ブックタイトルTAGEN FOREFRONT 03
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TAGEN FOREFRONT 03
1953年、愛知県生まれ。東北大学大学院工学研究科原子核工学専攻博士課程修了。工学博士。東北大学選鉱製錬研究所助手、東北大学素材工学研究所助教授、2013年より現職http://www.tagen.tohoku.ac.jp/modules/laboratory/index.php?laboid=51多元物質科学研究所エネルギーシステム研究分野 教授SATO, Nobuaki佐藤修彰資源・エネルギー・環境との共生を目指したプロセス化学の展開 基幹エネルギーをどうするか? 希少な資源をどのように得て、どのようにサイクルとして回していくか? 資源の少ない我が国にとって、避けては通れない問題であり、研究機関にとっても解決の糸口を早急に見つけなければいけない課題と言えます。ウランやトリウムを含む鉱石からの核燃料製造プロセスの開発研究や燃焼後の核分裂生成物および未利用ウランなどの安全な処理・処分プロセス開発も、その資源開発研究の対象として重要な位置を占めています。 佐藤修彰教授の研究室では、水溶液(湿式)系や非水(乾式)系における放射性核種の化学的挙動特性を把握し、高効率で廃棄物量の少ない核燃料のリサイクル方法や、レアメタル資源のグリーンプロセスの開発を行っています。レアメタルの中でも、供給不安を抱える希土類について、供給資源の多様化を目指した資源戦略に基づいた鉱石処理プロセスの開発を進めています。さらに、レアメタルグリーンイノベーションプロジェクトにより、RI使用施設の改修工事を行い、機器分析装置等を設置して施設の基盤整備を行うと同時に、必要な体制・人材の育成を行っています。 また、3.11の東日本大震災による福島第一原発事故により、本研究室では、土壌、樹木等における環境放射能調査や、原発サイト内における汚染除去、サイト外における放射能汚染評価と除染対策など、環境修復支援を中心に活動しています。04FOREFRONT REVIEWTAGEN FOREFRONT 24