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編入学生へのインタビュー (大村信亮さん)





大村信亮さん 2012年度編入学

Q1:なぜ雨澤研を選んだの?
・私は静岡大学機械工学科を出て東北大に来ました.エネルギー利用に興味があり,学部では太陽電池の研究をしていましたが,当時の教授が勇退されることもあり,他大学を含めた別の研究室に目を向けるようになりました.いくつかエネルギー系の研究室を見学した中で,固体中をイオンが流れる現象や非常に高い効率で発電できる燃料電池に興味を持って雨澤研を選びました.見学の際,教授がとても楽しそうに研究のことを紹介してくださり,本当に研究が好きなんだなぁと思ったのを覚えています.

Q2:途中から研究室や研究テーマを変えたら研究や勉強が大変にならないの?
・大変は大変でしたが,他研究室も含めた先輩や先生方のサポートもあり,やってやれないことはありませんでした.また,全く違う分野に飛び込んだつもりでしたが,思っていた以上に学部での講義や研究に関する知識が役に立ちました.講義で使った教科書をとっておいて本当に良かったです.

・研究室は比較的閉じた社会で,研究室ごとに雰囲気が全く違うということを雨澤研に来てから感じました.良い意味で.多少大変でも,異なる研究環境でやってみると色々発見があるので,思い切ってみる価値はあると思います.

・全体的には,研究関連より生活の変化のほうが戸惑うことが多かったです.気候や地形が違うため,生活に慣れるのに時間がかかりました.仙台は好きですが,坂が多いです.

Q3:雨澤研はどんな研究室ですか?
・先生方やスタッフのサポートが手厚く,かつ学生の自由度の高い研究室だと思います.自分も周りの学生も,データと自分の考えをもって相談に行き,先生の考えを伺った上で最終的には学生の判断で研究を進めていました.先生方は研究に対しては厳しいですが,人格的には優しいです.スタッフの方々も色々と面倒を見ていただきました.

・メンバーはインターナショナル色が強かったです.当時はインドネシア,タイ,中国,ノルウェーなど,色々な国からの留学生,研究員,ポスドク等が所属しており,濃いメンバーだったので特にそう感じたのかもしれません.研究以外でも各国の料理などご馳走になったりして,大変貴重な経験ができました.また,「会話したい」というモチベーションができたので,英語の勉強がはかどりました.

・他研究室との交流が盛んでした.研究分野が重なっている他研の先生方,スタッフ,学生とは,学会やゼミをはじめ特に関わる機会が多く,公私ともに仲良くしていただきました.学部時代からの知り合いがゼロだったので,飲みに行く友人ができたのは良かったです.
(2015/10/18 記)