本研究分野では、有機分子の設計自由度に着目した分子集合体の多重機能性を試みている。
有機合成化学、錯体化学、物性化学の手法を駆使して、導電性・磁性・強誘電性・強弾性の観点から、分子性材料の電子-スピン構造や動的な運動自由度を設計し、その集合状態と機能性を制御する事で、マルチファンクショナルな分子性材料に関する研究を行っている。さらに、伝導性や発光特性を発現する機能性ナノファイバーの創製に着目し、電子活性なπ共役系分子への電荷移動相互作用、疎水性相互作用、水素結合性相互作用を導入し、らせんナノファイバーやフラクタルネットワークへのπ電子機能の付加に関する研究を実施している。
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