比熱容量を測定する際,試料へのレーザーからの入熱量を見積もるため,レーザー波長807 nmにおける吸収率が必要となります. キルヒホッフの法則(Kirchhoff’s law)より,吸収率と放射率は等価ですので,試料の垂直分光放射率を測定し,それを試料の垂直分光吸収率として用います. 試料の放射輝度の測定には,銅の融点を用いた定点黒体で校正した光学分光器を使用しました.