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第13回固体イオニクスセミナー(鹿児島県指宿市, September 27~29th 2016)体験記 (Writer:藤巻義信)




     雨澤先生、中村先生、木村先生と共に、鹿児島県の指宿へ行って参りました。秋の足音が感じられる仙台とは一転。鹿児島空港に降り立った瞬間、照りつける真っ赤な太陽!! そうとうな暑さを覚悟していましたが、ここまでとは、、、汗
     今回は、3日間にわたって開催された固体イオニクスセミナーへの参加です。私は、ポスター発表に加え、若手講演として口頭発表の時間をいただきました。固体イオニクスの分野では、数ある学会/ワークショップの中でも、とりわけ活発な議論が交わされることで有名なセミナーだけに戦々恐々としつつ、気合いを入れて臨みました。

     本セミナーは、日中に行われるチュートリアル講演、そして、夕方から行われるポスターセッションで構成されています。
     今回、チュートリアル講演を担当された先生方のテーマは、リチウム二次電池の話題に、放射光軟X線分光による測定システムの開発。そして、コンピューターサイエンスの分野から材料化学へのアプローチを話される先生も。若手の先生方が担当される事も多く、その元気で熱量の高いプレゼンから、私もたくさんの刺激を受けました!

     セミナー全体のアットホームな雰囲気から、講演後の先生に話しかけやすいことも、大きな魅力の1つですね。思う存分に意見交換が出来るように、このセミナーでは、ディスカッションや夕食の時間がたっぷり用意されています。改まった場で質問するには難しい内容でも、お話を伺うチャンスは無限です。私も、バーベキューの時間を使って、貴重なお話を聞くことが出来ました。


    ポスター発表は、本セミナーのホームページにもあるように「既発表の成果、未完成の研究でも構わない」点が大きな特徴です。学生の参加者をメインに、現在取り組んでいる研究テーマの進捗と成果、そして課題について発表が行われ、熱心に議論を交わす姿が会場のあちこちで見られました。これまでの成果を詰め込んだ私のポスターにも、多くの先生方、学生に足を運んでいただき、充実した時間となりました!


    予定された質疑応答の時間をオーバーしても、尽きることの無いディスカッション、、、
    今回も、終始、夏の暑さに負けない白熱したセミナーとなりました。
    私も負けずに、熱い議論を交わすことが出来る知識/実力をつけるべく、引き続き研究に邁進します!!


    ぜひ次の機会にも参加したい、そして、後輩たちにも自信を持って勧めることが出来るセミナーでした!

ふじまき