MS & T 2015体験記 (Writer:岡本悠祐)
2015年,10月4日-8日にかけてアメリカのオハイオ州,コロンバスにて行われたMaterial Science & Technology 2015に雨澤先生とともに参加してきました.この学会は私が参加したセッションである "International Symposium on Defects, Transport, and Related Phenomena"のほかにも,セラミックス材料や生体材料など様々な種類の材料に関するセッションが開催されていました.また,会場内で最も広いホールを貸し切って行われていた企業の展示ブースには90社ほど参加しており,大変賑わっていたことがとても印象的でした.
私は"Influence of Cation Nonstoichiometry to Oxygen Nonstoichiometry in Mixded Ionic and Electronic Conducting Perovskite Oxides " というタイトルで発表を行いました.今回は私にとってはじめての国際学会でのオーラル発表ということで,研究の中身がきちんと伝わるか,興味を持ってもらえるか心配でした.そのため,当日はかなり緊張しましたが,質疑応答の時間はもちろん,終わった後の休憩時間でも研究に関して声をかけられることもあり,有意義な発表を行うことができたのではと思っています.
今回の学会のように様々な国から集まった研究者が活発に議論する場に参加できたことは私にとって勉強になるとともに,とても貴重な体験となりました.こうした経験を今後の研究に生かしていきたいと思います.