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メールマガジン

Mail Magazine1月号

メールマガジン 2022年1月号

━━ ☆☆ 多元研 HOT NOW! ☆☆  ━━━━━━━━━━━━━━
★ 多元研 メールマガジン ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2022年1月号 No.198 ━━━

このメールはメールマガジン希望登録者様に送らせて戴いております。
多元研が関わる学会、研究発表会・シンポジウム、その他、
毎回HOTな情報をお届けいたします。

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 ~ 目次 ~

1) 受賞報告 — 「日本学士院学術奨励賞」を受賞

2) 受賞報告 — Pacifichem 2021「a winner of the Student Research
Competition」を受賞

3) 受賞報告 — 応用物理学会東北支部 2021年度学術講演会
「講演奨励賞」を受賞

4) 受賞報告 — 第35回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム
「学生発表賞」を受賞

5) 研究成果 — 海洋・畜産廃棄物から電池用触媒を合成
~古来からある「血炭」を次世代エネルギー材料に~

6) 研究成果 — 完熟トマトは何故あんなに赤い?
~カロテノイド微粒子の歪んだ現実~

7) 研究成果 — 偏光顕微鏡と透過型電子顕微鏡を組み合わせた相関顕微鏡法
により高分子球晶の観察と自動検出に成功

8) お知らせ — 運営協議会を開催しました

9) お知らせ — 「多元研最前線 ―TAGEN Forefront vol.9」を発刊

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1) 受賞報告
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「日本学士院学術奨励賞」を受賞
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南後恵理子教授が、独立行政法人日本学術振興会の
第18回(令和3年度)「日本学術振興会賞」を受賞することが決まりました。

受賞題目:
「X線自由電子レーザーによるタンパク質分子動画解析」
(Molecular Movie Analysis of Proteins Using X-Ray Free Electron Laser)

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_award/20220113/

◆南後研究室(量子ビーム構造生物化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/nango/html/

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2) 受賞報告
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Pacifichem 2021「a winner of the Student Research
Competition」を受賞
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笠井研究室のFarsai Taemaitreeさんが、2021 INTERNATIONAL CHEMICAL
CONGRESS OF PACIFIC BASIN SOCIETIES(Pacifichem 2021)において、
「a winner of the Student Research Competition」を受賞しました。

受賞題目:
「Intracellular investigation of SN-38 prodrug nanoparticles as
carrier-free anticancer drug delivery systems」

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kasai/news/1122/

◆笠井研究室(有機・バイオナノ材料研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kasai/

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3) 受賞報告
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応用物理学会東北支部 2021年度学術講演会
「講演奨励賞」を受賞
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

百生研究室の角田幸翼さんが、応用物理学会東北支部2021年度学術講演会に
おいて「講演奨励賞」を受賞しました。

受賞題目:
「X線Talbot干渉計による引張試験ポリマーのその場観察」

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/momose/?p=61

◆百生研究室(量子ビーム計測研究分野)
http://mml.tagen.tohoku.ac.jp/index.html

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4)受賞報告
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
第35回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム
「学生発表賞」を受賞
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髙橋幸生研究室の上松英司さんが、第35回日本放射光学会年会・放射光科学
合同シンポジウム(JSR2022)において、「学生発表賞」を受賞しました。

受賞題目:
「タイコグラフィ-XAFS法によるLi過剰岩塩型バナジウム酸化物粒子の微細
組織・化学状態イメージング」

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.jssrr.jp/jsr2022/award.html

◆髙橋(幸)研究室(放射光可視化情報計測研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/takahashi-y/html/

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5) 研究成果
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完熟トマトは何故あんなに赤い?
~カロテノイド微粒子の歪んだ現実~
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東北大学材料科学高等研究所の藪浩准教授(ジュニアPI、東北大学ディステ
ィングイッシュトリサーチャー、同多元物質科学研究所兼任)らの研究グルー
プは、産業廃棄物であるホヤ殻中のセルロースナノファイバー(CNF)を炭化す
ると品質の良い炭素となり、畜産業から出る廃棄血液中にはヘム鉄や窒素・リ
ンなどの元素が含まれていることに着目し、これらを混合・焼成することで様
々なヘテロ元素が導入されたナノサイズの「ナノ血炭」が合成できることを実
証しました。さらに、得られたナノ血炭は白金炭素触媒などのレアメタルを用
いた電極触媒に匹敵する性能を示すことを見出しました。
本成果は、処理に困っていた産業廃棄物を、次世代エネルギーデバイスとし
て期待される燃料電池、金属空気電池やグリーン水素を製造するための水電解
システム用電極触媒などへ応用して活用する技術として期待されます。

論文情報:
“Bifunctional rare metal-free electrocatalysts synthesized entirely
from biomass resources”
Hiroshi Yabu*, Kosuke Ishibashi, Manjit S. Grewal, Yasutaka Matsuo,
Naoki Shoji and Koju Ito
Science and Technology of Advanced Materials (STAM)
DOI:10.1080/14686996.2021.2020597

