固体酸化物形電池(SOFC)の空気極材料におけるカチオンの不定比の影響
岡本 悠佑
現在、SOFCを中低温で作動させるための研究が広く行われています。SOFCを中低温で作動させた場合、空気極の性能が低下してしまい、SOFC全体の性能が低下してしまいます。本研究では中低温でも高性能な空気極材料を開発するための指針を得ることを目的とし、材料のカチオン組成比の変化させたときの影響に着目しました。カチオン組成比の変化によって、空気極としての性能に関わる性質に影響が生じることが考えられます。本研究では実際にカチオンの組成比が異なる試料を作製し、様々な測定を行うことによりその影響について検証しています。