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【2020.02.14】多元研生命有機・物理化学セミナー:国立循環器病センター山岡哲二先生講演会

多元研生命有機・物理化学セミナー:国立循環器病センター山岡哲二先生講演会

2月14日、国立循環器病センター研究所生体医工学部 部長 の山岡哲二先生に来仙・来学頂き、下記の要領で講演会を開催致します。
材料化学の観点から生体材料開発に取り組んでおられる世界トップレベルの研究者です。
分かり易く御講演頂けますので、異分野の先生方も学生さんをお誘い合わせの上、是非ご参加下さい。
多数のご参加をお待ちしております。
会場でお会いできること、楽しみにしております。
よろしくお願い致します。

日時: 2020年2月14日(金) 16時~17時半(予定)
場所: 東北大学多元物質科学研究所 東研究棟1号館(旧称:反応化学研究棟1号棟)3階 会議室(307号室)
主催: 東北大学多元物質科学研究所・有機・生命科学研究部門
共催: 物質デバイス領域共同研究拠点、ダイナミックアライアンス、 他

講演題目:組織工学⊃再生医療:異種脱細胞化組織と自己殺細胞化組織による組織再生戦略 (”⊃”は、部分集合の記号)
講演者 :山岡哲二先生(国立循環器病センター研究所生体医工学部 部長/世界バイオマテリアル学会連合日本代表 )
講演要旨 : 組織・臓器の再生治療が注目を集めている。日本の再生医療新法では生きた細胞を利用した組織再生のみが対照となっているので、海外で広く臨床利用されているヒト組織由来脱細胞化心臓弁・血管・真皮・末梢神経などは、再生医療等製品ではなく医療機器として扱われることになる。しかしながら、我が国では”ヒト組織由来”という点が大きなハードルとなる。私たちは、このような状況をかいくぐって実用化可能なバイオロジカルスキャホールドの開発を薄めてきた。本講演では、我々が進めている脱細胞化異種超小口径血管(内径2-3mm、長さ30cm以上)および殺細胞化自己真皮による組織再生戦略について、その設計・POC取得・臨床化までをご紹介したい。.

略歴:
1991: 京都大学大学院工学研究科博士後期課程修了
1992-2004:京都工芸繊維大学・繊維学部・高分子学科 助手・講師・助教授
1996:Research Associate of Department of Polymer Science and Engineering, University of Massachusetts at Amherst.
2004-:国立循環器病センター研究所先進医工学センター生体工学部 部長
2010-現在:独立行政/研究開発法人 国立循環器病研究センター研究所 生体医工学部・部長(改組)
専門分野 : 再生医療、生分解性高分子、遺伝子デリバリー、分子イメージング
受賞歴(抜粋)
平成7年:高分子研究奨励賞(高分子学会)、平成14年:日本バイオマテリアル学会科学奨励賞
平成15年:ナノテク共同研究テーマオーディションベンチャー賞、平成22年:日本バイオマテリアル学会賞
平成23年:繊維学会賞、平成23年:IAAM Medal-2010 (International Association of Advanced Materials)

問合先 : 和田健彦
TEL: 022-217-5608;FAX: 022-217-5609
E-Mail :hiko@tohoku.ac.jp

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