ブックタイトルTAGEN FOREFRONT 02

概要

TAGEN FOREFRONT 02

多元物質科学研究所が推進する研究編集後記TAGEN FOREFRONT 02　７人の侍、第２弾であります。研究者のあくなき探求心の目と、優しい笑顔にズームインしました。東北大多元研の「さむらい」たちは、あくなき科学的探究心をもって、未知で未解決のサイエンスの問題の解決と、新たな技術の開発に果敢に挑戦しています。　２年半前に起こった、東日本大震災。この震災対応で、多元研は東北復興と日本の将来に貢献できる人物の育成こそ、大学における本来の復興支援の在り方だと考えています。種々の復興プロジェクトに積極的に若い学生、企業の研究者などに入ってもらって、研究推進の中で、学んでいただいています。　大学でなければできない、研究教育という分野を、最先端の技術開発をテーマに、推進している、熟練の研究教育者たち、というのも、今回の「さむらい」たちです。今後の発展に、こうご期待を！（A.M）■編集・発行国立大学法人東北大学多元物質科学研究所　広報委員会〒980-8577宮城県仙台市青葉区片平2丁目1番1号TEL 022-217-5204FAX 022-217-5211www.tagen.tohoku.ac.jp2013年8月30日発行取材を終えて　「多元」という見慣れない、聞き慣れない言葉に、個人的に興味と新しい世界への期待感を持って始まったこの情報誌の取材。第２回目となり、少しずつ自分の中でも「多元」という世界観に道筋が見えてきたような気がしています。無機・有機・生命という研究対象の「多元性」に加えて、視点・発想・手法・プロセスといった研究のあり方における「多元性」。同じ研究所にありながら、それぞれの先生方の無限に広がる「発想の多元性」に常に目を見張っています。　時代をブレークスルーする新しい発想へ。この「多元性」から新しい時代が見え始めていることを少しでも世に伝えられたら、と思っています。広報委員会委員長 福山 博之雨澤 浩史米田 忠弘髙橋 　聡秩父 重英村松 淳司和田 健彦研究室（教授）／研究分野主な研究テーマサステナブル理工学研究センター（つづき）柴シバタ田 浩ヒロユキ幸高度資源利用プロセス研究分野無機材料の熱物性値の評価法の開発と測定金属材料の凝固・変態の動力学異相界面における高温界面反応の基礎中ナカムラ村 　崇タカシ金属資源循環システム研究分野非鉄金属製錬における新規プロセス開発と環境負荷元素制御希土類金属の新規製錬プロセス・リサイクル技術開発超音波場を利用した新規技術開発（洗浄、分離、ナノ材料創成プロセス開発）「人工鉱床～Reserve to Stock～」新しい金属リサイクルへの取り組み先端計測開発センター柳ヤナギハラ原 美ミヒロ廣軟Ｘ線顕微計測研究分野高視野・高分解能軟Ｘ線顕微鏡の開発と応用極紫外リソグラフィー・マスクの実波長観察生物試料の軟Ｘ線分光顕微観察軟Ｘ線用高反射率多層膜ミラーの開発寺テラウチ内 正マサミ己電子回折・分光計測研究分野高分解能EELSによるナノマテリアルの光学物性評価法の開発と応用分光収束電子回折法によるナノ領域の精密結晶構造解析法の開発と応用ナノスケール軟Ｘ線発光分析システムの開発と材料研究への応用進シンドウ藤 大ダイスケ輔電子線干渉計測研究分野電子線ホログラフィーによるナノスケール電磁場計測の高精度化電磁場制御と伝導性評価のための電顕内探針操作技術の開発電場解析による帯電・電子放出機構の解明先端磁性材料、高温超伝導体、強相関電子系新物質の磁束イメージング米コメダ田 忠タダヒロ弘走査プローブ計測技術研究分野走査プローブ顕微鏡の高度化により、原子レベルで物質を化学分析できる顕微鏡の開発電子が持つスピンをより明確に可視化し、操作する技術の開発省エネルギーと量子コンピューター等の高度情報処理の両方から期待される、分子を 材料とし、スピンを利用するエレクトロニクス＝分子スピントロニクスの開発高分子ハイブリット材料研究開発センター三ミツイシツ石 方マサヤ也高分子ハイブリッドナノ材料研究分野高分子ハイブリッドナノ材料の開発高分子ナノ材料の配向・配列構造制御技術の開発高分子ハイブリッドナノ構造を利用した光電子機能発現高分子ハイブリッドナノ材料からなるソフト系表面・界面の特性解明及オイカワ川 英ヒデトシ俊有機ハイブリッドナノ結晶材料研究分野新規有機ナノ結晶（フォトクロミックナノ結晶、錯体ナノ結晶、デンドリマーナノ粒子など）の創出と物性評価次世代フォトニック材料を目指した有機ハイブリッドナノ結晶の集積・階層化プロセスの構築と光機能発現多孔質および逆オパール周期構造を有する高分子薄膜の作製と光・電子（誘電）特性生理活性物質のナノ結晶粒子化とナノ純薬の創製京キョウタニ 谷 　隆タカシハイブリッド炭素ナノ材料研究分野炭素ナノ薄膜を用いたナノエレクトロデバイスの開発ナノカーボン材料および複合材料を用いた高容量蓄電デバイスの開発炭素被覆メソポーラス構造体を用いた燃料電池・バイオセンサーなどへの応用水分散性カーボンナノ試験管を用いたバイオ応用芥アクタガワ川 智トモユキ行ハイブリッド材料創製研究分野多重機能を有する分子性材料の創成有機強誘電体薄膜メモリーの開発n型有機半導体材料の開発有機?無機ハイブリッド型ポリオキサメタレートの材料化中ナカガワ川 　勝マサル光機能材料化学研究分野ナノインプリント材料の開発ナノインプリントリソグラフィデバイスの創出シングルナノ制御に基づく光・磁気デバイスの創出下シモムラ村 政マサツグ嗣自己組織化高分子材料研究分野自己組織化によるバイオミメティック表面材料の創成構造化表面材料による海洋生物付着制御ナノ構造を有する高分子微粒子の作製と機能化新機能無機物質探索研究センター山ヤマネ根 久ヒサノリ典無機固体材料合成研究分野多元系酸化物や窒化物の新規物質探索と構造解析および結晶化学的研究活性金属を利用した非酸化物系セラミックスの新規合成プロセスの開拓ナトリウムを用いた金属間化合物の低温合成と構造解析および特性評価蔡サイ　 安アンポウ邦金属機能設計研究分野準結晶の創製と高比強度Mg材料への応用準結晶の構造解析と数理モデル金属組織制御による触媒の調製価電子構造制御による新触媒の探索佐サトウ藤 次ツギオ雄環境無機材料化学研究分野ソルボサーマル反応によるセラミックスのパノスコピック形態制御と環境調和機能可視光応答性光触媒の合成と環境浄化機能無機紫外線・赤外線遮蔽剤の開発革新的自動車排ガス浄化触媒の開発垣カキハナ花 眞マサト人無機材料創製プロセス研究分野白色LEDへの応用を目指した高機能な新規蛍光体の開発太陽光エネルギー変換を目指した新規光触媒の構築金属錯体をビルディングブロックとして利用した特異構造の金属酸化物および無機ー有機ハイブリッドの創製TAGEN FOREFRONT TAGEN FOREFRONT 49 50