技術室長挨拶

　多元物質科学研究所技術室は、多様な専門技術で研究・教育活動を支援しています。少ない人員でも効果的に研究・教育活動支援が行えるよう組織改編を行い、基盤施設系、共通機器・研究プロジェクト系の二つのグループとし、今年で3年目を迎えます。
　基盤施設系では、機械・ガラス・光器械工場が、最新の設計システム、整備された工作機械・加工設備を駆使し、実験装置や器具、実験材料の精密研磨などの研究者からの加工依頼に対応しています。また、広報情報室では所内のネットワーク管理をはじめ、様々な媒体を用いて多元研の情報発信を担っています。
　共通機器・研究プロジェクト系では、所内の共通機器の管理および運営、測定を担うことで研究支援に努めるとともに、各研究室に赴き実験装置の開発・改良に携わることで研究所全体の発展に貢献しています。
　また、所内の安全にかかわる支援では、職場巡視を中心とした安全衛生管理のほか、放射線管理、寒剤高圧ガス管理、施設などその支援範囲は多岐にわたります。

　技術職員を取り巻く環境の変化とともに、求められる技術や業務も変わってきております。変化や状況に応じて柔軟に対応できる組織を目指し、より自由に現場で考え工夫しながら新しいことにも積極的に取り組んでいければと思っております。

　至らない点も多々あるかとは思いますが、引き続き、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

2025年4月
技術室長　工藤友美