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20220119/

◆藪研究室(材料科学高等研究所)
http://yabulab.wp.xdomain.jp/

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6) 研究成果
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令和3年度「東北大学環境科学研究科奨学賞
(GSES Incentive Award)」を受賞
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東北大学多元物質科学研究所の鈴木龍樹助教らの研究グループは、カロテノ
イドの柔らかな分子構造に由来する「歪みやすさ」がその独特の色調を生み出
していること、カロテノイドの分子歪みが微粒子の光学物性(色調)に影響して
いることを初めて明らかにしました。
天然素材が持つ本来の色調を引き出した鮮やかな着色技術や分子の歪みによ
って物性を制御可能な新規ナノ材料の開発などへの応用が期待されます。

論文情報:
“Effect of Molecular Distortion on the Optical Properties of
Carotenoid-Based Nanoparticles”
鈴木 龍樹1,2、安原 主馬3、出口 茂1
1.国立研究開発法人海洋研究開発機構
2.東北大学 多元物質科学研究所
3.奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 物質創成科学領域
The Journal of Physical Chemistry C
DOI:10.1021/acs.jpcc.1c08572

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20220125/

◆笠井研究室(有機・バイオナノ材料研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kasai/

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7) 研究成果
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偏光顕微鏡と透過型電子顕微鏡を組み合わせた相関顕微鏡法
により高分子球晶の観察と自動検出に成功
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東北大学 多元物質科学研究所の丸林弘典 講師、陣内浩司 教授と日本電子
株式会社は共同で、POMと透過型電子顕微鏡 (TEM)を組み合わせた相関顕微鏡
法により、数マイクロメートルの微細な球晶まで観察するとともに、球晶の構
造パラメータの自動検出に成功しました。

論文情報:
“Correlative light and electron microscopy of poly(L-lactic acid)
spherulites for fast morphological measurements using a convolutional
neural network”
Yuji Konyuba, Hironori Marubayashi, Tomohiro Haruta, Hiroshi Jinnai
Microscopy, 2022, 00(0), 1-7
DOI:10.1093/jmicro/dfab058

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_press/20220127/

◆陣内研究室(高分子物理化学研究分野)
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/jinnai/

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8) お知らせ
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運営協議会を開催しました
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2022年1月24日、令和3年度多元物質科学研究所運営協議会を開催しました。
運営協議会は、本研究所の組織及び運営について協議し、学内外の学識者から
提言を受けることを目的として設置されたものです。

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/2022127/

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9) お知らせ
◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇
「多元研最前線 ―TAGEN Forefront vol.9」を発刊
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広報誌「多元研最前線 ―TAGEN Forefront vol.9」を発刊しました。

CONTENTS
1. 先進的X線顕微技術を駆使して未知のナノ構造の可視化へ
髙 橋 幸 生 教授

2. 多様に変化する課題に応えるため高温反応プロセスの新展開へ
植 田   滋 教授

3. 金属学との分野融合により触媒研究のブレークスルーを
亀 岡   聡 教授

4. ヘテロ界面の自在な精密設計・制御から新たな機能性ナノ粒子材料の開発へ
蟹 江 澄 志 教授

5. 次世代電池の未来を切り拓く新規カーボン材料
西 原 洋 知 教授

6. 社会のエネルギーシステムを変える”人工光合成”への挑戦
加 藤 英 樹 教授

7. ナノ世界の表面構造を探索し、表面を舞台にした相互作用の解明に挑む
虻 川 匡 司 教授

◆詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/disclosure/forefront.html

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◆多元研|新型コロナウイルス関連情報まとめ

https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/news_info/tagen_covid19/

多元物質科学研究所の教職員、学生を対象とした新型コロナウイルスの
関連情報をまとめていますのでご覧ください。

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まだまだ寒い日が続きますが、「立春」が近づいてまいりました。
今年の立春は2月4日で、この日から春の始まりとなります。

また、この頃から咲き始める花の代表に「福寿草」があります。
綺麗な黄色い花を咲かせる福寿草は、「福」を招く植物として古くから
親しまれてきました。
我が家の庭に植えられている福寿草も蕾を地上に出し、開花の準備が始ま
りました。このように少しずつ春を感じられるものを見つけるのが、最近の
楽しみとなっております。

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◆広報情報室では、講演会、シンポジウム、研究成果など
メールマガジンに掲載させていただける情報をお待ち致しております。

登録・変更・削除は、こちらからお願いいたします。
↓ ↓ ↓
https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/information/mailmagazine.html

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_/   発行元:
_/      東北大学多元物質科学研究所
_/      広報情報室 022-217-5198
_/      network-tagen[at]grp.tohoku.ac.jp
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