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Lithium battery Discussion2019
(Arcachon, France, 9/15-20, 2019)体験記 (Writer:戸村)



9月15日から20日にかけて、フランスのアルカションにて開催されたLithium battery Discussion2019 に中村先生と参加してきました。私は「Operando Visualization of Reaction Distribution in a Composite Electrode for Bulk-Type All-Solid-State Li-Ion Batteries by Using CT-XAFS」という題目でポスター発表を行いました。自分は今回が初めての国際会議でした。英語があまり得意ではないので不安でしたが、発表を聞きにきてくださった方のフォローもあったおかげで自分なりに研究内容を伝えることができたように思います。しかし聞きに来てくださった方と議論をするところまではいけませんでした…。他の方の研究について聞いて回っていた際には、自分の研究と似ている研究を行っている方をそこで初めて発見し、普段自分がいかに文献調査をできていないかを身を以て感じました。修士の期間は残り少ないですが、残りの期間で自分の研究やその周りの研究についての理解をより深めていきたいと思いました。
 学会が開催されたアルカションという場所はパリから高速鉄道と鈍行を乗り継いでおよそ4時間、大西洋に臨む小さな町です。牡蠣やムール貝、エビなど海産物が有名だそうです。多くのレストランでシーフードが提供されていました。自分が行ったほとんどのお店でおいしく、満足にシーフードをいただくことができました。ただ一箇所を除いて…。
あるお店で「shell plate」というメニューがあり、私はいろいろな貝の盛り合わせがくることを期待して注文したのですが…実際にきたのは大量の生のアサリ。レモン汁をかけたときの一斉にニュルニュルと動き始めた光景はトラウマです。アルカションに行かれた際は「shell plate」にご注意を!
 今回の学会の空き時間にはヨーロッパ一大きな砂丘である、ピラ砂丘に観光へ行きました。砂丘の頂上を目指すには階段を使うルートとひたすら砂を踏みしめて登るルートの2つのルートがありましたが、中村先生と私は後者を選びました。もちろんすぐにこの選択を後悔することになるのですが…(100メートル程度の高さの頂上にたどり着くまで何度足を止めたかわかりません…自分の日頃の運動不足を恨みました)。頂上に着くと正面には広々とした大西洋、反対には水平線まで続く森があり、まさに絶景でした。自分はあまり写真を撮るのがうまくないので、素晴らしさをお伝えできるかわかりませんが、アルカションに行かれた際にはぜひ訪れてみてください!
私は今回初めて国際学会に参加し、英語能力や研究についての知識の不足を改めて痛感しました。この経験を糧にして、今後精進していきたいと思います。

     暴れだす前のアサリ        ピラ砂丘から見た大西洋

 



戸村 愛菜