当研究室では、DNAやRNAなどの核酸、そしてタンパク質など生体高分子の、次世代インテリジェント型ナノバイオ機能材料への応用を目指し研究を行っています。
 ナノバイオ分子において、その優れた機能のon-off制御は、実用化に向け重要な課題であり、我々は外部刺激に応答して機能発現のon-off制御が可能な人工核酸の創成に取り組んでいる。さらに、がん細胞特有の細胞情報に応答し、正常細胞には副作用を発現しないがん細胞特異的遺伝子治療薬の開発や、制限酵素やDNA組替え酵素の外部因子による自在な機能制御の実現に向け研究を行っています。

主な研究内容
1.外部刺激応答型人工核酸の開発
2.細胞内環境応答性生体機能核酸材料の創成
3.光化学を活用した新しいケミカルバイオロジー手法の開発
4.外部刺激応答性機能性タンパク質の創成
5.タンパク質やDNA/RNAなど生体高分子を不斉反応場とする超分子不斉反応系の創成

【研究キーワード】 遺伝子治療・がん細胞特異的治療薬・siRNA・アンチセンスRNA・ケミカルバイオロジー・生体機能分子・アンチジ-ン・核酸・タンパク質・超分子・光不斉化学反応・不斉増幅・不斉伝播・不斉反応場・ゼオライト・シクロデキストリン・生体高分子・タンパク質・二重鎖核酸・血清アルブミン・基底状態・励起状 態・分子間相互作用・ホスト-ゲスト化学・反応制御・機能性分子


人工核酸詳しい説明/詳しい説明(PDFファイル1PDFファイル2

・外部因子による認識制御

・アンチセンス・アンチジ-ン核酸

・遺伝子診断・DNAチップ


不斉光化学反応詳しい説明/詳しい説明(PDFファイル1PDFファイル2

    

・生体高分子を不斉反応場とする超分子不斉光化学反応


光反応解析

・レーザー分光(過渡吸収測定・蛍光寿命測定)