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2nd Nucleation and Growth Research Conference
(Kyoto Japan, 6/10-13, 2019)体験記 (Writer:太田)



今回は6月10日から13にかけて京都で行われた2nd Nucleation and Growth Research Conferenceに参加してきました。本学会では核生成や電析技術、そしてそれに関連する電気化学分野について、教授陣による講演及び学生によるポスター発表を泊まり込みで行うという学会でした。京都には学会等で何度か訪れたことがあるのですが、関西セミナーハウスは京都駅から電車で修学院まで行き、20分程度歩いた先にあり、一風変わった京都を味わうことが出来たと思います。関西セミナーハウス自体は、周りを自然に囲まれ、近くには能舞台があるという落ち着いた雰囲気でした。


↑会場の関西セミナーハウス

英語でのポスター発表は初めてで、発表内容も学会のメインである核生成等とは異なる内容でしたが、ポスターを聞きに来てくださった方には興味深く発表を聞いて頂けたと感じました。国内外の様々な先生方の講演では、非常に新鮮でユーモアに富んだ発表も多くあり、興味深く聞くことが出来ました。一方で、自分の知識不足を感じることもあり、今一度電気化学分野の広さ、またその難しさを痛感した学会になったと思います。 6月は就職活動や他の国際学会等があり、自分にとっては忙しい時期でしたが、計画的に研究や発表練習を行うことで、何とか乗り越えることが出来たと思います。また、今回の学会で、英語で行われる発表になれることで、その後に参加したSolid State Ionicsでの発表にもプラスに働いたと感じます。このように雨澤研究室では、学生が学会等で発表する機会が多数あり、これが研究を進めるだけでなく、研究内容を纏め相手に伝える能力を培うことが出来る一因になっていると思います。本学会は自分にとって、残りの学生生活でも積極的に研究を行っていこうと、改めて思うことの出来るものになりました。

   太田健斗