さて、我々の大好きなa-Cu2V2O7 ですが、少し前に東北大物理のインフォーマルセミナーで中性子の結果を紹介しました。するとお隣金研の斎藤先生がご興味持ってくださって、早速マグノンスピン流を測定してくださいました。まだ非相反なところは表には出ていないようなのですが、スピンゼーベック効果による反強磁性体でのマグノンスピン流観測はそれほど多くないらしく、早速論文にしてくださいました。それにしてもはやい!びっくりです。海より深く反省しこれからは私も早く仕事します!
Y. Shiomi, R. Takashima, D. Okuyama, G. Gitgeatpong, P. Piyawongwatthana, K. Matan, T. J. Sato, E. Saitoh
Spin Seebeck effect in the polar antiferromagnet α-Cu2V2O7
Phys. Rev. B 96, 180414/1-5 (2017).
DOI:10.1103/PhysRevB.96.180414