2019年度金属資源プロセス研究センターワークショップ
高温反応場における動的界面の可視化
日常的に使用する金属のほとんどは、高温場で溶融状態とし、製錬反応を進行させることで純度を高め、生産されている。鉱石等の原料より金属を取り出す乾式製錬プロセスは、いずれも高温における反応によって金属を溶融状態で抽出するプロセスであり、鉄鋼・非鉄問わず、広義には電解製錬も原理的には同様の手法と言える。実際のプロセス解析の難しさは時々刻々と変化し続ける界面状態を含む反応場総体として理解することにある。新たな視点から「現象を視る」ことで、融体物性の制御と反応場の理解に結びつくことが期待され、高温融体界面とその力学的記述方法について、多くの皆様に議論いただきたいと思います。
記
日時:令和元年6月21日(金) 10:30 – 12:30
場所:東北大学多元物質科学研究所 南2号館1階セミナー室
主催:東北大学多元物質科学研究所金属資源プロセス研究センター,
日本鉄鋼協会製鉄プロセスフォーラム
共催:人・環境と物質をつなぐイノベーション創出ダイナミック・アライアンス
物質・デバイス領域共同研究拠点
協賛:日本鉄鋼協会東北支部
プログラム
10:30-10:40 趣旨説明
東北大多元研 埜上 洋
10:40-11:05 「SPHを用いた多相界面が存在する系の数値解析手法」
北大工院 問谷 一偉
11:05-11:30 「溶融塩電解時の電析融体-溶融塩界面における熱流動」
北大工院 澁谷 凌太
11:40-12:00 「近年の高温反応場における動力学解析研究動向」
東北大多元研 夏井 俊悟
12:00-12:30 総合討論
連絡先 夏井俊悟 natsui###tohoku.ac.jp
(###をアットマークに置き換えてください)