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概要

TAGEN FOREFRONT 02

1969年、東京都生まれ。上智大学大学院理工学研究科応用化学専攻博士課程修了。工学博士。東京工業大学資源化学研究所 助手、助教授(准教授)、2008年より現職http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/nakagawa/index-j.html多元物質科学研究所 附属高分子・ハイブリッド材料研究センター 光機能材料化学研究分野NAKAGAWA, MasaruFOREFRONT REVIEW中川勝先進の光機能材料を目指した界面機能分子制御の探求 無機酸化物、金属、高分子の材料表面における濡れ、摩擦、付着、化学反応性などの性質を、有機分子や高分子の吸着単分子膜により制御することを目指し、シングルナノからの微細加工をカバーできるナノインプリントリソグラフィに注目し、単分子膜工学に基づく界面機能分子制御を通して、光機能の材料化学や光の機能材料の研究を行っています。 中川研究室では、有機高分子と金属・無機物質の界面に関して分子レベルで精密に設計し、新たな高分子薄膜系ハイブリットナノ材料の創出やその微細加工法の提案を行い、シングルナノからマイクロ領域の電子・光学・磁気デバイスの作製を目指して研究しています。 新しい微細加工法として中川研究室で現在着目しているのは「ナノインプリント技術」。微細加工技術において次世代のものづくり基盤技術として期待されている新しい技術で、分子レベルで考える化学的な視点から、界面機能分子制御の学理を目指しながら、先進的な光機能材料の創製を行っています。 “光、電子、磁力をあやつる”新しいナノインプリントリソグラフィデバイスの創出を目指しながら、再生環境エネルギー材料やシングルナノ構造体デバイスへの展開も始めています。主な研究テーマ1.光でつける ~金属微細構造形成・応用展開~多様な基板や高分子に応じて密着層として機能する、反応性単分子層の探求2.光でみる・光でつくる ~微細形状観察に適した光機能材料~パターン形成における残膜厚の数値化、欠陥検出、モールド表面の汚染を定量化する光硬化性蛍光組成物により、離型性に優れる離型分子層、光硬化性組成物の究明3.光をあやつる ~光機能素子への展開~網目状金属細線からなる透明導電性フィルム、可視光の磁場成分に応答するスプリットリング共振器からなるプラズモニックメタマテリアル、各種無機ナノ粒子を複合化した低/高屈折率光硬化性組成物による導波路デバイス、光学異方性を示す半導体ナノロッド配向薄膜、磁性ナノドット・ピラー材料の開発06FOREFRONT REVIEWTAGEN FOREFRONT TAGEN FOREFRONT 35 36