蜂の巣格子は一般的な意味でのフラストレート格子ではありませんが、最近何かと話題になっています。別に話題だから研究する訳でもないのですが、昔当グループに在籍したK. Matanさんがalpha-Cu2V2O7を見つけてきまして、巻き込まれました。といっても、私は帯磁率測ってX線で構造を見ただけですが。。。我々の読みは一次元だったのですが、Matan さんのところの学生さん (Gitgeatpong君)は結局 QMC までやって、この系を蜂の巣格子系と決めました。凄い!というわけで、今後が楽しみな物質です。乞うご期待。
Magnetic structure and Dzyaloshinskii-Moriya interaction in the S=1/2 helical-honeycomb antiferromagnet alpha-Cu2V2O7,G. Gitgeatpong, Y. Zhao, M. Avdeev, R. O. Piltz, T. J. Sato, and K. Matan, Phys. Rev. B92, 024423.