2016 Asian SOFC Symposium(東京大学, September 4th-7th 2016)体験記 (Writer:藤巻義信)
今回はAsian SOFC参加のため、まだまだ暑さの残る東京へ行って参りました。Asian SOFCは、名前のとおり固体酸化物形燃料電池の国際学会です。日本/韓国/中国の研究グループを中心に、集まった研究者から研究成果の報告があり、熱いディスカッションが行われていました。
全体的に、現在の研究動向やSOFCシステム全般に関する話題が多く、各国の取り組み状況と今後の展望について知ることが出来る、有意義な時間を過ごすことが出来ました。連日の昼食時間に開催されたポスター発表も盛況で、一般の研究者から同世代の学生まで、みなさん日頃の研究成果を熱心に説明されていました。
初日の夕方には、私も口頭発表の時間をいただき、特に空気極の電極反応場について、直接測定の結果を報告させていただきました。発表後には、複数の質問&コメントを頂戴し、自分の取り組んでいる研究テーマに興味を持ってもらえたことに、とても嬉しくなりました!
会場では、昨年まで雨澤研究室に在籍していたLingさん(現在、中国鉱業大学@江蘇省)と再会! お互いの元気な姿を見るや否や、気がつけば会場の前で肩を組んで写真を撮っていました。私がお世話になっていた産業技術総合研究所のチームも、メンバー総出で参加されており、すかさず川田研OBのRiyan(現在、産総研@つくば)も合流。あっという間に、懐かしの川田・雨澤研メンバーズが集まりました!(*^―^*)笑
同世代の仲の良いメンバーが、新しいフィールドで元気に活躍している様子を見て、「こりゃ、自分も負けていられないぞ」と、より一層、身が引き締まる思いです! 国内の、かつ短い会期の学会ではありましたが、懐かしさを感じるとともに、刺激をたくさんもらった国際学会となりました。