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第42回固体イオニクス討論会(名古屋国際会議場, December 5th-7th 2016)体験記 (Writer:水野)




この体験記、初執筆となります。B4の水野です。この度私は、2016年12月5-7日に名古屋国際会議場にて開催された「第42回固体イオニクス討論会」に参加いたしました。この学会は私が取り組んでいるSOFCはもちろん、全固体型蓄電池やプロトン伝導体などの固体イオニクスの話題全般を対象としている学会です。正式な学会発表としては、この固体イオニクス討論会が私のデビュー戦となりました。


さて、この討論会、発表時間が15分なのは通常の学会とほぼ同じです。しかし、質問(討論)時間がなんと10分も設けられているというなかなかのクセ者。。。中途半端な発表準備と知識で臨んだ暁には、学会に参加していらっしゃる先生方に粉砕される、もしくは何の質問もしてもらえずに居た堪れない10分間を過ごすことになる、という前評判を伺っており、戦々恐々として本番に挑みました。
 そして訪れた自分の発表の番。出足から見事に転げ落ち、、、ということは無く、概ね順調にプレゼンを終えることができました!発表後にもしっかり10分討論させていただくことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができたと感じています。さらに、セッションの後にも色々な方から発表についての意見や質問を頂戴し、今後の自分の研究に繋がる様々な知見を得ることができました。
また、学会を通して、自分がまだ至らないところも様々認識することができました。例えば、訴求力不足や人の話を掘り下げていく力など。。。今後の課題を再確認できたというのも、素晴らしい機会でした。

最後に、B4のこの時期にこのような討論会に参加し、かつ議論もできるほど研究を進められるというのは、一学生の気合と努力だけでは到底成し得ることではありません。これまで研究が概ね順調に進められているのも、雨澤先生、中村先生、木村先生の熱心なご指導と、先輩方や同輩の温かいご支援があってこそです。この場を借りて皆さまに御礼申し上げます。皆さま、いつもありがとうございます!

B4 水野 敬太