教授らと共同で、生体画像診断および工業製
品の非破壊検査機器への本格的な実用化が期待されるX線タルボ干渉計用のX線格
子を、金属ガラスのインプリント技術によって作製することに成功し、実際にこ
れを用いて樹脂内部を観察できることを証明しました。
X線位相イメージングは、硬X線が物体を通過した際に生じる位相シフトを用いて
高感度のX線像を撮影する技術であり、従来のX線吸収イメージングが苦手とする
生体軟組織等を鮮明に観察できることに大きな利点があります。X線位相イメージ
ングを可能にしたX線タルボ干渉計には、X線格子と呼ばれる周期的縞状構造の金
属製格子が必要です。今回、X線吸収係数の大きい元素を含む金属ガラスを昇温す
ることによって得られた水飴状の過冷却液体金属をシリコン製の金型に押し当て
転写するインプリント成形によって、ナノスケール加工精度を有するX線格子を短
時間で作製する技術を確立し、従来よりも簡便な方法で均質なX線タルボ干渉計用
X線格子を作製できることを示しました。技術的には大面積化や高アスペクト比化
に課題を残しますが、大型X線・中性子回折格子の安価製造を実現し得る新たな製
造方法として期待されます。
この研究成果は、公益社団法人日本応用物理学会レター誌”Applied Physics
Express”に2014年2月25日付で掲載されました。
論文題目:”A metallic glass grating for X-ray grating interferometers
fabricated by imprinting”
論文掲載URL:http://iopscience.iop.org/1882-0786/7/3/032501/article
doi:10.7567/APEX.7.032501
◆詳しくはこちらをご覧ください。
東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2014/03/press20140307-03.html
量子ビーム計測研究分野 百生研究室
http://mml.tagen.tohoku.ac.jp/index.html
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4) 受賞報告
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第24回トーキン科学技術振興財団 研究奨励賞
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多元物質科学研究所 光機能材料化学研究分野の久保祥一助教が、下記の研究
成果に対して第24回トーキン科学技術振興財団研究奨励賞を受賞しました。当財
団は、NECトーキン株式会社発祥の地である宮城県内の研究者に報いるため、工学
分野の研究への助成や研究成果への奨励を行っております。贈賞式は3月4日に仙
台国際ホテルで行われました。
受賞題目:「異種材料界面制御に基づく金属ナノ構造作製とプラズモニクス光学
材料への展開」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
トーキン科学技術振興財団
http://www.nec-tokin.com/zaidan/
光機能材料化学研究分野 中川研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/nakagawa/index-j.html
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5) 受賞報告
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第72回 日本金属学会功績賞
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多元物質科学研究所 ナノスケール磁気デバイス研究分野の岡本聡准教授が、
第72回 日本金属学会功績賞(磁気記録材料部門)を受賞しました。この賞は、金
属学または金属工業技術の進歩発達に寄与する有益な論文を発表し、将来を約束
されるような新進気鋭の研究者、技術者に贈られます。2014年3月21日に開かれた
同学会の春期講演大会において、贈呈式と受賞講演が行われました。
講演題目:「高磁気異方性材料における高感度磁気計測と磁化反転ダイナミクス」
◆詳しくは、こちらをご覧ください。
日本金属学会
http://jim.or.jp/index.html
ナノスケール磁気デバイス研究分野 北上研究室
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=30
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6) お知らせ
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TAGEN Forefront vol.3 発行
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多元物質科学研究所の教授が各々の研究分野を語る冊子「TAGEN Forefront」。
この度、第3刊が発行されました。さらに第1-3刊の電子書籍版も研究所のホーム
ページで公開されました。下記URLよりご覧ください。
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/public/index.php?content_id=32
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今年もスギ花粉の季節が到来。
花粉症を発症してしまった人には憂鬱な時期です。
減感作療法以外に根治療法がないなか、発症の増加とともに対策グッズや対症
療法が展開されています。
室内では空気清浄機
屋外ではマスクと眼鏡
症状を抑えるには服薬
…考えただけで気が重くなります。
近年では無花粉杉への植え替えが徐々に始まっているようです。
大量に植わっている日本中の杉が植え替わる日が待ち遠しいです。
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_/ 発行元:
_/ 東北大学多元物質科学研究所
_/ 広報情報室 022-217-5198
_/ network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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