多元物質科学研究所
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装置紹介

装置紹介

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クライオ電子顕微鏡

単粒子構造解析やトモグラフィー、電子線結晶構造解析といった手法に対応しています。当研究室が誇る最新型装置です。

クライオ電子顕微鏡で観察する際に使用する試料を調製するための装置です。温度や湿度環境などを制御し、再現性のある試料が調製可能です。

実験装置

ウエスタンブロットなどの発光イメージングや、蛍光イメージング、CBB染色ゲルなどの可視光イメージングが可能です。また、イメージング画像から試料の定量解析もできます。

わずか1µLでの濃度測定を可能とした超微量紫外可視分光光度計です。高い濃度のサンプルでも希釈することなく直接測定可能です。

優れた無菌環境をつくっており、試料のコンタミネーションを防ぐとともに私たち実験者の汚染も防ぎます。クリーンベンチと異なり、エアーカーテンによりキャビネット内の空気が漏出しない仕組みです。

試料の分離・精製・分析までを高速で行います。

細菌や真菌などの生物を培養します。

大腸菌等の微生物の培養に用いることができます。消費電力が従来機の約1/5の最新型です。SDGsへの取り組みです!

アルミビーズを熱媒体とすることで、水・オイル等の液体を使わず、容易に検体の加熱が可能です。液体を使わないので衛生的です。ビーズバスの中にはたくさんのアルミビーズが入っています。

帯電している物質に対して逆の電荷をもつ風を当てることで除電を行います。クライオ電子顕微鏡の試料調製の際の除電や、実験台へのごみ付着防止として使用します。

TEMやSEMの試料作製する際に用いる親水化処理装置です。処理開始から完了まで全自動で処理されます。

冷却しながら試料の遠心分離を行います。

有害な気体が発生する際や、揮発性の試薬を取り扱う際に使用します。内部の汚染された空気は有害物質を取り除いてから屋外へ排出されます。

高温高圧にすることにより、器具や培養液などの滅菌を行います。

各種試薬の調製などで使用する超純水です。

試料の冷却などに使用します。浄水を使用しているので試料へのコンタミも心配ありません。

液体試料を高速回転することにより、液体中の菌体などを分離する装置です。

使用済みの実験器具の洗浄を行います。洗浄剤の投入からリンスまで全自動で行われます。高温かつ高い洗浄力があるので、より清潔に洗浄できます。

洗い終わった実験器具はこちらに入れて、6時間温風を当てながら清潔に乾燥させます。

PCRによりDNA断片の増幅などを行います。

試料を極低温で保持しながら超薄切片を作製する装置です。最小10nmまで薄く削ることができます。

  • クライオスフィア

  クライオミクロトーム使用時に超薄切片への霜の付着を防ぎます。

溶液中の成分を正確に分離・定量できる分析装置です。当研究室では主にタンパク質の精製に使用しています。

高周波の超音波振動を利用して、細胞や組織の破砕, 分散を効率的に行う装置です。細胞内に含まれるDNAやリボソームを単離するのに適しています。

光学顕微鏡の一種で、回折光と直接光の干渉を利用し、透明試料でも高いコントラストで観察できます。主に微生物の運動観察や、生細胞の内部構造の観察に適しています。

  • 実体顕微鏡

光学顕微鏡の一種で、左右の目に別々の光路を通すことで、試料表面の形状を立体的に観察できます。当研究室では、電顕用グリッドの観察に使用しています。

各種金属コーティングを短時間に効率的に行えるイオンスパッター装置です。操作が簡単で、かつ短時間でコーティングが行えます。

  • iBind  (Thermo Fisher Scientific)

抽出したタンパク質の分離操作を自動で行います。装置が分離操作を自動で行うことで実験の効率化や再現性の担保が期待できます。