2018年7月に始まった国家プロジェクト「次世代放射光施設計画」は、4年目に突入しました。
最先端の可視化ツールを活用した「観察、仮説、検証(実験、考察)」のサイクルは、価値の再発見や新たな研究開発テーマの発見を促し、産業と学術を飛躍的に進展させると期待されます。建設地の東北大学青葉山新キャンパスでは、現在、ほぼ完成した施設の外観を眺めることができます。計算科学を取り入れた、電子顕微鏡や次世代放射光施設の可視化技術の連携は、仮説検証サイクルを加速し、物質の機能を階層的に解くための強力な要素となると期待されます。今回は、進むフィジビリティスタディの事例に加え、多元研、農学研究科の拠点形成や構想などもご紹介。
 プロジェクトに必要なハードとソフトの両面の進捗を、現場からお伝えします!

チラシ(PDF)

次世代放射光施設建設現場の様子を動画でご紹介

2021年11月8日、スタッフが次世代放射光施設の建設現場を見学してまいりました。
建設途中の今しか入れない場所にも潜入しています。是非、動画でご覧ください。
「新しい施設のひみつ ➁ 建設現場からお届けします!」

制作・協力:SRIS、IMRAM、PhoSIC
SRIS「ナノの世界の探検隊」シリーズの動画は こちら からご覧になれます

参加申込

イベントは終了しました。

参加申し込みフォーム (zoom)、またはメールでお申し込みください。
※メールでご登録の際には、本文に、
①氏名(フリガナ)、②住所、③電話番号、④会社名/学校名、⑤役職 を明記し、
tagen-innovationgrp.tohoku.ac.jp 宛にお送りください。

・申込〆切:2021年12月3日(金)
・定員:250名(先着順)
・参加費:無料

プログラム ※Zoomによるオンライン開催です(2021/11/19 更新)


 進行:福山 博之(東北大学多元物質科学研究所 副所長)
※SRIS: 東北大学 国際放射光イノベーション・スマート研究センター
※PhoSIC:一般財団法人 光科学イノベーションセンター
 開会あいさつ 
  13:00-13:05  寺内 正己(東北大学 多元物質科学研究所長 / ソフトマテリアル研究拠点代表)
 
 講演 1 司会: 村松淳司(東北大学 副理事(次世代放射光計画担当) / SRIS センター長 / 多元物質科学研究所 教授)
  13:05-13:50 『 イノベーション・インフラとしての次世代放射光施設 ‐ 拡がる応用分野の最新情報 - 』
 高田 昌樹(東北大学 総長特別補佐(研究担当)/ SRIS 教授 / 多元物質科学研究所兼務 / PhoSIC 理事長)
 
  13:50-14:10 『 次世代放射光で何が見える?~材料科学分野での事例紹介~ 』
 西堀 麻衣子(東北大学 SRIS 教授 / 多元物質科学研究所兼務)
 
  14:10-14:30 『 最先端可視化ツールが魅(み)せる次世代の食・環境・健康: 農学研究科の取組み 』
 原田 昌彦(東北大学 大学院農学研究科 教授 / SRIS兼務)
 
  14:30-14:40 休憩
 
 講演 2  -宮城県の取り組みと企業による事例紹介-   司会:加納 純也(東北大学多元物質科学研究所 研究所長補佐)
  14:40- 『 次世代放射光施設活用に向けた宮城県の取組 』
 久田 哲弥(宮城県 経済商工観光部 新産業振興課)
 
    『 銅電線の防錆処理メカニズムの解析 』
 下村 鈴之介(北日本電線株式会社 新事業開発部 技術研究グループ)
 
 講演 3 -仙台市の取り組みと企業による事例紹介-  司会:加納 純也(東北大学多元物質科学研究所 研究所長補佐)
  15:10- 『 仙台市トライアルユース事業のご紹介 』
 齋藤 理奈(仙台市 経済局産業政策部 産業振興課)
    『 X線小角散乱法を使った3Dボールミル粉砕における積層化合物(黒鉛)からナノシート物質(グラフェン類)の剥離挙動の解明 』
 梅屋 慎次郎(株式会社亀山鉄工所 開発室開発部長)
    『 日産アークにおける放射光利活用支援のご紹介 』
 稲葉 雅之(株式会社日産アーク 機能解析部 構造解析室)
 
 講演 4 司会:吉田 栄吉(東北大学産学連携先端材料研究開発センター 副センター長)
  15:50-16:30 『 クライオ電子顕微鏡と放射光の相補的解析 』
 米倉 功治(理化学研究所 放射光科学研究センター 生体機構研究グループ グループディレクター / 東北大学 多元物質科学研究所 教授)
 
 パネルディスカッション 
  16:30-17:00 『 次世代放射光と電子顕微鏡 』
 モデレータ:
  岡部 朋永(東北大学 大学院工学研究科 教授)
 パネリスト:
  寺内 正己(東北大学 多元物質科学研究所長 / ソフトマテリアル研究拠点 代表)
  米倉 功治(理化学研究所 放射光科学研究センター 生体機構研究グループ グループディレクター / 東北大学 多元物質科学研究所 教授)
  原田 昌彦(東北大学 大学院農学研究科 教授 / SRIS兼務)
  矢代 航(東北大学 SRIS 教授 / 多元物質科学研究所兼務)
  西堀 麻衣子(東北大学 SRIS 教授 / 多元物質科学研究所兼務)
  陣内 浩司(東北大学 多元物質科学研究所 教授)
 
 閉会あいさつ 
  17:00  福山 博之(東北大学多元物質科学研究所副所長)

これまでの開催報告

昨年は、2020年12月9日に開催しました。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、オンラインでの開催となりましたが、地元企業だけでなく全国から157名の参加がありました。
2021年度もオンラインで開催し、117名の参加がありました。多くのご参加ありがとうございます。

❐ 多元研イノベーション・エクスチェンジ2020 開催報告開催案内
❐ 多元研イノベーション・エクスチェンジ2019 開催報告開催案内
❐ 多元研イノベーション・エクスチェンジ2018 開催報告開催案内
❐ 多元研イノベーション・エクスチェンジ2017 開催報告開催案内
❐ 多元研イノベーション・エクスチェンジ2016 開催報告開催案内



お問い合わせ先

東北大学多元物質科学研究所 イノベーションエクスチェンジ実行委員会
E-mail: tagen-innovationgrp.tohoku.ac.jp





主催|東北大学多元物質科学研究所、みやぎ高度電子機械産業振興協議会
共催|東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS)、東北大学産学連携先端材料研究開発センター(MaSC)
協賛(予定)|粉体工学会東北談話会、化学工学会粒子・流体プロセス部会粉体プロセス分科会、資源・素材学会 東北支部
後援(予定)|宮城県、仙台市、経済産業省東北経済産業局、一般社団法人東北経済連合会、一般社団法人みやぎ工業会、一般財団法人光科学イノベーションセンター(PhoSIC)