平成12年6月6日

小テスト&基本調査

裏面を使用してよい。

番号[               ] 氏名[                  ]

注意:本講義の初回に説明したように、全項目に記入すること。未記入の項目があれば、欠席扱い

1.平板間に働く反発力を求める基礎式を書いて、その意味を説明せよ。

前回のテストと同じなので、略。

詳しくはここ
さらに、詳しい、式の変形はここ

2.表面電位について、導体と絶縁体それぞれの場合を比較しながら、説明せよ。(再掲)

<前の小テストの解答例を参考にすること>

3.コロイド化学が関わる日常の現象を1つ例示し、どういうふうに関わっているのか説明せよ。

牛乳やお茶、温泉、自動車への塗装などいろいろ考えられる。

分散と凝集などが示されれば良い。

4.電気泳動とはなにか。知っていることを説明せよ。血液検査でよく使われる。

たとえば、蛋白分画では、ゾ−ン電気泳動(支持体セパラックスSP,染色液ポンソーS)で行っている。また、プラスミド DNA の制限酵素処理(ある特定のDNA配列を認識すると、そこでDNAの二本鎖を切断する酵素(制限酵素)を用いて、目的のDNAを切断すること)では、切断したDNAは、電気泳動によりDNAの長さを測ることができるそうだ。またリガーゼを用いる事により、異なったDNAを同じ酵素で切断したのち、再びくっつけたりする事もできるということである(DNAの結合)。これは、二本鎖DNAは、水素結合を形成しているため、塩基の持つ電荷を打ち消しあっているためで、これにより、分子全体としては、リン酸基が電離した際の負電荷が主となり電場を掛けると、正極の方へ移動していく、つまりはこれが電気泳動である。

つまり、コロイド等で、表面電荷を有していると、その電荷と逆の電荷がかかった電極に動くのが、電気泳動である。