第60回電池討論会
(京都, 11/13-15, 2019)体験記
(Writer:戸村)
今回私は11月13日から15日までの3日間、京都国際会議場で開催された第60回電池討論会に参加してきました。私は「オペランドCT-XAFSおよびFIB-SEMを用いたバルク型全固体リチウムイオン電池合剤電極内反応分布の形成要因の解明」という題目で口頭発表を行いました。今回私が発表しようと大まかに考えていた内容は、これまでの学会で発表してきた内容よりも話の組み立てを行うことが難しく大変でしたが、先生方のアドバイスを頂きながら何とか資料を完成させ、発表をすることができました。ここで産みの苦しみを味わえたことは非常に有意義な経験だったと感じています。当日の発表に関しては質疑応答がもう少し良い答え方ができたようにも思い、満足いく発表でないことが非常に残念でした。
今回の学会では自分の研究に近い内容の研究をされている方の発表が多く、周辺の研究についての学びを深められたほか、今年度ノーベル賞を受賞された吉野先生の貴重なご講演を聞くこともでき、非常に多くの学びを得られたように思います。自分にとっては学生生活最後の学会でもあり、その学会で十分満足行く発表ができなかったという今回の反省や悔しさをバネにして、残りの数カ月間修士論文に取り組んでいこうと思いました。
近況報告や思い出話に花が咲き、楽しい時間を過ごすことができました。
戸村 愛菜