2003年度(平成15年度) 環境表面科学(水曜1限8:50−10:20)
単位取得者(2003/7/16現在)
担当: 村松淳司
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1.講義の目的
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身の回りの表面科学・界面化学に関する現象に焦点を当て、それらの現象を物理化学で説明する。特に、環境科学に関する基礎的知識である、コロイドの分散凝集等の界面化学や、吸着・表面反応等触媒反応の知識を取得することを目的とする。
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2.講義の概要
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環境科学研究にとって基盤知識となる、表面や界面における物理化学を講義する。水質汚濁等の環境汚染、あるいは水質浄化プロセスのの機構解明につながる、コロイド粒子の分散・凝集について、DLVO理論を元に考察する。また、界面活性の働きなど界面に関する諸現象の理解を深める。さらに、環境触媒の機能理解のための、固体表面の物理現象、吸着、表面反応についても理解を深める。
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3.達成目標
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- (1)身の回りの表面科学・界面化学に関する現象が物理化学で説明できることを理解すること
- (2)水質汚濁等環境汚染の機構の解明や、水質浄化等環境保全プロセスの構築には、表面科学、界面化学が深く関わっていることを理解すること
- (3)環境触媒の作用機構を理解すること
- (4)それらの現象を物理化学で説明できることを理解すること
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4.講義日
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毎週水曜日1限
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5.教室
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環境科学研究科大講義室
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6.講義回数 14回(予定)
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講義スケジュール
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7.成績
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出席重視。毎回講義前に前回講義内容に関する小テスト実施。
概ね、7割以上出席で合格以上。明朗会計評点制度を導入。
小テストは、各問3行以上記入のこと。3行以上の記入があれば大抵の場合はok。
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8.約束
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- (1)遅刻は10分まで (毎回、冒頭20〜25分はテストを行うため)
- (2)居眠り、内職、雑談は即退場
- (3)あくまでも出席重視
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9.特別講義
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- (1)例年、温泉の化学、酒の化学、環境特別講義を実施している
- (2)要望があれば上記以外の特別講義を実施予定
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10.講義の補足情報は講義ホームページで
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(1)ホームページ http://www.iamp.tohoku.ac.jp/~liquid/MURA/kogi/kaimen/
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11.問い合わせ先
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- (1)電子メール mura@tagen.tohoku.ac.jp
- (2)ファックス 022−217−5211
- (3)村松の居場所: 片平キャンパス 多元物質科学研究所素材工学研究棟3号館2号室
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12.参考図書
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コロイド化学関係や触媒化学の基礎的な本(ブルーバックスでもよい)